太中
〜だんだん近づく部屋〜
⚠️付き合ってない、キャラ崩壊、口調迷子、
あんま太中要素ないかも…
🤕→太宰 🎩→中也
*
*
*
🎩「はぁ!?なんだよここ!」
そんな荒らげた声をあげた中也は、目の前の状況に驚いていた。同じく太宰も、この光景を見て驚いているのだろう。
🤕「ないだいここは!?」
2人は壁際にある椅子にそれぞれ縛り付けられ、身動きが取れない様子。そしてさらに、壁にこんなことが書いてあるからだ。
『だんだん近づく部屋』
🤕「近づく!?これ以上中也と近づくなんて…!」
まさに死にたい気分だ!と、すごく嫌そうにしている太宰。
🎩「あ゙ぁぁ!想像するだけで嫌になるぜ…」
中也は何とか逃げ出せないかと、紐をとこうとしているも、どうやら簡単には解けないらしい。
🎩「クソっ!誰がんなことしたんだよ!!」
するとその時、本当に2人の距離が近づいた。物理的に。
🤕「うわぁ!?近づくって本当に…!」
🎩「はぁ、もう最悪だぜ…」
このまま最後を迎えるかと思って、絶望していた2人だったが、壁にある注意書きを見つける。
『相手の好きなところをそれぞれ5個言うと、出られる』
🤕🎩「相手の好きなところを…!?」
🤕「無理無理無理!!ぜったーーーいに無理!!」
🎩「んなのこっちのセリフだわ!!!誰が手前なんかを褒めるかよ!!」
ふん!と顔を背けてしまった2人。が、こんなことをしてても距離が近づいていくだけ。
数分後…。あれほどあった2人の距離は、かなり近づいていた。
🤕「このままじゃさすがにマズいじゃないか…!!」
太宰は何とかしようとするも、中也は知らんぷり。諦めているのか何なのか、分からなかった。
🤕(はぁ、仕方ない…)
太宰はかなり迷ったが、このまま近づいて、中也と…なんて、嫌に決まってる。
🤕「…強いところ」
太宰がどうしようもなく発したその一言。すると、2人の距離が少し離れた…ような気がする。
🎩「…っ、あたりめーだろ…」
そうこうしているうちに、また数cmと近づいた。ここは、言うしかないので仕方ない。
🤕「…」
相変わらず中也はそっぽを向いているが、このまま終わるなんでぜったいに無理だ。
🤕「顔が良いとこ、仲間思いなところ…」
わずかだが、中也の頬が赤くなっている気がする。太宰はその反応を見逃さず、だんだん楽しんできているようにも見える。
🎩「…//」
🤕「中也、もしかして照れてるのかいー?」
太宰はニヤニヤしながら中也を煽った。もちろん中也は反抗する。
🎩「はぁ!?んなわけねぇだろーが!!//」
🤕「ふーん?そうは見えないのだけれど…」
中也の反応を楽しんでいる太宰。
🤕「あとはー…かっこいいところ、帽子が似合ってる…とか?」
🎩「…っ、//」
🤕「ほら、私はもう5個言った。中也の番だよ?」
そう言われた中也は、顔をぷいっと背けてしまった。
🎩「…誰が言うか」
🤕「うーん、それはつまり、私ともっと近づきたいってことでいいかな?中也」
🎩「あ゙ぁ?ちげーよ!!手前の好きなとこなんかねぇんだわ!」
太宰がニヤニヤしているのを見て、中也はさらに嫌そうな表情を浮かべる。
🤕「じゃあ中也は、このままでもいいんだね?」
🎩「っ、……クソが」
その時また、2人の距離が近づいた。このままだと、本当にキスしてしまうことになる。
🎩「……強い、とこ…」
そう小さく呟いた中也だが、太宰は聞こえないふりをして中也をからかう。
🤕「んー?なんてー?聞こえなかったなー?」
🎩「…ちっ、クソが…」
からかわれた中也はどうしようか迷ったが、これ以上近づくなんてもう無理だ。くっついてしまう。
🎩「…強いとこっつってんだろ…」
🤕「うんうん、それでー?」
太宰はそう言いながら、中也の顔を覗き込むようにした。その表情は意地悪そうで、初めとは別人のようだ。
🎩「…頭いい、常にふざけてる…」
🤕「別にふざけてないのだけど…」
まぁいいか、次はー?と、先を促す太宰。中也が悩む間にも2人の距離は近づき、ついに膝が当たる位の距離に。
🤕「ほらほらー、早くしないとこのままじゃ…」
🎩「…うるせぇ!今考えてんだよ!!」
そう言って顔を背ける。太宰はニヤニヤと笑みを深めるばかり。
🎩「…いざという時…頼りになる…」
そう言った中也の耳は、赤く染っている。
🤕「ほら中也、あと1つだ」
余裕そうに中也を見つめる太宰。中也は恥ずかしそうにしながらも、最後のひとつを口にした。
🎩「……かっこいい…」
そのとき、部屋にあった扉がガチャリと音を立てて開いた。
🤕🎩「…!」
それに、さっきまで解けなかった紐も、すぐ解けるようになっている。
🤕「やっと出られるー!」
🎩「こんな部屋、もう二度とごめんだ!!」
そう言いながら2人はすぐに部屋を出たのであった。
*
*
*
さて、一体誰がこんなことしたんでしょう?
ネタ思いつかなくて…
リクエストお願いします😖👍🏻
コメント
2件
話の内容がすごく好みです!!ご馳走様でした( ´ ▽ ` )ノ