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第二十七話 悪霊
ケーキ屋さんを後にした俺たちは、歩きながら話し始める。
jp「tt」
tt「jp」
俺たちはほぼ同時に呼びかける。
jp「“あれ”…見た、よね?」
tt「ああ。…お前も見えてたんやな」
店の隅にいた明らかに人ではない何か。
真っ黒なモヤのようなもの。
jp「店長さんには見えてない様子だったけど、あれって…?」
tt「あれは“悪霊”やな。未練を抱えたゆーれいが長い間現世に留まった末に行き着く成れの果て」
jp「っ…」
俺は息を呑む。
普通のゆーれいではないとは思っていたが…あれは悪霊だったのか…。
tt「悪霊だったらあのケーキ屋で起きた現象にも説明がつく。悪霊は人間に害のある“怪奇現象”を起こす傾向にあるからな。多分2ヶ月前、元々ここに留まっていたゆーれいが悪霊化してしまったんやろ」
jp「なるほど…」
tt「ただ、一つ不可解なことがある」
jp「不可解なこと…?」
tt「花瓶を落としたり、照明を消したり、呼び鈴を鳴らしたり、声だったりは間違いなくあの悪霊の仕業やろうな。けど、あの紙」
jp「紙って…あの“呪ッテヤル”って書かれてた紙のこと?」
tt「うん。あれだけがどうも引っかかってなぁ…」
ttの疑問点に俺はどうも共感できない。
何がおかしいのだろう?
それもあの悪霊の仕業ではないのか?
jp「何が引っかかるの?」
tt「悪霊にあんな器用なことができるほどの知能はない」
jp「…んん?」
つまり…どういうことだ?
tt「悪霊化したゆーれいは知能がかなり低下する。それこそ俺らの言葉も理解できないほどにな。つまり、言葉も理解できないような悪霊が、文字が書けるとは到底思えへんな」
jp「う〜ん…。その悪霊が知能を持ったまま悪霊になった可能性はないの?ほら、店長さんが誰かの声を聞いたって言ってたでしょ?話せるってことはやっぱ知能があるってことじゃ…」
tt「その声が言葉を話していたとは限らへんやろ?うめき声とか、叫び声とか…そういう声やったんちゃうかな?」
jp「あ、そっか…」
声といっても言葉を発していたとは限らないのか。
…じゃああの紙は人為的に書かれたもの?
jp「だとしたらそれはそれで別の事件の匂いがするんですけど…」
tt「まあ正直悪霊とかより生きてる人間の悪意の方が恐ろしいまであるよな」
jp「いやまだ生きてる人間の仕業だって決まったわけじゃないから!あんな物騒な紙、人の手によって書かれていてたまるか!!」
tt「…俺もそうじゃないと願いたいなぁ」
たっつんは乾いた笑いを漏らしながらそう言う。
その反応でなんとなく察する。
…ttはあの紙が人間の仕業だって、本気で思ってるんだ。
jp「ま、まあ!でもどっちみし、その他の現象は確実にあの悪霊の仕業なんでしょ!?」
tt「ああ、そうやな」
jp「じゃああの悪霊を祓う必要があるよね!」
tt「ああ、俺の出番ってわけやな。まああの悪霊の様子を見る限りそんな強い悪霊でもなさそうやからチャチャっと祓えるやろ」
jp「さっすがtt!頼りになる〜!」
tt「…まあ陰陽師なんでね。こんなん当たり前や//」
ttはそう言いつつもぷいとそっぽを向いてしまう。
jp「ええ〜w照れてるんですかぁ?ttさ〜んw」
tt「照れてない!!」
耳まで真っ赤にしてttはそう叫ぶのだった。
続く
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#じゃぱたつ
ゆなぽよ🍑
10
森亜絵菜໒꒱ @ペア画中
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コメント
4件
ぐへへ……じゃぱたつ尊
てぇてぇ
耳まで、真っ赤にして…! てぇてぇかよー!!! 尊死しちゃいますよ???