※以下、視点がウル視点になっております
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お嬢様が「止まれ」といった瞬間、罪という少年が止まった。
「──すみませんお嬢!!」
「君達のオジョウサマってそれ使えるんだね。でも雹もあるし、役立たずじゃない?」
(ナイフを再び握る)
動きが解かれた”罪”はルズ先輩と再び戦い始めている。
私はというと結界の解除をしている。
だけど肝心の結界を解くための『鍵』が見つからない
すると”罰”という少年が灯籠から降りて
お嬢様に近づいていき
「お姉さんってもしかしてさ、使えるのかな?縺励縺ヲ繧?」
私は彼が何を言っているか分からなかった。
その言葉を聞いた瞬間考えることが出来なくなったような、ノイズがかかったような
知ってはいけない、知らせない
そんな気がした。私は混乱に陥った。
そしたらお嬢様が驚いた様子で
「──ど□で□れを□□た?」
「教えると思う?ニンゲン?」
「罰?役立たずでもそんな奴に近づいちゃ駄目だよ?忘れたの?ニンゲンにされたこと」
「余所見するんじゃありませんよクソガキ!!!」
「大丈夫だよ~罪。この人もう殺しちゃうから」
そう言って罰という少年はお嬢様にナイフを刺そうとする。
「あ!そうそう!言ってみたかったんだよね!遺言はあるー?」
「──ハッ!こちとらシスコンの弟との約束で死ねないんでね!!」
「へー。じゃ、さようなら!!」
「っな!やめなさい!!」
「おッ、お嬢様!!」
ナイフが雷によって弾かれ、雹がやむのは一緒だった。
雷を落としたのはメイド長こと───雷音竜華
「───あんた達、お嬢様に何してるわけ?」
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