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○終わり方が無理矢理感ある。
○低レベル。
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俺には彼女が居た。
名前は華奈だ。
華奈との関係は長く続き、結婚した。
家族や友人など、いろんな人に祝って貰った。
それから数年後、華奈が妊娠したと連絡が届き、急いで会社から病院へと向かった。
「華奈!」
「あら、早かったわね」
俺が名前を呼ぶと、微笑んで返してくれた。
それからはとても大変な日々だった、華奈のつわりは重いらしく、俺は慣れない家事を教えて貰いながらこなしていた。
どんなに難しい家事でも、産まれてくる子供の事を思うと、どんな仕事よりも頑張れた。
だが…
「華奈!華奈!!」
「危険です!!離れてください!!」
出産日から1週間前、地震が起こった。
俺は華奈を支えながら逃げようとした。
リビングを出ようと扉に手をかけた時、タンスが倒れ、華奈の頭はタンスの下敷きになった。
「!!」
「華奈!!!」
これまで出したことの無い程の大声で叫んだ。
俺がタンスをどかそうと手をかけた時、玄関から声が聞こえた。
「誰か居ますか!」
男の声と、微かにサイレンの音が聞こえた。
「ここです!!」
「華奈が…妻が大変な…」
「ぁ…」
自分の足元に血が流れてくる。
視界が涙で滲んで居て、まるで大きな花の上に立っているように見えた。
その後救急車で運ばれ、腹の子供は助かったものの、華奈は頭が潰れてしまい、助からなかった。
「華奈、少し早かったけど」
「俺らの子ども、元気に産まれてきてくれたよ…」
「そう言えばお前、子どもが出来たら家族写真が撮りたいって言ってたな…」
どうしようも無い感情が押し寄せてくる。
華奈は自分の子どもの顔を見ること無く死んでしまった。
「そう言えば…」
どこかでそんな花の話を聞いた事がある気がした…
「ねぇパパ」
散歩の途中、息子が俺を読んだ。
あれから数年の時が経ち、息子は小学生になった。
「ん?」
「どうした?」
「どうして皆にはママが居るのに僕には居ないの?」
俺は思わず足を止めてしまった。
あの日の記憶が鮮明に蘇り、黙り込んでしまう。
「パパ…?」
息子の呼ぶ声にハッとして軽く誤魔化す。
「あぁ、ごめんな」
「少し考え事だよ」
そう言って頭を撫で、続けた。
「お前のママはな、お前が産まれてすぐに」
「お花に変身しちゃったんだ…」
そう微笑むと、息子は目を輝かせた。
「そうなの!?」
「ママ変身できるの!?」
満面の笑みで俺に問う。
俺はそんな顔を見て、少し安心した。
「そうだよ、ママは変身できるんだ!」
「だからお前もお手伝い頑張って変身出来るようになろうな!」
「うん!!」
「僕変身出来るようになってママに会いにいく!!」
「そうだな、頑張ろうな!」
俺は息子と手を繋ぎ、再び歩きだした。
足元に咲く彼岸花は、美しく、優しい色をしていた。
彼岸花の花言葉は…
悲しき思い出
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