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···_季節は秋、水のように澄み切った秋の空
慧介はとある人物に会いに来た
アリのように人が蠢く街路とは違い、しーんとした路地裏
その時、誰かに方を叩かれたのだ
頭を殴られたようなショックが全身を貫く、ハッと振り返ると、そこには
中学生のような生々しさの女性がいたのだ、俺は
「なんだ、子供が来るようなところではないぞ」
そう言った、次の瞬間
少女が疾風の如く襲いかかってくる
すかさず俺は腕をクロスした状態で顔を死守したがそこだけでは足りない
彼女はフックを打つような形でナックルをつけた拳で体重をぶつけるように
殴った、その時は俺は筋肉を鍛えていたため死には至らなかったが
重傷を負うことになった、俺はうずくまって吐くような体制で何度も咳をした
「誰が子供だ、お前があれのことを教えろというものだから来たものの、なんなんだ?」
俺は死人のように青白い顔で言った
「え…あなたがあの…」
彼女は髪を人差し指でくるくるしながら言った
「なぜ気づかない?ガキなんかこんなとこに入るわけが無いだろう」
「すみません…つい….口が滑りました」
「まぁいい、本題に入ろう」
彼女はポケットの懐からタバコとライターを取り出し
タバコに火をつけ、吸う、フーっと煙を吐く彼女の姿は少しかっこよく見えた
引き続き彼女は言う
「で、今日はお前から頼んできたんだろう?私に説明してくれないか」
彼女が説明を求めたので、おれは淡々と話した
「…俺は怪しいと思っている有名企業がある、多分、数年後そこに喧嘩を売りに行くと思う
ただ、そこは大きくて、強靭な体格をした若者ばかり、俺や仲間たちでは到底太刀打ち出来ないだろう、そこで、あなたに手伝って貰いたいんだ」
「…なるほどな、まぁいいだろう、何を手伝えばいい?」
「私は…これを断られる可能性を考えてきました、今までの人にも断られてきましたから、もし
私とその大手企業が相手になった時のために、スパイをしてくれませんか?」
「うむ、確かにそれは断られやすい物だな」
彼女はタバコを1本空い終わったのかまた1本のタバコを口に咥え、ライターで火をつけようとする
カチッ…カチッ….カチッ….何度も押すが、火はつかない
「なぁ、慧介」
「は、はい」
「ライターを貸してくれないか?」
「ええ、もちろん」
彼女はタバコに火をつけて、微笑しながら帰った
チーン…
俺は驚いた、なぜならそこには人差し指で髪をクルクルしている
中学生のような生々しさのある女性がいたのだから
「貴方は…慧介?」
「お久しぶりです、朝日織 (あさひお)さん
「まさか、本当にこの組織が敵対するとは、」
「自分も正直驚きました」
「なぜわかったの?」
「それは…夢を見たんです、とても大きいものが私の目の前にあって、いくら攻撃しても倒れないし
ビクともしない、その瞬間、目が覚めました、初めはなんともないと思ったのですが
あとから謎の心配感が襲ってきて、あなたに頼みました」
「行動力凄いな」
「まぁいいでしょう、評価してやるわ」
(言葉の扱いが女性っぽくなったな…)
「というか、何をしていたんですか?」
「そうね、説明しましょう、今まで起きたこと」
私は朝日織、3年前にここ、ホッパーズロウ社に侵入した
面接はよく分からない面接だったけれど、侵入に成功。
私は最初、掃除などの役割を与えられた、そこから約1年、衝撃の現場を発見した
「よし…あとは事務所のところだけだ」
カシャカシャカシャ…
「ん?」
何か、作業をする音が聞こえる
私はその現場の前の壁に寄りかかりながら耳を立てた
バシッ!!
どうやら何かを叩いているようだ、直後、鳴き声が聞こえた
「うぐ….ごめんなさい….頑張るから」
「じゃあ早く作業を開始しろ、次は腕だ」
私は気になったから少し覗いて見たんだ、絶句したよ
そこには大量の子供たちが人形を縫っているんだから
もういいど言うけど、ここはおもちゃを作る会社、だからぬいぐるみを塗ってるの
コツっ…
思わず音を鳴らしてしまった
その瞬間、監視官がこちらに振り向いた
(あっぶない!!)
「なんだ?誰かいるのか!!!」
…
「クソ…」
私は早急に作業に戻ったわ
私はまだ過去の話をしようとしたけど、慧介が…
烈火のごとく怒り狂っていた
ゾクッ!!
全身に鳥肌が立った
こんなに恐怖を味わったのは初めて
私はしばらく唖然としていると
「聞いてられません、今すぐに皆殺しだ」
「ちょ、話はまだ」
「話は後だ」
「…」
彼はそう言うと
エレベーターに乗り、上へ上がって行った
エレベータの着いた階は激戦を繰り広げていた
そこには尾村がいた、尾村は慧介にこう言った
「!、慧介」
「生きててよか….」
ドドドドドドドド….
銃声だらけの階は一瞬にして収まった、なぜなら
彼が異様な殺気を抱いていたから
俺は、周りのことをわすれてゆっくり三節棍を取り出した
三節棍はヌンチャクの2本の棒を3本に増やしたものである
ズダダダッ!!!
なんで慧介はあんなに怒っているんだ?
俺は心配していたのに
…
「グフェァッ!!!」
!
俺が驚いている間にも慧介は敵を一掃する
何もかも忘れて俺は三節棍を振った
先端の方2つを持って顔面に突き刺したり
棒を振った後に回転をかけてから顎を粉砕したり
ドシャッ!!
ドッドッドッドッ!!!
「お….い..慧…介!!」
何か声が聞こえる
「落ち着け!!」
ドガッ!!
俺は背負い投げをされて ようやく意識が戻った
はぁ….はぁ….尾…村?
「元から居ただろうが、お前が急に暴れ出すから」
「で、結局何があったんだ?」
俺は全て話した、そうすると尾村は冷酷な口調で
「そうか…じゃあ、ここの奴らは生かせない、絶対に」
ドクン!
異様な気を感知した俺は咄嗟に三節棍を構えた
「なんでみんな倒れてんの?」
その男は普通の前髪で、血がべっとりと着いた日本刀を握っていた
俺は稲妻のような速さでそいつに接近し片手で三節棍のを上に振り下ろした
カキッ!!
三節棍は跳ね返された、かなりの速さで攻撃したはず
そうすると、やっぱり相手のカウンターは待っている
「怖いな、いきなり攻撃してくるなんて」
「おいクズ、子供を無理やり働かせて得た金はどうだ…」
相手は腰を低くし、刀を俺のみぞをち辺りに向けた
ザッ!!
相手は俺の胸に思いっきり刀を刺したが当たらない
「おい、クソ野郎 ここの情報吐けや」
「なんで見ず知らずの君に教えなきゃ行けないの?どったんばったん社員しばいてるみたいだけど」
「そっちがこっちの息子さらったんだろうが」
再び俺は三節棍を上下に勢いよく振り下ろした
今度は刀に当たったが、人体に影響はないようだ
「元々自分、刀なんか得意じゃないんだよね」
そう言うと奴はMP5を取り出した
「ズダダダダダダダ」
俺は無言で全ての球を弾いてやった
(相当な技術だな、三節棍は本来扱うのが難しいものなのに)
「おいクズ、油断したな」
俺はそう言って
やつの側頭部に回転と体重の乗せた懇親の一撃を食らわせた