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oh yeah…
(朝の万事屋)
新八「……ついに万事屋メンバー全滅ですか。」
(部屋の隅では銀時が布団でゾンビのように寝転がり、神楽が鼻にティッシュ詰め、新八は毛布にくるまって震えている)
彩音「……マジかよ。」
新八「僕も……ちょっと喉が……(咳)」
彩音「おいおい、マジで全滅コースじゃねぇか‼︎」
(彩音、腰に手を当ててため息)
彩音「ったく、アンタら全員免疫力どうなってんの。冬将軍でも来たのかよ。」
銀時「……お前が元気すぎんだよ……彩音……」
彩音「バカは風邪ひかねぇってか?」
銀時「……いや、バカを看病するのもバカしかできねぇんだよ……(寝言)」
彩音「言ってんじゃねぇよ寝てろ!」
(彩音、台所でおかゆを作りつつ)
彩音「全員分の体温違ぇし、食欲も違ぇし……ったくどこの保育園だよ」
(鍋をかき混ぜながら、苦笑)
「……けど、こんな静かな万事屋、珍しいな」
(廊下を歩きながら)
彩音「はい、まずは神楽の分っと……」
神楽「……彩音、あーんしてアル」
彩音「……自分で食え。」
神楽「看病されたいお年頃アルよぉ」
彩音「お前は食う元気ありすぎんだよ‼︎」
(次の部屋)
彩音「新八、おかゆできたぞ」
新八「ありがとうございます……彩音さん……(くしゃみ)」
彩音「はいはい、マスクしとけ。風邪菌飛ばすな」
(おでこをぴとっと触って体温確認)
新八「ひゃっ!?」
彩音「……熱あるな」
新八「(顔真っ赤)あ、あの、その、近いです……!」
彩音「なに照れてんだよ。熱で脳やられてんのか?」
(最後、銀時の部屋)
彩音「アンタも起きろ。薬飲め」
銀時「……ん〜、いらねぇ……」
彩音「ハイハイ言うと思った。ほら、口開けろ」
銀時「……んぐ(仕方なく飲む)」
彩音「よし、えらい」
銀時「……なんだよ、子供扱いすんなよ」
彩音「だって面倒くせぇ子供にしか見えねぇし」
銀時「じゃあ……熱下がったら、大人扱いしてくれんのか?」
彩音「……ッ!? そ、そんな約束してねぇ‼︎」
銀時「んだよ〜今の反応、可愛いじゃねぇの〜」
彩音「寝てろ‼︎💢」
(全員ぐっすり。部屋には穏やかな静けさ)
彩音(小声で)「まったく……誰かが倒れるたび、何だかんだで騒がしくなるよな」
(銀時の布団をかけ直しながら)
「……アンタ、いつも人の面倒ばっか見てるからさ。たまには甘えとけ」
(その時、寝てる銀時が微かに笑う)
銀時「……お前も……ちゃんと休めよ……彩音……」
彩音「……ッ……うっせぇな余計なお世話だっつーの。そもそも風邪引かねーよアタシは」
(少し照れながら布団の端を直す)
彩音「……バカ」
翌朝、全員回復。
新八「いや〜昨日は本当に助かりました、彩音さん!」
神楽「彩音がいなかったら、今頃死んでたアル!」
銀時「……俺も感謝してんぞ、一応な」
彩音「“一応”とか言うなバカ」
(照れ隠しに腕を軽く小突く)
神楽「彩音、次は自分が風邪ひく番アル〜!」
彩音「そんな番いらねぇ‼︎」
銀時「ま、その時は俺が看病してやるよ」
彩音「……ッ‼︎ 余計悪化する未来しか見えねぇ‼︎」
(全員爆笑)
あーこりゃ風邪ひきますね