テラーノベル
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あの夜から数日。
何事もなかったように仕事をこなすふたり。
けれど若井の中では、何かが確実に狂い始めていた。
それを敏感に察知していたのは、もちろん元貴だった。
その夜、彼の部屋。
「……帰るわ。冗談キツい」
カチッ
玄関のドアのロックが、内側からかかる音。
「元貴…?」
「……帰さないって言ったよね?」
「は……?おい、鍵……開けろよ」
「返さない。帰るのやめて。壊し足りない」
「……っ、お前……」
ガシッ
腕を掴まれ、ベッドに押し倒される。
すでにそこには、赤い首輪、手錠、透明な液体の入った瓶が用意されていた。
「っ、なにそれ……お前、冗談だよな……っ?」
「これは媚薬。あとで使うよ。まずは、滉斗の口で、俺を気持ちよくして」
「……な、に……? お前さァ、マジで……ッんっ♡♡♡」
ぐちゅっ
いきなり押し込まれた。
口の中いっぱいに広がる熱。
逃げようとしても頭を掴まれて、喉の奥まで突かれる。
「は……ぁっ、んぐッ……ぅ……ッ♡♡」
「ちゃんと喉、使って? 上手にしてくれないと……」
ビリッ
シャツが裂かれ、ズボンも下ろされる。
媚薬を指に垂らしながら、元貴が冷たく笑う。
「……入れてあげる。中、ゆるくして、待ってな」
「ちょ、待っ……っ、あっ♡や、だめ……っそんな……♡♡」
媚薬のせいで、
入れられた指が動くたび、
「あっ♡♡あっ♡やぁ♡もっと……っ」
と声が漏れてしまう。
「嫌がる声、嘘じゃないのバレバレだよ。
この辺、もうヒクヒクしてる……」
ぐちゅっ、ぐちゅっ
「や、めろ……! こんなの、知らねぇ……っ♡」
「じゃあ、覚えて。……俺に抱かれるたび、体に刻んであげる」
事後
涙を浮かべて震える若井の頬を撫でながら、元貴は微笑む。
「逃げたかったら……ちゃんと、俺を満足させてからにして」
「……くそ……お前、ほんとに最低……」
「でも、“俺の”滉斗、だよね」
コメント
2件
ヤッバイ最高だ!何食べたらそんなに最高の作品書けるんですか?!!!