「ねぇねぇ!!暇だからなんか怖い話でもしようよ〜!!」
始まりは、蜂楽のそんな一言だった
正直俺は嫌だ。怖い話はあまり得意じゃないし、「これ」を話すのもなんだかな〜と言うところだ。
かと言ってこれ以外にネタは無いし…
「じゃあ潔と〜」
まてまてまてまて俺がいつ参加すると言った!?!?!?エゴが過ぎるぞ蜂楽 廻!?!?
「凛ちゃんも一緒にやろ〜!!」
凛は多分やらないだろうn
「やる」
どうしたんだよクールビューティ凛ちゃん!?!?あ、そうかこいつホラー好きだったわ
と、まぁこんな感じで参加者は集まって
一通りこんな感じ
蜂楽 廻「からあげクンたべたい」
千切 豹馬「さぁ、ひざまづきなさい!!」
國神 錬介「……」
雷市 陣吾「やってやらぁ!!」
糸師 凛「フンッ」
凪誠士郎「玲央、俺やって見る」
氷織 羊「まぁ暇やし」
黒名 蘭世「楽しみ楽しみ」
烏旅人「俺強制やったんやけど!?!?」
乙夜「みんなのハートに恋の手裏剣ズバッ!!どうもブルーロック所属(?)乙夜影太です♡」
御影 玲王「君色に染まるカメレオン!器用貧乏?なめんなよ!真似るぜパープル!御影 玲王!」(決めポーズ)
きしょ…さて、気を取り直して怖い話でもしようか
順番はどうしたものか…やはり王道のジャンケンか?それとも…
「じゃあ俺からね!!」
またしてもか蜂楽 廻
自由すぎてむしろ嫌いじゃない
まぁ言い出しっぺの法則でどうせ蜂楽が最初だっただろうな
今は蜂楽の話をしっかり聞いとこう
蜂楽 廻の怖い話
俺、夏休みがあんまり好きじゃなかったんだよね
宿題たくさん出るし、荷物は重いし
でも、ちょっとだけ好きなところがあったんだよね
サッカーをずっとできるんだ!!もちろん宿題やらなきゃ優に怒られてたけど…あ、優は俺の母さんだよ!!
俺は夏休み、ずっ〜と怪物とサッカーしてた
俺の思ったとこにいて、俺のすぐ先を走ってて
とにかく怪物は俺の理想だった
だから怪物とのサッカーが大好きだった
ある日、宿題を終わらせてまたサッカーをしようと外に出たんだ
いつもと変わらず、怪物はめちゃくちゃ上手い
ドリブルも、シュートも、トラップも
なんだってできた
俺はいつか怪物よりも強くなりたいと思ってた
でも、このままじゃ怪物にずっと負けっぱなしなんじゃないかって、寝る時にその日だけ考えちゃって…
そして朝が来て、昨日と同じで凄いくらいの晴れでジメジメと蒸し暑かった
優は昨日も描いてた絵をまた描いてる
完成はいつなのかな〜って少しワクワクしてたんだ
そして朝ごはんは昨日と同じ
まぁここら辺まではいつもと変わんなかったんだ
宿題の内容が昨日と同じなんだ
昨日のを消したのかって?そんなの無い無い!!間違ってても俺は消さないよ!!
(消せよ…)
そして怪物とサッカーをしてたんだ
でも、昨日転んだタイミング
昨日パスしたタイミング
昨日シュートしたタイミング
ぜ〜んぶ昨日と同じ
可笑しいなって思ったよそりゃ
だけど、明日はきっと大丈夫って思って何とか乗り切ったよ
でも…朝が明けても同じだった
同じ日を繰り返してる
なんで?なんで?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
なんで?
ずっとずっと繰り返し
俺は怖くなって、ナニカがやってるんだって思った
それで俺はいつもより早く帰ってみようって思った
帰路に着いたとき「ソイツ」は居た
そう、俺だ
その俺は気味悪く笑っていた
なんでか分かんないけど、ソイツより早く帰らないと俺は一生このままだって思ったんだ
それで俺は息を忘れるくらい走った
多分ちぎりんより速かったと思う
それでギリギリあいつより速く家に入れた
やった!!これで…って思ったらあいつは俺に言ったんだ
「後ちょっとだったのに…あ〜あ…」
俺はその瞬間意識が無くなった
目が覚めたら朝になっていた
また…って思ったけど、日付は変わってた
俺は終わらない夏休みから抜け出せたんだ
まぁ宿題はギリギリで終わったけど
「ねぇ、そのカラダちょウだイ?」
「まぁまぁ怖くてビビった」
「ちびらんでな爬虫類」
「誰が爬虫類じゃ」
「大阪県フランス市育ちの烏旅人やわ」
お前は日本人だ落ち着け爬虫類
「潔は大丈夫だった?」
「泣いてない?」
泣いてるか!!ガキじゃねぇんだよ!!バァカ!!!!!
「にしても以外と怖かったよな」
「まぁ実話だし」
「「「「「「はぁ!?!?!?」」」」」」
まぁ、だよな
蜂楽って結構寄せ付けるし
「ネぇ、ミえてル??」
コメント
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初コメ失礼します。 まじ好き速く潔君の話し聞きたい! 続きを待ってます! できるだけ早く続きを出してくでると嬉しいです!
短くてごめんね