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みこと視点
🍍「……返事、まだ?」
放課後。
教室にはもうほとんど人がいない。
窓際で頬杖をつきながら、なっちゃんがにやにや聞いてくる。
👑「まだ」
みことは苦笑した。
🍍「へぇ〜、意外と粘るじゃんこさめ」
👑「……悩ませてるんだと思う」
その言葉に、少しだけ胸が痛む。
本当は分かってる。
こさめちゃんが悩んでる理由。
すちくんだ。
📢「まぁでも」
いるまくんが椅子を後ろ向きにして座る。
📢「最近のすち、だいぶおかしいよな」
どくん。
みことは静かに目を伏せた。
やっぱり周りから見てもそうなんだ。
🌸「分かりやすくこさめ気にしてる」
らんくんまで頷く。
🌸「でも本人たぶんまだ整理できてない」
👑「……うん」
それは、みことも思ってた。
すちくんは優しい。
優しすぎる。
だから自分の気持ちより、周りを優先しようとする。
たぶん今も。
こさめちゃんを幸せにしたいって思って、
でも手放したくなくて、
苦しんでる。
🍍「みこと」
なつくんがふいに真面目な声を出した。
🍍「お前どうすんの」
教室が静かになる。
みことは少しだけ笑った。
👑「どうもしないよ」
🍍「え」
👑「待つ」
即答だった。
👑「こさめちゃん、きっと自分でちゃんと決めたいタイプだから」
無理に引っ張りたくない。
答えを急かしたくもない。
好きだからこそ。
🍍「……余裕だなぁ」
なつくんが呟く。
みことは小さく首を振った。
余裕なんかない。
ほんとは毎日怖い。
こさめちゃんがすちくんを選ぶかもしれないって。
その度に胸が痛くなる。
でも。
👑「俺、もう諦めるつもりないから」
静かに言う。
去年までの自分なら、
笑って身を引いてた。
でも今は違う。
ちゃんと隣にいたい。
🍍「きゃ〜かっこい〜」
なつくんが茶化す。
👑「茶化さないで」
笑いながら返した、その時。
教室の扉が開いた。
👑「あ」
こさめちゃん。
その後ろには、すちくんもいる。
一瞬。
空気が変わる。
こさめちゃんの目が、みことを見る。
それだけで胸が跳ねた。
でも次の瞬間、
こさめちゃんは少し気まずそうに目を逸らした。
……あぁ。
たぶん、さっきまで一緒にいたんだ。
すちくんと。
胸がちくりと痛む。
すると。
🦈「みこちゃん」
こさめちゃんが、少しだけぎこちなく笑った。
🦈「今日、一緒帰れる?」
どくん。
一瞬、息が止まりそうになる。
その隣で。
すちくんが静かに目を伏せたことに、
みことはちゃんと気づいていた。
コメント
1件
うわあ、この回……みことの「待つ」って一言に全部詰まってるなあ。余裕なんかないって正直に言いながら、それでも引かない強さがすごく伝わってきた。こさめちゃんがすちくんと一緒に現れたときの空気の変化とか、みことがすちくんの伏せた目に気づいてるところとか、三人の距離感が繊細に描かれてて胸がぎゅっとなる。みこと、かっこよすぎるよ……!
せな⚡️
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#御本人様とは一切関係ありません
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