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寺西視点
寺「大輝、痛くない?」
篠「い、いたい…」
寺「一旦抜こうか?」
篠「いや、大丈夫やからっ」
痛みに歪む篠塚の顔は、申し訳ないけど加虐心を煽る。
優しくしたいのに、もっと激しく痛め付けてやりたい。
自分の中のどす黒い感情が沸き上がるのを必死に抑える。
篠「ちょっとっ…動かんといてやぁ」
寺「あれ、動いてた?」
篠「てらのカタチに慣れるまで待って!」
こいつ、今とんでもないエロいこと言った気がするけど。
当の本人は痛みに耐えるのに必死でどうやら無意識らしい。
しかしそれはしょうがない。俺も篠塚も、男相手のセックスなんて初めてだった。
お互いにあらかじめ、ある程度の知識は入れてきたつもりだったが想像以上に大変だった。
特に受け入れる側の篠塚が。
前戯は時間をかけて行ったものの、篠塚の後孔は赤くなり俺の性器を痛いほど締め付けてくる。
しかし、動かないままでは萎んでしまう。
なによりこんなエロい姿の篠塚を目の前に待ったをかけられては、こちらにも限界がある。
篠塚の許可は取っていないが、ゆるゆると律動を再開した。
篠「あ、ちょっとっ…!」
寺「大輝の中、すげー気持ちいいよ」
篠「あぁっ…っ」
我ながらクサイ台詞だと思ったが、篠塚の反応を見ると悪くはないらしい。
ピストンを速め、耳元で甘く囁く。
寺「大輝は?気持ちいい?」
篠「あっ、あぁっ、きもち、い」
寺「感じてるね、可愛いよ、大輝」
篠「やめっ!ぁ、あかんっ、」
部屋中に響く、水分を含んだ卑猥な音。
赤く染まった篠塚の身体は淫らに揺れている。
どうやら彼も痛いだけではなく、しっかりと感じているようだった。
しかし初めてでこれとは、その素質があるのでは?
俺は調子にのって、その後も言葉責めを繰り広げた。
篠「しょっぱなから、飛ばしすぎやない?」
寺「いやいや、喜んでたじゃん」
篠「喜んでないわ!辞めてって何回も言うたやろ」
寺「身体は素直だったよ?」
篠「……!このエロジジイ!」
END
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