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遅れましたが、brさんの誕生日の話です。
brsmです。
今日は11月29日。僕の誕生日である。
ついさっきワイテメンバーでの誕生日パーティーが終わったので、恋人であるスマイルと一緒に我が家へ帰っているところだ。
家に着き、鍵を開けて中に入る。
リビングのドアを開けようとしたところで、スマイルに呼び止められた。
sm「待って、ぶるーく。」
br「な〜に?」
そう言って振り返った瞬間、パンッと乾いた音が鳴った。
辺りに飛び散るたくさんの色が、キラキラ光っている。
sm「ぶるーく、誕生日おめでとう。」
sm「さっきはみんな一緒だったから、個人でも祝いたくて。」
少し頬を染めて、微笑むスマイル。
驚いた。
彼がこういうことをするなんて、あまりにも意外だったから。
sm「渡したい物があるから、座って待っててくれ。そこで固まってないで。」
ぽかんと立ち尽くす僕の手を取って、ソファーへと誘導してくれた。
渡したい物。誕生日プレゼントだろうか。
実は、先程のパーティーでスマイルだけはプレゼントを渡してくれなかった。
彼らしいな、なんて思って笑っていたが、本当は一番期待していたのだ。
そんなスマイルが、プレゼントを渡してくれる。
どんどん膨れ上がっていく期待の気持ち。
どんな物をくれるのだろう。やっぱり、無難な何かをくれるのだろうか。
…プレゼントは俺、なんて言ってくれるかもしれない!
そんなありえないことも考えながら待っていると、スマイルが小さな袋を持って帰ってきた。
sm「なんだよ、そんなにニヤニヤして。」
br「いや〜?スマさんからのプレゼントが楽しみで!」
sm「今渡すから、そこに座っていてくれ。」
sm「あと、目瞑ってて。」
そう言われたので、素直に座って、ぎゅっと目を瞑る。
ソファーが沈んで、僕の体は温かい何かに包まれた。
それがスマイルからのハグだと気づくのに、そう時間はかからなかった。
目を開けたい気持ちを必死に堪えていると、今度は唇に柔らかい感触。
少し長かったが、舌を入れてくるわけでもなく、そのままスマイルは離れて行った。
じわじわと顔が熱くなってくる。
あのスマイルが、こんなに甘えてくるなんて。
sm「…はい、渡したよ。」
br「え?まさか、あのキス…?!」
sm「違う。」
そう言って手鏡を押し付けてくるスマイル。
受け取って、自分を映してみた。
光が反射して、首元の何かがキラッと光る。
それはペンダントだった。小さなピンク色の宝石が一つ付いた、シンプルなデザイン。
sm「それ、トパーズっていってさ。お前の誕生石なんだ。」
br「スマさん…!!」
僕って愛されてるんだな、と実感する。
首元のピンク色は、淡い紫にも見えるような色。意識されてるんだとしたらいいなと思う。
嬉しくて、スマイルを抱きしめた。嬉しさのあまり力の加減ができなくて、苦しそうな声が聞こえた気がしたので、少し力を緩める。
sm「お前、力の差考えろよ…」
br「あは、ごめ〜ん…嬉しくて、つい。」
sm「…まぁ、いいけどさ。」
sm「改めて、誕生日おめでとう。ぶるーく。」
br「ありがとう、スマイル!」
大好きだよ。スマイルのこと、一生離さないから。
声には出さずに、心の中で呟いた。
僕は今、世界一の幸せ者だ。