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いんくるーでぃんぐ
いんくるーでぃんぐ
前情提要これは私自身の解釈で彼らの話を書いたものです。本人たちの性格とは異なる場合もあります!左右固定(左:ねぴぁ一、右:やまもと)で、リバースやカプ解体は受け付けていません。
様々なタイプの話がありますが、長編ではなく、思いついたときに思いついたものを書くスタイルです。
配信者ご本人たちとは一切関係ありません!まったくの無関係です!私個人の妄想ですので、カプ違いなどのコメント(ky)はお控えください。
それでも大丈夫という方は、どうぞお読みください。
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また二人だけの旅だ。今回は少し離れた温泉旅館を予約した。きっかけは、やまもとが電話で「最近肩が凝ってる」と何気なく言った一言だった。ねぴぁ一はそれを聞いてスマホを片手に三十分も検索し、旅行に詳しい知人にまで連絡して、ようやく見つけたのがこの宿だった。評価は一番高くなかったけれど、ホームページには「露天風呂から星空が見える」と書いてあった。
ねぴぁ一はそれを伝えるとき、かなり興奮していた。「露天風呂から星空が見えるんだって!」やまもとは「それ、宣伝文句だろ」と笑ったが、ねぴぁ一は「宣伝文句でも本当なんだよ」と譲らず、やまもともそれ以上は反論しなかった。
新幹線は終点に近づいていた。乗り込んで三十分ほどでねぴぁ一は眠ってしまい、ふと目を覚ますと、やまもとが自分の肩にもたれて眠っているのに気がついた。彼は動かずに、スマホの明るさを最低にして、しばらくTwitterを眺めていた。首は少し痛くなったけれど、それでも動かなかった。
やまもとは終点が近づく頃に目を覚ました。自分がねぴぁ一の肩にもたれかかっていたことに気づいたが、何も言わず、ただ体を起こして、ずれた帽子を被り直した。ねぴぁ一が「よく眠れた?」と尋ねると、やまもとは「まあまあ」とだけ答えた。
旅館は写真で見るよりも少し古びていたが、とても清潔だった。和服を着た女将が玄関で迎えてくれ、板張りの廊下を通って、障子を開けると、そこには和室が広がっていた。畳に、低い机、二つの座布団。窓の外には山が見える。
「いい眺めだな」ねぴぁ一はバッグを隅に置くと、窓辺に歩いて行って窓を開けた。冷たい空気が流れ込んでくる。杉の木と土の匂いがした。「夜はかなり涼しくなりそうだね」
夕食の前、二人は温泉へ向かった。露天風呂はそれほど広くはなく、二人が並んで座っても肩が触れないくらいの大きさだった。石でできた湯船の縁には薄く苔が生えていて、水面からは湯気が立ち上ぼり、山の冷たい空気と混ざり合って、灯りの下で白く靄がかっていた。
「熱っ……!」ねぴぁ一が先に湯に入り、思わず声を漏らした。やまもとはゆっくりと体を沈め、お湯が胸のあたりまで来ると、手拭いを畳んで湯船の縁に置き、目を閉じて明日の予定を考えていた。ねぴぁ一は反対側の湯船の壁にもたれかかりながら、穏やかな表情を浮かべるやまもとを横目で見ていたが、やがて自分も目を閉じた。あたりは静かで、竹筒から温泉が流れ落ちる音だけが聞こえてくる。
ねぴぁ一は我慢できずに片目を開け、湯気越しにやまもとを見た。やまもとは目を閉じ、頭は少し後ろに傾けられ、喉仏が灯りに照らされて小さな影を落としている。肩のラインはお湯の熱さで赤くなっていて、普段はよく皺を寄せている眉間も、今は緩んでいた。ねぴぁ一は、やまもとが目を閉じてリラックスしている表情が、普段の彼とは全く違って見えることに気づいた。どちらかというと、日向ぼっこをしている猫のように見える。
「何見てるんだよ」と、やまもとが突然目を開けた。
ねぴぁ一は驚いて、危うく湯船で滑りそうになった。「え……なんで目ぇ開けたの分かったの」
「喋らなくなったから」
「……レーダーかよ」
やまもとは軽く笑って目を開け、まっすぐにねぴぁ一の目を見つめた。二人の間を行き交う湯気が、その場の空気を少しずつ変えていく。
ねぴぁ一は自分の顔が少し熱くなったのを感じたが、それが温泉のせいなのか、それとも別の理由なのかは分からなかった。「別に……ただ、目ぇ閉じてる時のもとって、なんかいつもと違うなって思って」
「違う?」
ねぴぁ一は少し考えたが、本当のことは言わなかった。「寝てるみたいだなって」
やまもとはしばらく彼を見つめていたが、何も答えず、再び目を閉じた。ただ、その口元が少し動いたのを、ねぴぁ一は見逃さなかった。
夕食は女将が腕によりをかけた会席料理だった。小鉢や小皿が所狭しと並べられ、一品一品が模型のように精巧に盛り付けられている。
「どれも美味しそうで、どっから箸つけていいか分かんないな」ねぴぁ一は箸を持ったまま迷っていた。
食事の前の祈りを終えたやまもとが答える。「左から右に」
「なんか意味あんの?」
「いや」やまもとは箸を伸ばしながら言った。「お前が従うかなって思っただけ」
ねぴぁ一は笑いながら、一番左にある魚の煮付けをつまんで口に入れ、もごもごと彼を軽く罵った。
食べている最中、ねぴぁ一はやまもとの器の中に、見慣れない焼き魚が一切れあるのに気がついた。「これ、なに?」
「鮎。お前の分はさっき自分で食ってたろ」
ねぴぁ一は驚いた。「気づかなかった……」
「食うのが早すぎるんだよ」
ねぴぁ一が何か言い返そうとすると、やまもとは自分の鮎の残り半分をつまみ上げて、彼の器に置いた。ねぴぁ一はその魚を見つめる。
「食べないの?」
「もう味見したから」やまもとは別の料理へと箸を伸ばす。
ねぴぁ一は「そっか」とだけ言って、その鮎を食べた。やまもとが本当に味見をしたのかどうかは分からない。でも、彼が「味見した」と言うときは、いつだって「お前が食え」という意味だと、ねぴぁ一は知っていた。
夜、二人は部屋に布団を敷いた。女将に教わりながら、ねぴぁ一は「任せて」と張り切ったが、敷き終えた布団はあちこち曲がっていて、窓際は皺だらけになっていた。やまもとはその隣に膝をついて、もう一度きちんと敷き直し、枕を正しい位置に置いた。ねぴぁ一が礼を言うと、やまもとは「次は俺がやる」とだけ言った。
明かりを消すと、窓の外の月明かりが差し込んで、畳を薄い青色に染め上げた。やまもとは布団の中で仰向けになり、布団を胸のあたりまで引き上げ、目を閉じている。ねぴぁ一も隣の布団で仰向けになり、天井を見つめていた。旅館の壁は薄く、遠くの廊下を歩く他の宿泊客の足音がかすかに聞こえてくる。
「もとであ」
「ん」
「明日、先に神社に行く? それとも滝を見に行く?」
「……まずは朝ご飯だな」
「朝ご飯は七時半だって」
「じゃあ、先に飯食って、それから神社。滝は午後だな」
「そうしよっか」
しばらくの沈黙。ねぴぁ一がもう一度口を開いた。「この旅館、どう思う?」やまもとは少し黙ってから「いいな」と言った。ねぴぁ一が「どこが?」と聞くと、やまもとは言葉を続けた。「温泉の温度もちょうどいいし、飯もうまい。窓からは山が見える。布団はお前が敷いてちょっと曲がったけど、後で俺が直した」
そして一拍置いて、彼は付け加えた。「お前も、いるし」
ねぴぁ一は布団を少し引き上げて、熱くなった耳のあたりを隠した。最後の三文字が、やまもとによってさりげなく紛れ込まされたのか、それともわざと最後に残されたのか、彼には分からなかった。
窓の外の月明かりが少し位置を変え、ねぴぁ一の枕元からやまもとの布団の上へと移動した。二人はもう口を開かなかった。山の風が松林を通り抜ける、かすかなざわめきだけが聞こえる。
ねぴぁ一は目を閉じて、さっきのやまもとの最後の言葉を思い返していた。これは多分、告白なんかじゃない。でも、何も言わなかったわけでもない。ただ、彼の見えないところで、やまもとがほんの少しだけ、彼の方に近づいていた。
——tbc
本当にいいですよね、この二人。最近、彼らのために絵の依頼もしたんです。でも、完成品が見られるのは六月の終わり頃になるかもしれません。出来上がったら、またこちらにアップしますね!
次のシーズンは真剣にガチマッチでウデマエを上げようと思います。今シーズンはずっとバイトをサボってしまって、もうイカを倒す感覚を忘れてしまった気がします。ww
それでは、お元気で。˙ᗜ˙
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