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第二十六話 呪われたケーキ屋さん
jp「えっとここで合ってるよね…?」
tt「naさんにもらった地図通り来たはずやし…多分合ってると思うで」
相談所開設を許可してもらうために、naさんから出された条件、naさんの知り合いの困り事を解決するべく俺たちはとあるケーキ屋さんにやってきた。
jp「えっと…お店閉まってるけどどうしたらいい?」
tt「naさんが店長さんに話をつけておいてくれるとは言ってたけど…」
その時、
店長「あら、こんにちは」
お店の裏口から1人の女性が出てきた。
jp「あ、こんにちは!」
tt「こんにちは」
俺たちも慌てて挨拶を返す。
jp「あの…!俺たち…」
店長「あれよね?なんか幽霊の相談所?みたいなのをしてるのよね。naちゃんから話は聞いてるわ。どうぞ中に入って」
店長さんはそう言って俺たちをお店の中へ招いてくれる。
俺は先ほどnaさんから聞いた話を思い返す。
・・・
jp「それで具体的にそのお知り合いからはどういった相談を受けたんですか?」
na「えっとですね…」
naさんはゆっくりと語り始める。
na「その人、まあ私の高校時代の同級生なんですけど…。その子、今自分のお店を開いてて、ケーキ屋さんをやってるんです」
jp「なるほど。それで?」
na「私もそのお店の常連なんですけど…この間お店に行ったらお店が閉まってて」
jp「閉まってた?」
na「はい。友人にワケを聞いたら、最近店内で頻繁に怪奇現象的なものが起こっていたらしくって」
jp「怪奇現象!?」
tt「具体的にどういったもので?」
na「お店に置いてる花瓶が勝手に落ちたり…照明が急に消えたり…お客さんは誰もきてないはずなのに呼び鈴が鳴ったり…。とにかく変なことがたくさん起きているみたいで…。花瓶が落ちたりとかは流石に危険なんでお客さんを入れるわけにもいかず…それでしばらくお店をお休みにしてるみたいで」
tt「…なるほど」
ttは考え込むように手を顎に当てる。
na「ううっ…、あのお店のケーキ好きなのに〜!!最近ダイエット頑張ったからご褒美に食べようと思ってたのに〜!!naさんのケーキが〜!!」
jp「あ、あのぉ…」
na「…あっ」
naさんはハッとしたに口を抑える。
na「…今のは違いますよ。決して今回依頼したのは友人のためであって、naさん自身がケーキ食べたいとかそういう私利私欲のためにお願いしたわけじゃないですよ?」
jp「あ、はい…」
こんなん絶対私利私欲のためやん…。
まあいいけど!
jp「わかりました!それじゃあそのご友人にも話を聞きたいんですけど…」
na「あ、そうですね!わかりました。お店までの地図、渡しますね!友人にも私から伝えておきます」
jp「ありがとうございます!」
・・・
店内に入り、俺たちはテーブルへと案内される。
jp「えっと…naさんから軽く話は聞いてるんですけど、改めてお話伺ってもいいですか?」
店長「はい。怪奇現象が初めて起こったは2ヶ月くらい前のことだったんです。いきなり花瓶が落ちて割れてしまったんです。初めは気づかないうちに当たってしまって落ちたのかな思ってたんですけど…そういうことが何度か起きて、流石におかしいと思い始めたんです」
tt「なるほど」
店長「それからしばらくしたら今度は店の照明がいきなり消えたりもして!照明が古くなったっからかなと思って新しいものに変えたんですけど、それでも時々消えてしまって…。他にもお客さんはいないはずなのに呼び鈴が鳴ったり、誰かの声がしたり…!変なことばっかり続いてっ…」
店長さんは震える声で話す。
かなり怯えている様子だった。
店長「…これは、naちゃんにも言ってないんですが、実は、こんなものもあって……」
店長さんは震える手で一枚の紙を差し出してきた。
jp「…?」
俺はその紙を受け取り目を通す。
すると、
jp「…っ!?」
そこに書かれた文字を見て言葉を失う。
そこには…
“呪ッテヤル”
夥しい真っ赤な文字でそう書かれていた。
tt「…ふ〜ん」
ttはそれを見て目を細める。
彼なりに何か思うことがあったのだろうか?
店長「店仕舞いをし終わって、カウンターに戻ったらこれが置かれてたんです。流石にこんなものまであってお店を続けるのは厳しいかなと思って、しばらくお休みにすることにしたんです…」
jp「まあ…そうですよね」
tt「…一ついいですか?」
店長「…?はい、なんでしょう?」
tt「どうして、ゆーれいの仕業と信じてるんですか?確かに不可解な現象ではありますけど、普通まずは人間いたずらの可能性を疑いますよね?」
ttの質問に俺は確かに、と思う。
俺ももとはゆーれいなんて信じてなかったし、確かに普通ならいたずらを疑うだろう。
店長「…ここにお店を建ててもう約1年経つんですけど…以前は空き地だったんです。そしてそのさらに前はここに一軒家が建ってたみたいなんです。そこが事故物件で…ずっと出るって噂があったんです」
jp「っ!」
店長「でも、家が取り壊されて空き地になってからはその噂はなりました。…私も幼い頃、その噂は聞いたことがあって、ここにお店を建てるってなって、多少その噂が頭をよぎりはしましたが…あまり気にしてませんでした。なんせ駅近で人通りもいいので、お店を建てるにはピッタリだったんです。けど…こんなことになってしまって…。怪奇現象が起きてすぐ、この話を思い出しました」
tt「…」
店長「わかってます。幽霊なんているわけないのに…馬鹿馬鹿しい。でも、とてもこれらのことが幽霊の仕業じゃないと思えなくて…」
jp「大丈夫です!!」
店長「え?」
弱々しく言う店長さんがあまりに痛々しくて、俺はつい大きな声で力強く声をかけた。
jp「俺たちが絶対、この件、解決します!」
tt「…ゆーれい相談所にお任せあれ(笑)」
ttも少し笑いながらそう言った。
店長「っ!…お願いします」
店長さんはそう言い、頭を下げた。
俺とttは顔を見合わせる。
そして、視線を同じ方に向ける。
…店内に入った時からずっと気になっていた存在。
店の隅、そこに佇む俺たち以外には見ることのできない“何か”の方に。
続く
コメント
7件
計算高いもふくんとか……呪ってやるとかやるとかなんかほかのからぴちメンバーしないかも……????
だれなん?!
ええええ!誰が来るんだろう? めっちゃ楽しみ✨️次の話も楽しみに待ってます!!
#からぴち
ゆめ
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