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深夜、湘南の海岸に幹部達が集合する。
さっきまで湘南の海岸沿いを爆音が響いたのが嘘のように静けさが広がる。他の奴らは散っていって5人が海岸に残る。
ゴーストの幹部は5人と総長のタツシで構成されているがタツシは幹部会にはこない。
俺たちのみでの会議だ。
総勢150人を5人でまとめているだけあって皆選りすぐりの奴らだ。
話を切り出したのは四天王のひとりアザムだ。
「風間、お前がサボってるせいで鎌倉あたりは紅蓮の奴らが、かなりうろついていて襲撃含め毎週被害が出てる、いい加減ガリ勉女と距離をおいてくんねぇか?」アザム
「藤沢の駅周辺もこないだビックバンの奴らが、何やら商売はじめちまってるっていう噂だ」レム
「何か?俺がいないとお前らなにもできねぇのか?」俺
「そうじゃねぇ、ここまででかくなっちまったんだから、仕切るやつが必要なんだょ」サム
「自分1人だったらどうにでもなるが、下のもんを守るとなれば策は必要だ」エム
ゴーストが出来てからこの四天王を駒のように配置して作戦をたて有利に立たせるのは俺の役目だった。
「でタツシの考えは?」アザム
「アイツに考えなんてない、来たら潰すそれだけだ。」俺
「わかった、ツグミとは、ほどほどにして前のように指示をだす。」俺
「まずは鎌倉を奪還する、アザムとエム、レムの部隊に120人つけて明日の夜134号を流して由比ヶ浜の手前で止まり紅蓮の奴らを引きつけろ。
残りはサムお前が30人を引き連れ一旦逗子でいって由比ヶ浜まで戻ってこい。」俺
紅蓮は300人くらいの大規模な族だが頭上に同等のビックバンがいるとなると鎌倉での数では同じくらいと予測した。あとはあの女狐のツバキがどう出てくるかが鍵だ。
「お前はどこにいる?」アザム
「俺はタツシと衣張山から全体を見て指示を出す」俺
幹部会はなんとか、揉めることなく事なきを得た。
明日の鎌倉抗争で紅蓮にダメージを与えればしばらくは平和を保てるはず。
-翌日 12月24日-
アクセサリーショップを後にしツグミに連絡をいれた。
「もしもし、俺だけど今から迎えにいく」
「もうすぐ江の島に着くからまってるね」
せっかくの誕生日が台無しだ、なんとかツグミに勘付かれないようにこの抗争とツグミの誕生日を同時侵攻しなきゃいけねぇ。
「ごめん、まったか?」
「大丈夫だょ、こうやって改札を行き来してる人を見てた。今日イヴでしょ、みんな家族のもと、恋人のもとへ、ひとりぼっちの人もいるけど。。。今年は私、風間くんと過ごせるから。。。」
俺はメットをツグミの頭に乗せた。
「お前はよくしゃべるようになったな」
「そうかなぁ」
「いやいや、出会った頃なんて構ってくれなかったし」
俺はツグミのメガネを外した。
「やっぱりこっちがいい」
「メガネ返して💦何もみえないよ」
時刻は17時過ぎ、ゴーストが動き出すのは21時で指示してある。
20時過ぎには衣張山に登らないと指揮できない。
🌟次回予告🌟鎌倉での紅蓮との抗争が始まる。同時にツグミとのクリスマス&バースデーのトリプル企画を乗り越えられるのか
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