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ユキ
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離れてから、不思議なことが起きた。
終わったはずなのに。
少しずつ、また話すようになった。
「仕事どう?」
そんな何気ない連絡を、私から送る日もあった。
逆にヤマから、
「仕事しんどい。」
そんな弱音が届く日もあった。
休みが合えば、ご飯へ行くこともあった。
付き合っていた頃より、自然に笑えていた。
バーで出会ったあの人とは、とっくに終わっていた。
外の世界も見た。
でも。
やっぱり違った。
私は何も言わなかった。
ここで戻るのは、ずるい気がしたから。
私から別れを選んだのに。
都合よく「やっぱり好き」なんて言えなかった。
だから黙っていた。
でも、その沈黙は、ヤマには違う意味で伝わっていた。
私はもう前を向いている。
そう思っていたらしい。
コメント
1件
あー、これめっちゃ刺さったわ……。別れた後にまた自然と連絡取り合うようになって、前より自然に笑えてるのに「戻るのはずるい」って思っちゃう気持ち、すごく分かる。で、その沈黙が相手には「もう前向いてる」って伝わっちゃってるの、切なすぎるだろ……。次の展開が気になりすぎる🔥