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すれ違い?
Iris赤組
あ、同棲中ってことでよろしく〜
読み切り
※ノベル初めてなんで誤字やらなんやらかんやらあると思うけど大目に見てください!
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最近は話せてないなぁ
ふと同棲中の部屋を掃除する掃除ロボットに突っかかりながら思う。
付き合って3年、同棲を初めて2年。
上司や会社の方向性が変わったことでないくんの仕事が忙しくなった。
最初は仕方ないかなと寂しく思っていて、でも帰ってきたらちゃんとお話をしてくれていたから嬉しかった。
でも最近はご飯を食べに来て、服をとりに来るだけ。
そんな家には、そんな家に住んでいるりうらはないくんからしたらどんな価値があるのだろうか。
そう思っているといつものように黒いスーツに少しボサついた髪でないくんは帰ってくる。
「ただいま」とも言わずに入って来て、脱衣所に服を投げて、 疲弊し切った顔で少しやつれ気味でリビングにくる。
ダイニングテーブルに置いたご飯に目もくれず自分の部屋に行き、洗ってある服を持ってまた家を出ていく。
あ、今日は食べてくれなかった…
忙しいから仕方ない…よね。
そう思っていた。
いや言い聞かせていたの方が正しいのかもしれない。
大丈夫だと思っていたのに体は正直だ。
うっあ…ヒグッ ポロポロ
1人残されたダイニングテーブルの前で嗚咽を堪えながら泣いてしまう。
あれ、意外とくるんだ。なんで?
もう話せないのもぎゅーしてくれないのももう全部、全部気づいてたのに、全部、全部わかってたのに。
なんで…
諦めていたはずなのにと考えながらちらりと視線を上げた先にある写真をはめ込んだペン立て。
そこにはお花見をして二人で撮った写真が入れられている。
風にあおられて空を舞う桜の花びらと綺麗な満開の薄桃色の桜、雲ひとつない春の暖かさを表す青空を背景に二人で肩をつけて少し傾きがちに満面の笑みを浮かべていた。
あの時はすれ違いを起こすなんて思わなかったんだろうな。
…もう、考えるのやめよう。
気分を変えるために少し外に出る。
満点の星空に秋らしい暖かい黄色の満月。
ひとつ流れ星を見つけてほんの少しだけ気分が前向きに変わる。
「なんなのよ!こっちは仕事で忙しいの!家でなんにもせずにごろごろしてるあんたと違ってこっちはあんたを養いながら私が生活する分のお金を稼いで手一杯なの!なのに家事しろだなんて意味わかんない!」
たまたま通りかかった公園で静かな住宅街に鋭く響き渡る女性の怒声。
見た感じ仕事終わりなのだろう。
かっちりとしたスーツでブランコに座って目を釣りあげてスマホに向かってどなりつける。
りうらも…いらないのかな。 りうらも働いてないしな。 なんのためにりうらたち付き合ってんだろ
女性の怒声で考えてしまった…別れを。
りうらの顔すらまともに見ることなく家を出ていくないくんを見ると自分は彼女でもなんでもないただの居候なんじゃないかと勘違いしてしまう。
結局その日はコンビニで分けあって食べる相手もいないのに二つに分けて食べれるアイスを買って帰った。
翌日
いつものように晩御飯の準備をしていると無性にないくんの部屋に入りたくなった。
ないくんの部屋は懐かしい匂いがした。
抱きしめられた時に包みこんでくれる優しくて爽やかで暖かい匂い。
懐かしくてどうしようもなく涙が出てきそうだった。
またあの時に戻りたいと心の底からそう思う。
ないくんの部屋を少し見てると、壁にホワイトボードが貼ってあった。
それには同棲3年記念日とりうらの誕生日がしっかりと記載してあった。
あぁ、この頃はまだりうらたちは「恋人」だったんだな。
堪えていた涙がホワイトボードの文字をなぞる指を歪ませていく。
光を通さない遮光カーテンが常にはられた状態のないくんの部屋。
真っ暗で無機質で生活感のまるでない部屋。
少し前までは明るくて暖かかったこの部屋に自然とりうらは立ち入らなくなってしまった。
何故か自分から避けてしまう。
泣き止んでから部屋を出て掃除を再開する。
モヤモヤと心に影を指したものから目を逸らすように。
今日はりうらの誕生日!
いつものようにご飯を用意して掃除をして、少しだけいつもよりもオシャレをする。
変化に気づいてくれると信じて。
いつもよりも早く帰ってきたないくんはいつものように脱衣所に服を投げてダイニングテーブルに腰を下ろす。
あ、今日は食べてくれる!
少し心が弾みながら、少し緊張しながらりうらも無言で向かいの椅子に座る。
ちらりとこちらを見たないくんは顔色が悪くて、目から色が落ちたような顔をしていた。
心做しか前よりも痩せた気もする。
ご飯を食べ終わっていつものように部屋にいったないくんの後ろを歩き、一緒に部屋に入った。
そっとこちらを見て少し驚いたのか目をほんの少し見開いたかと思うとすぐにふいと目を逸らした。
りうらがないくんと話さない間会社で何があったんだろう。
そう思ったけれどそれよりも先にないくんはふらりと気を失ったようにベッドに倒れ込んだ。
驚いてゆっくり近づいてみると寝ているだけみたいで安心した。
ないくんの横に潜ると強烈な睡魔が襲ってきた。
抗うことも虚しく夢の中に落ちていく。
大きな物音で目を覚ますとないくんがノートパソコンを落としたようだった。
携帯で時間を確認すると3時間は経っていた。
思い切って
「今日は家で寝る?」
と聞いてみるとちらりと時間を確認してからこくりと頷いた。
それから嬉しくなって夜ご飯は少し豪華な盛り付けにした。
ダイニングテーブルに並べる時にはないくんも手伝ってくれた。
無造作に伸びた髪がないくんの印象を悪くする。
ご飯を並べ終わって二人で食べ始める。
久しぶりにないくんと食べるの一人で食べるよりもすごく美味しかった。
見つめているとないくんはちらりとこちらを見て驚いていた。
どうしたのかと思っているとないくんはりうらに近づいてきた。
「ないくん、どしたの?」
(´。•ω(•ω•。`)ギュ
「え?」
「りうらが、泣いてる…から」
慌てて頬を触ってみると確かに濡れていた。
「最近話せてなかったけど…ちゃんと大事に思ってるよ。誕生日おめでとう」
暖かく抱きしめながら少しぎこちなく言ってゆっくりと優しく頭を撫でてくれた。
少し甘えたくなる。
前までとは少しだけ変わっちゃったかもしれないけどそれでもりうらの彼氏はやっぱりかっこよくて優しい
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はい!おしまい!
キリが悪いね〜まじめに終わり方思いつかなかった!
ノベル初めてにも関わらず我ながら
文章多いな〜読者の皆様ごめんなさい!
とか思いながら書いております。ごめんなさい
なんか見づらいとことかあったらどんどんコメントよろしく!コメントに気づき次第編集するんで!
あともう1つ!私を知ってる方もそうでない方もアカウント名を見たらわかる「無浮上・無投稿」の文字。まぁまぁそれについてはあとから雑談部屋で出そうじゃないか。(多分だけどねん
はいふざけましたすんません。
ちょー鬼ほど簡単に簡潔にまとめると
投稿したくなったからです!
簡単すぎるな…ってわれながらに思っていますw
もーちょっと詳しく言うと確実に長くなるんでこれはさすがに雑談部屋で語らせてくれ。
てことで、無期限活動休止は今後も続きます!時々ゲリラで投稿するかも!そんときはよろしく〜!