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「海賊にはなってやるよ…約束だ!!海軍と一戦やるからにはおれもはれて悪党ってわけだ…
だが、いいか!!おれには野望がある!!!」
「『!』」
「世界一の大剣豪になる事だ!!!!こうなったらもう名前の浄不浄も言ってられねェ!!
悪名だろうが何だろうが、おれの名を世界中に轟かせてやる!!!
誘ったのはてめェらだ!!野望を断念する様な事があったら、その時は腹切っておれにわびろ!!!」
「いいねえ世界一の大剣豪!!海賊王の仲間ならそれくらいなって貰わないとおれらが困る!!!」
『うん、なれるよ絶対』
「ケッ言うね」
ゾロの野望を絶対に否定しない二人。それは、海賊王の夢をゾロは否定しなかったからだ。
特にルフィは夢を否定されることを大いに嫌う。もちろん、笑われることも。エマだってそれを分かっているから何があっても否定しないのだ。
「何ボサっとしてやがる!!!とっととそいつらを始末しろ!!!」
「しゃがめゾロ!!」
『回収は任せて』
「!」
「ゴムゴムの…鞭!!!!ってうわ剣がァ!!」
「何やってんだ!!この量はさすがに裁ききれねェぞ!!」
『ししっ奪取』
喝を入れられ少し動く海兵に対してルフィは全員を一気にまとめて蹴った。が、海兵全員が持っていた剣を一斉に離すと当然のようにルフィとゾロに降りかかる訳で。
慌てふためく二人を見て笑いながらエマは動いた。上半身だけすごいスピードで飛び、一瞬で全ての刀を回収したのだ。
「!!?」
「エマ!!!助かった!!ありがとう!!」
「や…やった!!すごいっ!!!」
「てめェらは一体…!!」
「おれはゴム人間だ!!!」
『霊人間、というかもう幽霊?』
吹き飛ばされた海兵とエマの手の中にある無数の剣を見て驚きを隠せないモーガン大佐。
コビーは喜んでいるが、あのゾロでも引き気味に二人を見ている。
「ゴ…ゴ…ゴム人間!!?」
「それにゆ…幽霊なんて…!!」
「た…大佐!!あいつら…!!我々の手にはおえません!!」
「ムチャクチャだ!!あんな奴ら…!!」
「それに…ロロノア・ゾロと戦えるわけがない…!!」
「……!」
とどんっ!と大きく構える規格外な三人を見て引き腰気味に弱音を吐く海兵。
モーガン大佐は海兵を見て怒りを感じたのか、無言で見ていた。そんなモーガン大佐が口を開くと
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