ブルーロック
そこは才能の原石が集まる牢獄
今はチームZ。トレーニングルームに集まっている
(國神さん…だっけ。筋肉凄い…)
潔の体は細く、筋肉が付きにくい体質である
そんな潔の長所は…
「次。潔くん」
体の柔らかさを活かしたプレーである
「と、くに…ないで、す」
潔は嘘をついた
正確に言うと嘘ではなく、言うことが出来なかった
(言えない言えない!)
「そっか。次…」
潔がそんな事を考えている中。久遠が話を進めている
「よし。これを元に作戦を考えてみるね!」
(さ、作戦…。なら言ったほうが良かったかな…)
パンっ。と手を叩き、解散という声が聞こえる
(あとで言っとこうかな…)
潔は心の中で決心した
長所があれば、短所も見つかる
潔の短所は体の小ささ、筋肉がつかない事であろう
数分後。潔は久遠に話しかける
「あ、っと。久遠さん…」
「?どうしたの潔くん」
ひっ。と潔は声を漏らす
「じぶんの…ちょうしょのはなし…」
「あ!まとまったんだね。それで?潔くんの長所は?」
「からだのやわらか、さをつかったぷれー…です」
「OK。教えてくれてありがとうね!」
「はっ。はい…」
人と話すことが苦手なせいで少し幼く聞こえる喋り方
そんな潔にも曇ることの無い笑顔を向けてくる久遠
潔には暖かくて、眩しい。太陽のような笑顔に見えた
(僕も、いつかあんな風に)
なりたいと。潔は強く願った
潔がしっかりと話せるようになるのは時間の問題
優しく、暖かく接しればすぐに心は開くであろう
逆に、厳しく、冷たく接しれば心の扉の鍵穴は錆びてしまうだろう
潔世一は繊細な人間である
コメント
1件
えっめっちゃ素敵… 潔の気持ちはよく分かる(?)なぜなら…自分は学校ですみっコぐらししてるのだからなぁぁぁぁぁ!!!!!