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別に、今考えると
死にたかったのではない思う。
ただ単に、生きるのが苦しくて痛かった。
ただ、眠るためのモノの量を間違えただけ。
「大丈夫?」って聞かれるのが大嫌いで
いつも笑って過ごしがちだが
俺だって本音をさらけ出したい。
でも「大丈夫じゃない」って答えて
人が離れていくのはもっと怖い。
ベッドの上で泣いているわけではない。
苦しくもない。
「寝れない」ただそれだけだもん。
すぐ側にあるミネラルウォーターと睡眠薬。
これは僕の常備薬。
オトナの用量は1日3錠らしい。
最初から守るべきだったな。
いわゆる薬物依存性、オーバードーズとやらだな。
気持ちいな。この薬を飲むだけで
眠りに付けるんだから。
ああ、鈍感が増えてく。
いつからだろうな。
独りで抱え込む様になったのは。
少し鬱気味で精神科に行った時だっけ?
タイムラインには「辛い」って掛けるのに
病院の問診票には「特に何もありません。」
って書いてたんだっけ。
それから心の崩壊が始まった。
ここが僕の限界だった。
優越に浸るように薬物に浸って居たのは
ここから全て始まった。
とにかく「期待」が1番僕を縛り付ける
モノで1番効いた毒だった。
いつの間にか、薬の服用後には眠りについていた。
薬を飲んだ睡眠はとにかくフワフワしていて快感だった。
朝は嫌いだ。
太陽が僕の存在を否定しながら
日を刺している用で、嫌いだった。
人に構っているような余裕がない。
ミセスの活動だって「頑張る」の言葉が
僕を壊していく。
楽しくない訳でもない。
解散したい訳でもない。
みんなとの時間はすごく楽しかった。
でも、少し疲れちゃった。
僕は今日も”クスリ”に頼る。