テラーノベル
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皆さんこんにちは、こんばんは
東雲 猫です*´꒳`ฅ
今回は、リクエストでいただいた「ますしき」で
「男性妊娠」のお話を書かせてもらいました!
初のノベルなので物凄く下手で読みづらい所もあると思いますが温かく見守っていただけると嬉しいです!
今回の設定です↓
※ますしき
※羅刹卒業、練馬所属If
※恋人同士、喧嘩からのすれ違い
最終的にハッピーエンドです!
※キャラ崩壊、口調違うかもしれません!
※誤字脱字あると思いますがお気になさらず!
⚠ 男性妊娠・出産描写あります
オリキャラ(医者・2人の子供)が登場します
苦手な方はUターンをお願いします!
それでも大丈夫な方はどうぞ(*´˘`*)
ますしき「いつか、俺を見つけて」
最近、体の調子が悪い。やけに体が重く怠いし、食欲も無い。ただの体調不良だと思い過ごしていたが、治るどころか悪化していく一方だった。
四季「今日の朝飯は、何食べようかな……カレーで良いか!」
今日は久々の休暇。いつも通り食堂で注文しようとした俺は、他の隊員が持っているトレーを見た瞬間、急激な吐き気に襲われた。
四季(んだよ、急に……ぅ、気持ち悪い……ヤバ……)
慌ててトイレに駆け込み、胃の中のものを全て吐き出した。
四季「ぅ……ゲホッ、ゲホッ……」
暫くして落ち着く頃には、涙が溢れていた。
何かがおかしい。吐き気が収まるのを待って、震える手でスマホを取り出す。
食事そのものというより、匂いが鼻についた気がした。自身の状況を検索画面に打ち込む。すると、そこには俺にとって関係ないはずの言葉が並んでいた。
四季「……にん、しん……?」
妊娠、あり得ない。だって俺は男なんだから。
そう思いながらも、スマホに記された症状は今の俺にあまりにも合致していて、頭が混乱していく。
ふと思い出したのは数ヵ月前、あの日、休暇が重なって久し振りに俺は、真澄隊長の部屋で泥沼のように深く愛し合った。
四季『……はぁ、ますみ、たいちょ……っ』
真澄『……っ……四季』
肌を焼き切るような熱、混ざり合う吐息。繋がった部分から伝わる、痛いほどの独占欲。あの時の真澄隊長は、壊れ物を扱うように俺を抱き、何度も何度も名前を呼んでくれた。
「ずっと側にいろ」……言葉にしなくても、その腕がそう言っている気がして、俺は幸せの絶頂にいたんだ。
それが数ヵ月前の話だった。
四季(……そういえば、最近の俺、どうかしてた……)
体調が悪くなり始めた頃、俺は些細なことで真澄隊長と喧嘩をしてしまった。
任務の内容で意見が食い違い、いつもなら隊長の言葉に納得して進めるのに、なぜか無性に腹が立って言い返してしまったんだ。
四季『それじゃ、真澄隊長が危ねぇじゃん!』
真澄『これが一番手っ取り早いんだから仕方がねぇんだよ』
四季『だけど……真澄隊長の馬鹿! 分からず屋!』
真澄『あぁ……? 一ノ瀬、もう一度言ってみろ。誰が馬鹿で分からず屋だ。テメェに言われたくねぇ』
あの時の真澄隊長の、氷のように冷たい目。
「これ以上話しても無駄だ、お前には分からない」と突き放された気がして、俺はそのまま部屋を飛び出した。それ以来、真澄隊長とは1週間まともに口も聞いていない。
(もし、本当に……もし本当に俺が妊娠してたら。あんなにピリピリしてる隊長に、言えるわけねぇ……)
もしバレたら、あの冷たい声で『邪魔だ、堕ろせ』と吐き捨てられるんじゃないか。
そう考えただけで、心臓が握りつぶされるように痛かった。大好きな人に、自分も、この子の存在も否定されるのが、何よりも怖かった。
四季「……検査薬、一応試してみるか」
そう呟いて俺は食堂を離れ、薬局へと向かった。
自分の部屋に戻り、手が震えるのを抑えながら検査を済ませる。
四季「もし、そうだったらどうしよう……」
頼む、妊娠してないでくれ。
そう願っていたのに、結果は俺を裏切った。検査薬には、陽性の印がはっきりと浮かび上がっている。
四季「これ、どうすればいいんだ……」
絞り出した声は弱々しく、俺はその場に項垂れた。
なんで男の俺が。戸惑う頭の隅で、昔チャラ先が言っていた言葉が蘇る。
四季「……鬼神の子は、何があるか分からない、か」
自分がただの鬼だったら。そんな詮無い後悔が頭をよぎるが、今はとにかく隠さなければならない。 俺は戦闘部隊所属だ。この体で闘うのは無理だし、何より仲間に迷惑を掛ける。
「自己管理を徹底しろ」――そう教えてくれたのは、他でもない恋人の淀川真澄隊長だった。
もしバレて、直接「堕ろせ」なんて言われたら、俺はもう立ち直れない。
だって、大好きな人の大切な子供だから。
妊娠してないでくれと願っていたはずなのに、いざ命が宿っていると知れば、俺はこの子を育てたいと思ってしまった。
四季「……真澄隊長、ごめんなさい。俺、コイツを堕ろしたくない」
一人部屋で呟き、準備を始める。
ここに居たらすぐにバレる。遠くへ行こう。
俺は軽く荷物をまとめると、スマホで行き先を調べた。
鬼の医者を探さねぇと。一人で育てるにしても限界があるし、普通の病院だと真澄隊長に足がつく。それに鬼神である俺は桃に狙われるリスクもある。
スマホで見つけたのは、遠く離れた場所で静かに暮らす鬼の医者、蓮華まどか先生の診療所だった。
四季「……これでいい。真澄隊長……ごめんなさい」
置き手紙を残し、俺は部屋を出た。
『真澄隊長、皆さんごめんなさい。ここからいなくなることを許してください。
真澄隊長…_______________』
誰にも見つからないよう外に出ようとしたその時、遠くに人影を見つけた。
今一番会いたくて、それでいて一番会いたくない人。
四季「っ……ますみ……たいちょ……」
小さな声が漏れる。
真澄隊長は馨さんと二人で歩いていた。その姿を視界に焼き付け、溢れそうになる涙を拭う。
俺は二人に背を向け、気付かれないように足早にその場を立ち去った。
フードを深く被り、バスと電車を乗り継ぐ。
吐き気をゼリーでやり過ごし、夜になってようやく目的地へと辿り着いた。
四季「……蓮華病院、ここか」
扉を開けると、穏やかで優しい女性が立っていた。
まどか「あら、もしかして一ノ瀬四季君かい?」
四季「あの、蓮華まどか先生……ですか?」
まどか「ええ。私が院長の蓮華まどかよ。まずは、座りましょうか」
落ち着いた声に、少しだけ肩の力が抜ける。
俺が鬼神の子だということも、彼女は全て受け入れてくれた。
まどか「エコー、撮りましょうか」
横になり、お腹に機械を当てられる。モニターを見つめる俺の心臓は、うるさいほど脈打っていた。
先生がモニターを指差す。
まどか「これが、赤ちゃんね」
四季「っ……これが、俺と真澄隊長の……子供……」
まだ黒くて小さな点。 けれど確かに生きている命。俺は堪えきれずに泣き崩れた。
嬉しさと、不安と。感情が混ざり合い、子供のように声を上げて泣く俺を、まどか先生はずっと優しく撫でてくれた。
四季「あの、すみません……っ、グス……」
まどか「いいのよ。……それで、本当に一人で育てるつもり? 恋人の人に伝えないでいいの?」
責めるのではなく、覚悟を確かめるような問い。 俺は悩み、それでも「伝えないです」と答えた。
まどか「……分かったわ。空き部屋があるから、ここで一緒に暮らさない? 何かあってもすぐ対応できるしね」
四季「え、いいんですか……?」
まどか「ええ、もちろんよ」
先生の抱擁に、心がふっと軽くなった。
それから、俺は先生の側で必死に勉強した。
酷いつわりに耐え、食べられない時は点滴で栄養を摂りながら、動ける時は病院の手伝いをした。
お腹は確実に大きくなっていく。定期的なエコーで、黒い点が少しずつ人の形へと変わっていくのを見るたび、俺は真澄隊長を思い出して涙を流した。
貧血でふらつく時は、裏庭のベンチで風を吸うのが唯一の贅沢だった。
四季「……真澄隊長、今頃どうしてるかな。みんな、元気かな……」
今更帰るなんて、到底無理だ。会えるわけない、そう自分に言い聞かせ続けた。
お腹が重くなるにつれ、胎動を感じるようになった。
四季「あ、今蹴った」
まどか「元気な証拠よ。このまま安静にね」
その日の夜。眠れずに夜空を見上げ、お腹を撫でる。
四季「なぁ、お前が産まれたら、俺はどうしたらいいかな」
返事の代わりにトン、とお腹を蹴られ、俺は思わず笑った。 どんな子が産まれるんだろう。真澄隊長に似ていたら、きっと嬉しくて寂しくて泣いてしまう。
四季「元気に産まれてこいよ。俺が、お前を絶対に守るから」
――そして、その時は来た。
布団を握りしめる指が、白く強張る。
尋常じゃない汗が髪を濡らし、数分おきに襲い来る激痛が内側から骨を砕くように響く。
四季「……っ、が……はぁ、ぁ……ッ!!」
数々の死線を潜り抜けてきた俺でも、経験したことのない恐怖と痛み。意識が遠のきそうになる俺の肩を、まどか先生が強く抱き寄せた。
まどか「目を開けて! 意識を飛ばさないで! 貴方が諦めたら、この子は死ぬわよ!」
四季「まど、か……せん、せ……おれ、もう……」
まどか「弱音を吐かない! 次は長く息を吐いて……押し出すの! 来るわよ!」
四季「う、あ、がぁぁッ……!!」
咆哮に近い叫びが漏れる。
理性が消え、ただ「子を出す」という本能だけが体を突き動かす。
四季(ますみ、たいちょ……)
大好きな人の名前を心の中で叫びながら、ありったけの力を腹部に込めた。
パチン、と何かが弾ける感覚。
次の瞬間、世界から音が消えたかのように静まり返り――。
「――おぎゃ、あぁぁ……っ!!」
高く、力強い産声。
俺は安堵から涙を流し、朦朧とする意識の中で真澄隊長のことを思った。
四季「真澄、隊長……産めたよ……」
まどか先生が、布に包まれた赤ん坊を俺の横に寝かせてくれた。
四季「へへ、真澄隊長にそっくりだな……でも、黒子は俺と一緒だ」
震える手で頬を撫でると、その手がぎゅっと握り返された。 あまりの愛おしさに、俺の顔に自然と微笑みが浮かんだ。
数日後、動けるようになった俺は、真澄隊長の1文字を頂いて『真(しん)』と名付け、育児に奮闘する日々を送り始めた。
おむつ替えやミルク、初めてのことばかりで苦戦する俺を、まどか先生はいつも温かく見守ってくれた。
まどか「ふふ、すっかりお母さんの顔になったわね。……ねぇ、いつかその時が来たら、会いに行くのよ?」
「はい」と答えるものの、心は揺れていた。
真澄隊長は、いつか俺を見つけるだろうか。
会いたい。けれど、会うのが怖い。
そんな矛盾を抱えたまま、月日は流れた。
――2年半後。
俺は蓮華病院の助手として働きながら、2歳になった真を育てていた。 真はたどたどしい言葉で「おかさ」と俺を呼び、元気いっぱいに走り回る。
真澄隊長に似た黒い髪と瞳、俺に似た黒子の位置。 真を見るたび、愛しさと罪悪感が胸を支配した。
そして、その時は突然訪れた。
よく晴れた秋の午後。真の手を引いて散歩をしていた時だ。
真「おかさ! おはな、きれい!」
四季「綺麗だな、真。……あ、おい、あんまり引っ張んなって」
ふっと表情が緩んだ、その時。 背後の空気が、一瞬で凍りついた。 雑踏の音も、風の音も消え、ただ一つの声だけが脳に直接突き刺さる。
?「おい、俺から逃げられると思ってんのかよ一ノ瀬ぇ」
四季「っ……!」
低くて鋭い、けれどどこか枯れたような声。振り返らなくても分かる。ずっと会いたかった、俺の愛した人の声だ。
視界が熱い涙で歪み、俺は繋いでいた真の手をぎゅっと握りしめて、ゆっくりと後ろを振り返った。
四季「……真澄、隊長……」
真澄「……」
そこには、以前より少し痩せ、瞳に狂おしいほどの執着と安堵を宿した淀川真澄が立っていた。
真澄隊長の視線が、俺の足元で不思議そうに見上げる真へと移る。自分と瓜二つの幼子を目にした瞬間、その表情がわずかに歪んだ。
真澄隊長は無言のまま、こちらへ歩み寄ってくる。 俺が言葉を発しようとした瞬間、強い力で抱きしめられた。
真澄「この、馬鹿が……」
四季「……っ、ごめ……っ……」
隊長の低い声に体が震える。
真澄「何勝手に居なくなって、俺に見つけてだ?ふざけんなよ」
四季「ごめ、ん…」
真澄「……なんで、一人で抱え込んだ」
四季「それは……」
真澄「俺が、この二年半、どんな思いでお前を探したと思ってんだ……っ!」
耳元で響く声が掠れている。腕には「二度と離さない」という強い意志が込められていた。俺は隊長の胸に顔を埋め、止まらない涙を流し続けた。
四季「怖くて……喧嘩して、あんな態度で飛び出して……妊娠したなんて言えなかった。もし『堕ろせ』って言われたら、隊長との繋がりが消えちゃうのが怖くて……っ!」
俺の告白に、真澄は一瞬だけ腕の力を緩めると、俺の肩を掴んで引き離した。
そして、真っ黒な瞳で俺を射抜き、額をコツンとぶつける。
真澄「テメェは、俺をなんだと思ってんだ、あぁ? 確かに俺は俯瞰でしか物を見れねぇ……だけどな、俺はテメェだから付き合ったんだ。他の奴なんてどうでもいいんだよ」
逃げ場のないほど真っ直ぐな言葉。
真澄「俺の子を腹に入れてたんだろ……好きな奴との子供に、喜ばねぇ奴がどこに居る。全力で守るに決まってんだろが、馬鹿が」
口調は乱暴だが、その瞳には見たこともないほどの慈愛が満ちていた。
四季「真澄隊長……ごめ、ごめんなさい……っ!」
真澄「……悪かったな、四季」
俺は隊長にしがみついて、みっともないほど大泣きした。 真澄は俺を優しく抱きしめ、背中をぽんぽんと叩いてから、そっと唇を重ねた。
ちゅ、ちゅっ……。
四季「ん……っ、」
真澄「……ん、」
暫く2人の時間に浸っていた。すると、今まで静かに見ていたのか真が俺の服の裾を引っ張った。
四季「っ! あ、真……」
さっきまでの行動を見られていたことに気づき、俺は顔を真っ赤にして慌てた。一方、真澄は表情こそ変えないが、少しだけ視線を逸らしている。
真「おかさ、だぁれ?」
四季「ごめんな、真。この人は……」
真「おとさ……? おとさ!」
真澄「は……俺のこと、分かるのか?」
真「おかさ、おとさ! ん!」
真澄は小さな子供の前に膝をつき、視線を合わせた。 鋭い眼光は影を潜め、戸惑いと、血の繋がりを感じずにはいられない熱い感情がその瞳に揺れている。 真がたどたどしく伸ばした手を、真澄がそっと包み込んだ。
真澄「……あぁ。俺がお前の、お父さんだ。真」
掠れた声。 拒絶されることをあんなに恐れていたのが嘘のように、真澄は宝物のような手つきで真の頭を撫でている。
四季「っ、真澄隊長、真……」
真澄「……泣きすぎだ、四季」
真「おかさ、だいじょうぶ? よしよし……」
四季「うぅ……真~」
呆れたように目を細めた真澄が、俺の涙を乱暴に、けれど優しく拭った。
真澄「四季……真を産んでくれてありがとな。……愛してる」
四季「……うぁ、それずるい……っ」
真澄「ケッ、知るかよ。……ほら、行くぞ」
真「おとさ、だっこ!」
真澄「分かった……低くても文句言うなよぉ」
恐る恐る真を抱き上げる真澄。 俺が「腰を支えてあげて」と教えると、彼は小さく返事をして、俺の空いた手を力強く握った。
三人で、蓮華病院へと戻る。
真澄「淀川真澄だ。四季と真が世話になったな」
まどか「ふふ、いいのよ。ずっと貴方を待っていたわよね、四季君?」
四季「っ! まどか先生!」
真「おかさ、おとさ、かっこいい! だいすき! いってた!」
四季「ちょ、真まで!」
真澄「……そうかよ」
それを聞いた真澄が、照れ隠しのように俺の頭を乱暴に撫でる。 俺はまどか先生に向き直り、深く頭を下げた。
四季「……本当に、ありがとうございました」
まどか「これからは何かあったらちゃんと話し合うのよ。幸せにね」
二年半、張り詰めていた糸がようやく解けていく。 これからは真澄隊長と二人で、真を育てていくと誓った。
もう、不安なんてない。
だって……俺たちは、心から愛し合っているからーー
『真澄隊長、皆さんごめんなさい。ここからいなくなることを許してください。
真澄隊長…愛してます、 だから、いつか必ず……俺を見つけてね』
Fin…
皆さん読むのお疲れ様でした(*´˘`*)
今回は、リクエストでいただいた 「ますしき」で「男性妊娠」でした。
こんな感じで大丈夫でしょうか?
リクエスト本当にありがとうございました!
良かったらいいね♡やコメント💬
(感想やアドバイス、リクエスト)
お待ちしてます!
それではまたお会いしましょう!
バイバイ( *´˘`*)੭⁾⁾
コメント
13件

読んでいる最中ずっと涙が止まりませんでした😭本当に感動です😭😭😭
ほんとにほんとにリクエストこたえて下さりありがとうございました!! 神作すぎてまじで 語彙力無くなりました… っ 、
めっちゃ最高だった。゚(゚´Д`゚)゚。 本当めっちゃ感動したよ〜😭