魔王「グルルルル…」
イザ「どしたよ、何やってんだ撃てよお前ら」
苛立つイザの様子はどこか焦っているように見えた
悠「あれが魔王なのか」
魔王というより、グレイ宇宙人のような見た目をしている
メント?「さぁ頼んだぞ…」
そう言ってメントはどこかに転移した
部下「んだ?てめぇ!」
柄の悪い部下がバールで切りつけたが、パキンと折れてしまった
部下「へ?」
すかさず魔王はバコンと部下の顔面を凹ませた
大量の血しぶきを上げて、部下は息絶えた
魔王「グゲゲギャギョ」
すると、魔王は手を合わせて呪文を唱え始めた
兵士「何だあいつは…」
ごにょごにょと兵士たちは話し始めた
悠「奴の存在は平兵士にも伝わってねぇのか…」
その瞬間、魔王の周囲が青い炎で燃え上がり始めた
悠「青い炎!?あの学園長が使ってたやつか!クソ、リンク!」
俺はリンクで一旦元の世界に避難することに成功した
対して収容所では、豪炎が舞ってマフィア、兵士構わず焼き殺していた
兵士「ぎゃああああああ!」部下「熱い!熱い!やめろおお!」
パク「いやあああああああ!!!」
そこにはかつてのボス、パクでさえも青の炎に焼かれてしまっていた
二ム「兄貴!兄貴早く逃げようよ!」
イザは目の前の光景に酷く混乱していた
イザ「あぁクソが」
ムニョ「とりあえず走って離れるぞ!」
三人はできるだけ炎から逃げて走った
距離を取ったところでイザはウージーを装填し、魔王に銃口を向けた
イザ「全員死ねぇ!」
ズドドドドドドドドドド
全弾魔王に直撃したが、魔王は無傷であった
イザ「クソ、今ので全部弾使い切った」
すると魔王はこちらに気づき、ドシドシと走って迫りくる
ムニョ「オイ…逃げなきゃまずい…」
バコーン!とんでもない速度でムニョの顔面を殴り抜けた
ムニョ「グばはぁ!!!」
ムニョは大量に吐血して、息絶えた
二ム「こっちくんなぁ!」
バン!バン!と持っていたハンドガンで撃つも、顔を握り潰された
イザ「兄貴…二ム…」
そして、沈黙のまま見つめ合う二人
イザ「頼むよ、助けてくれよ」
イザは懇願するも「えへえ?」と薄気味悪い笑い声をあげる魔王
悠「こっちだクソ野郎!」
魔王はこちらに気づき、俺はバン!バン!と猟銃を放つが、びくともしない
悠「一旦引く!こっちだ走れ!」
俺はイザの肩を掴んで走った
魔王「ぐげげ…」
一気に鬼の形相になり、怒り狂う魔王は俺たちに向かって突進してきた
悠「クソ!」
追いつかれる、その時、空から救世主が現れた
ヒューン!ズドン!と魔王の前に降ってきた剣士、カイラだった
カイラ「貴様が…母を殺した…!」
睨みつけるカイラに笑う魔王、災厄と最強の戦力とのリベンジマッチが始まる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!