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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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コメントいいねめちゃ嬉しず来ました、( ߹ㅁ߹)

いつも本当に感謝してます!!!!!!!





お星様。

敦くんは携帯端末に夏にみんなで見に行った花火を見せてきた。

楽しそうに話す私の声。

いつもより笑って私の煽りを止める敦くん。

なんだか楽しそうな探偵社の様子。

そして、真っ黒な空には、

大きな花火が、1つ。2つ。4つ。

お星様が見えないくらい煌びやかに光って消えていく。

光に照らされたみんなもなんだか煌びやかに光っては見えなくなっていた。

敦くんの携帯端末を見て、。

嫌になる。

偽りの私なんて見たくないし、

大事なお星様を消してまで見たくない。











ポートマフィアの頃。

森さんの話をすっぽかしてエリス嬢とクレヨンで遊んだ時、花火を書いたことがあった。

勿論絵は得意じゃない。

むしろ苦手だ。

だけど無性に煌びやかに儚く散る花火を描きたくなった。

だから紙に大きく書いたんだ。

でもね。

私が書いた花火は光らない。

真っ黒に塗りつぶされたお空には、花火で見えなくなったお星様さえも光らず。

天に上げられた光の花は、儚く散る事もできず。

周りの希望が一瞬でも見えなくなるくらい輝くことも出来ず。

黒く染った私の何かに差し伸べられた光は光ること無く消失する。








「それは、なん、ナの?敦くッん」

分かっていても、聞くしかない。

「夏の連休に探偵社の皆さんで行った夏祭りの花火ですよ。忘れましたか?」

「ぃや、おぼぇてる、。」

夏祭りは何時もを演じる為に必死だった。

だから思い出したくも無い。

お願いだから早く出ていって欲しい。

私はそっちの世界には戻りたくない。

光になんて当たりたくない。

光に当たったって描いた花火のように何もすることが出来ない。

だったら中也の元で生きたいの。

そうだよ。

初めて私は、。




___ガンッ

なんだか破壊される音が聞こえた。






敦くんは目を見引く。

国木田くんは銃を、構える。

もしかして。

「中也?」

少しながら声が弾む。

「すまねぇ。遅くなったな。」

そして予想通りの彼。

「だぃじょお、ぶッ!」

余りの嬉しさに声が大きくなる。

来てくれたんだ。

嬉しい。


中也は来てくれた。


___私の為にッ、♡



「中也さん、、貴方一体何をしているんです、?」

敦くんが半人半虎に変わる。

「あ?見てわかんねぇか?太宰を助けに来た。手前らとは違って太宰にとっても嬉しい助けだ。」

敦くんと国木田くんは言葉がささったのか。

身体が震えた。

「太宰はそっちは戻んねぇよ。とっとと帰ってくれ。」

中也はこの部屋を壊したくないのか、戦う威勢を見せない。

「あ、」

もしかして、中也は、私を傷つけまいと戦わないようにしているのかもしれないッ

ふふ、、。

そうだったら嬉しいなあ




「おい、太宰ッ」

国木田くんが私に何か話しかけている。

まぁ気にしないけど、一応返事しようか。

「な、に?かぇるつ、もりは、なぃよ?」

私にとってもメリットがないからね。

「はやく、もどっ、て?乱歩さ、でもきけば、いいんだょ」

言葉の繋ぎが上手くいかない。

でもいい。

中也なら分かってくれるから。







「太宰怪我はねェか?」

気づいた頃には事が片付いていた。

「太宰が傷つかねぇよう気をつけたつもりなんだが、」

やっぱり私に怪我を負わせたくなくてたたかわないよう意識してたんだ、♡

「ふ、中也、あれだ、け私に痕、ッ付けるくせ、に。」

ふにゃっと顔を緩めて中也に笑いかける。

「太宰に俺のだって言う証明が必要だからな」

中也も頬を緩ませて笑いかけてくれる。

嗚呼、好きだなぁ、。

「それに、ここに居るのが太宰にとっての幸せなら、俺は其れを全力で守るしかねぇ。」


本当に、私は、愛されている、♡


「ありが、とぉ。ちゅーや♡」











「太宰、注射するぞ」

「ぅ、やだ、ぁ」

「頑張れー」

いつも通りのなれない痛み。

こんな幸せの中暮らせるんだから、赤ちゃんのくしゃみにもならないけどね。

「はい。お疲れ様。」

わしゃわしゃ撫でてくれるその手も男の人の手、って感じで本当に好き、

「ちゅ、ーや。」

今、伝えないとだね。

「どうした?」

「ぁのね、。此処に、きて。」

一語一句、大切に伝えよう。

「初め、て。この人生、ぃきようと、ぉも、た、の。」

ちらりと目線をあげると心底驚いた中也。

「それは、本当か?」

「ぅん」

もう一度見たら今度は___色に染った中也の瞳が煌びやかに光っていた。

ぁあ、、



これが、私のお星様、、!!

やっと見つけた。

花火にさえ消されないような美しいお星様を、ね。

やった。やっとだ。

中也にダメなところなんて無い。

私の生きる意味で、愛してくれる。

こんなに幸せに感じれる日が来るなんて。
















「ちゅー、や。」

もう既に日が海に沈んで暗くなった時。

「どうした?」

私は、








「僕のッ、事、好き?」

確信を得る。


「嗚呼。大好きだ。愛してる♡」


「ふふ。僕も、ぁいし、てる、、♡」






彼がいないともう生きてけないや、♡









愛っていうのは、

『人生そのもの』

じゃなくて

『中也が私にくれる物』

って事♡

私も彼を愛さないとだね♡

殴られようが叩かれようが私は彼を愛すよ。

1人になっても、ね。







中也side


太宰が居ねぇともう無理だな

前よりも幸せだ。

何より。

『生きたくなった』

このセリフを聞けて嬉しい。

これからも太宰のために今日を生きていく。


何があっても、太宰を愛す

決めたからな。







___

大好きな今日に祝杯を、♡


















うーむ締まりが悪い

あ、お読み下さりありがとうございます!


書いてて楽しかったぺ(???)

てかあぁあ!

コメントありがとうございます!!!!!!

いつも見てるんですけど嬉しすぎてパーリータイムですわ(

てことで!

最終回!

ありがとうございました!













┊︎



愛する人が、依存先がいる生活は幸せですよ、、?

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