テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【注意事項】
こちらの作品は、実在する方々のお名前と、一部容姿をお借りした二次創作作品です。
公式様方と一切の関係はございません。
そして何から何まで捏造です。
誤字脱字などありましても、暖かい目で見守っていただけますと幸いです。
※短編詰
※not腐
※お話に出てくる「好き」などは全て友情です。
相.棒
「いつまでも」
______________
「大先生!」
城を出る数歩前。後ろから声が聞こえた。
振り返ればそこにはかつての相棒。
「シッマ?どうしたん?」
「いや、あのあれや…!あのな!」
「…w大丈夫やーって。相棒の頃のお前も忘れへんよ。しっかり胸にしまっといてやるから」
「! …大先生のくせになんか生意気やな」
「はぁ!?お前最後の最後までムカつく奴やなほんまに!」
そんなこと言ったけれど、言ってしまったけれど
「すまんすまんw」
そんなお前が
「…まぁ、また時間に余裕ができたら会おうな!」
本当に好きだった。
「おう。またな!最高の相棒!!」
俺の拳と、相棒の拳を合わせて。
______________
四.流
「これから先も」
______________
「こことももうお別れかぁ…」
「あっとう間やったねぇ」
「エミさんは寂しい?」
「あー…まあ寂しいっちゃ寂しいな」
「そんなに寂しくないん?」
「これから先の新生活がとても楽しそうやから…あんまりかな」
「ふーん…」
素っ気無いようで、優しくて、温かみのある声色。
ずっとこの声に助けられてきた。
「ゾムさんはどうなん」
「俺?俺もエミさんと同じ感じやで。ここは無茶苦茶楽しいし、良い思い出がたくさんできた。別れてまうのはアレやけど、一緒に会えへんわけちゃうし!」
「まあ確かにそうやねぇ…また会えたらええな」
そう言うけれど、彼は、とても…とても寂しがり屋だから。
強がっているけど、本当は、誰よりも別れることが嫌なのだと思う。
「また一緒に、会いに行こな。エーミール」
「もちろん」
今までたくさん助けてくれたから
だから、今度は自分が、貴方を助けたい。
貴方のためなら、なんでもできる気がするんだ。
______________
新.人
「別々の道で」
______________
「数年の短い間やったけど楽しかったわ」
目を大きく見開いた。
君は普段そういうことを言わないから。
「ショッピがそう言うの珍しいやん」
「うるさいな。…別に最後くらい言ってやった方がお前が安心できるかな思ただけやし」
「別に言われんでも大丈夫ですー」
「嘘やろ。このまま何も言わず別れたらチーノ泣いてまうやろ?」
「はぁっ!?泣かねぇーし!!」
「ぷっw既に涙目やんw」
なんで最後にそういうことを言うんだ。
目尻が段々熱くなって、視界がぼやける。
「泣かんでよ。泣いて別れるのは悲しいやん。最後くらい笑おう、な?」
ショッピはそう言ってはにかむように笑った。
「しょっぴぃ…」
「なーに」
「また、俺とあってくれる…?」
「ははっ、ええよ。呼んでくれたらいつでも会いに行く」
「…恋人みたいなこというやん…w」
「おぉ?会いに行かんくてええやんな。わかったわかった」
「えちゃうやんそれな、なぁ?ちゃうやん」
「動揺しすぎやw」
「バカにしやがってぇ…!」
「…なんで泣くん。さっき泣きやんだばっかやん」
「しゃあないやろぉ…」
「…大丈夫。ほらこっち来い」
ショッピは俺の方に身体を向けて、腕を広げる。
自然と足がショッピの前へと進み、身体を預けるようにショッピに向かって倒した。
「ごめん…」
「なんでショッピが謝るん…なんも悪い事してへんやろ」
「…チーノを…一人にしてまうから」
「俺は自分でえらんだから」
「だからって寂しくないわけちゃう」
「……」
何も言い返せなかった。
「…時間そろそろ迫ってきてるわ」
「うん…」
「チーノ。大丈夫、ちゃんと会いに行くから」
「絶対やからな…来んかったら殴りに行ったるからなぁ…」
「…w。殴りに来てや。待っとるから」
______________
マブ.ダチ
「ずっと戦友で」
______________
「髪さっぱりしたな」
「元々長かったから余計な」
肩まであった、彼の綺麗なライトブラウン色の髪。
さらさらとしていて、髪を結べと言われて時折触れるのが好きだった。
その髪も今では耳元に少しかかるぐらいしか無くいが、襟の長さだけは変わっていない。
「心機一転で切ってみた」
「ええちゃう?似合ってるよ」
「だろ?俺なんでも似合うイケメンだから」
イケメンというかどちらかというと少し女顔では、という言葉を飲み込んで「確かに」と言っておいた。
「絶対思ってないやろ!?」
「いやいや、整っとるとは思うで?」
「心無ぇ奴に言われても信じれねぇ〜」
「あるわ!!」
そうやってまた他愛ない話をして、互いに笑い合って、時間が過ぎてゆく。
「お前とこうやって話せるのも最後って考えたらあれやな。なんか不思議やわ」
「まあな」
「……ほんまにええんか、こっち来んくても」
「自分で決めたことやし…。それに俺は一人でやってけるからな、お前と違って」
「は、はぁ!?俺やって一人でもやっていけるし!」
「嘘つけぇ。お前寂しがり屋やんか」
「ちちゃちゃうわ!」
「動揺しすぎやろw」
ゴーン…ゴーン…
鐘の低い音が鳴る。
「あれ…もう時間来てもうた」
「あぁー、行くか?じゃあ」
「行こかな〜。…またな、ロボロ」
「…wおう。また、シャオロン」
______________
毒.素
「またいつか」
______________
「アイツらはもう行ったぞ」
「…」
「お前は行かないのか?」
聞き慣れた低い声が問いかけてきた。
「もうすぐ行く」
「そうか」
短い会話を交わす。
「別れって早いなぁ…」
小さく、独り言のように呟いた。
「人間、生きていれば誰しも別れが来るもんや」
「確かにな…」
「出会いがあれば、別れもある。仕方のないことだぞ」
「…だとしても案外早い別れやったわ」
俺達が別れるのは、死ぬ時以外ないと思っていた。
そう信じた。信じていたから。
「お前には色々と感謝しているよ」
「…らしくないこと言いますね」
「最期ぐらい言わせてくれよ」
“さいご”。
酷く耳の奥に響いた。
「最期なんかじゃない…ちょっと離れるだけや。また会える」
「…そうかw」
「アンタより大きくなって会いに行ってるから、首洗って待っとけ…!」
「しゃあないから待っといてやるわ!!w」
______________
6
450