視界が真っ赤に染まる。血生臭い香りにおもわず顔をしかめ、改めて状況を把握するため、周りを見やる。
…あれ、、俺…???
ポタッポタポタ
目の前のほとけっちに違和感を感じて彼の頬に手を当てる。
、、涙??倒れてるのは、誰??赤い、髪の。
りうら「…。」
その少年は、目を閉じた。
-hotoke-「り゛うぢゃんッ!!!」
動かなくなったりうちゃんを必死で揺さぶる。
-hotoke-「死なないで…ッ。もぉ、誰も、、。」
廊下から声が聞こえる。
If 「にしても遅いなぁ~~あの二人。人参切んのにどんだけかかってんねん!もおアニキにどやされんのややぁ~!!」
ないこ「冷蔵庫の中身つまみ食いしてたりして笑」
-hotoke-「…たすけて、ッ。」
視点If
If 「!?ほとけが俺に助けを求めてる気がする!急げないこ!!はよ!!」
ないこ「は?ええ!?ちょ、待ってよぉ💦」
何だろう。何か凄く、嫌な予感がする。五年前にも、似たような、、。
バンッ!!
If 「無事かっ!?ほとけ!」
-hotoke-「ぃふくっ、。(涙)り、ちゃが、、。」
部屋に入ると同時に、涙を流すほとけと、そんなほとけの腕の中に血まみれのりうらがいた。側には血生臭い包丁と、バラバラになった人参。状況から察するにりうらが自分でやったのだろう。第一いくらほとけが強いからと言って、幹部でもない者にりうらがやられるわけない。
何より、首筋に浅い傷がある。刃物をゆっくり当てた様な、そんな傷。
俺はその傷を、知っている。
If 「ッチ!!またかこのアホ…!」
-hotoke-「ぃふ君、りうちゃ、りうちゃがぁ(涙)!!」
If 「落ち着けほとけ、アニキ呼んできて来てくれるか??」
-hotoke-「う゛んッ!!(涙)」
If 「よーしええこや。安心せぇ。りうらは絶対助けたる。」
焦る気持ちと、額の汗を拭ってシャツの腕を適当に捲る
りうらの側に座り、細心の注意を払って傷口の観察。
ほとけが落ち着いたのはええけど、だいぶ深いぞコレ…。とりあえず止血作業やな。頼むからアニキ来るまで持ちこたえてくれよ、、。
りうらの下腹部には、深く大きな傷があった。勢いに抗って無理矢理刺したような刺し傷が。刺さった所が良かったようで、運が良ければすぐ治る。…致命傷には変わらんけどな。
If 「ないこ!!薬と包帯!!」
ないこ「わかった。後…」
パンッ
スタっ。
ないこが手を叩いた瞬間何人かの部下が現れた。
ないこ「一応医師免許は持ってるみたい。アニキほどじゃないけど…頼んだよ。お前ら」
医師達「はっ!お任せください当主様。」
そういい残してないこはさっさと行ってしまった。
どうなってんねんあいつの人脈ッ!!
If 「取り敢えず血を止めたい!頼めるか?」
医師達「…これは、正直難しい状態です、、。諦めるしか…」
クソっ!、ほんなら他の方法考えろや指示待ちのカス共が!!お前ら医者やろ最後まで動けやゴミ!!!
If 「やったら水汲んでこいボケ!!患者の命かかってんねんやぞ!?医者なら動けや!!!!」
ピクッ
りうらの瞼が動く。
If 「大丈夫やでりうら。俺らがぜっったい助けたる。やからもうちょい耐えてくれ…。。」
バンッ!!!
-hotoke-「いふ君゛ッ!言われた通り連れて来たよっ!?」
悠佑「すぐ手術や!!初兎のラボ運べ!!!!」
初兎「えぇ~、僕のとこぉ??まあええけど。」
部屋に居た全員「…初兎/さん!?!?」
初兎「久しぶりやねぇ、みんな。」
コメント
4件
やぁぁあ!!🐤ちゃぁぁあんッ!やばい最高ですッ!!✨✨無理のない程度に続き待ってます!!♪✨
うわぁぁぁ!めっちゃ面白くなってきましたね!!!続きが楽しみすぎて振り袖選んでる場合じゃなくなりそうです!! 続き楽しみにしてますね!! あと、私が馬鹿すぎて話をちゃんと理解出来なくなってきそうなんで読み直してきます!!
裏話… No.3雪兎さんは、毒薬を作るのがすごーく得意!個人的には一生毒作ってたいけど、ボスに頼まれるから組織の治療薬製造も兼任してるみたい!! え?🐇さんとの関係??どーだろー???