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読ませていただきました……。雨の夜、コンビニの前であの場面を目撃してしまう切なさが、ひしひしと伝わってきました。「私には見せたことのない笑顔」という一文に、胸がぎゅっとなりました。家まで走るシーンの描写も、雨水と涙が混ざる感覚がリアルで、一緒に走っている気持ちになりました。続きが気になります……!
雨が激しく降った夜のことだった。
傘をさす人々の中に紛れるためにコンビニに立ち寄った。
その時、視界に捉えた_。
笑顔で知らない可愛い子に傘を傾ける貴方を。
私には見せたことのない笑顔が、楽しそうな声が、生々しく目の前を流れていった。
私に価値などないという事実を突きつけられたかのように感じた。
私はそのままコンビニを後にした。
家まで息を切らしながら走った。
降りしきる冷たい雨が生温かい涙と混ざり合いながら頬を流れた。
冷たい風に抗いながら無我夢中で前に進んだ。
あんなに走ったのに何かが物足りなかった。
玄関前で足を止めた私は、まるで行きどころもない野良猫のようにその場に佇んでいた。