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オクパズ「冷ちゃん!剣研ぎ終わったで~!」
冷「ありがとうございます。」
オクパズ「ラザーくんは選び終わったか?」
ラザー「ん~こっちか…いや、でもこっちの方が持ちやすい?……うーむ…」
オクパズ「めっちゃ悩んどるやん。どれとどれで悩んどんや?」
ラザー「これとこれ。」
オクパズ「ほうほう……木輪と…ハビスか!」
ラザー「どっちが強いんだ?」
冷「強さの前にお前は使いやすさを重視しろ。前の戦いもふざけた攻撃しかしてなかっただろ?」
ラザー「だって!武器に関してはほぼソウルから習ってないんだもん!」
冷「もん!って……子供かよ…」
オクパズ「せやなぁ…ハビスの方が使いやすいで!この二丁鎌は、持ち手が大きくて手にフィットしやすい!しかも軽いから長期戦にももってこい!!けど一撃一撃は弱いから援護用かな。」
冷「ラザーそれにしとけ。」
ラザー「じゃあこれにするか…けど色がな…」
オクパズ「大丈夫や!色はいろんなんあるで!」
ラザー「おー!お得!」
冷「お得……?」
オクパズ「おいしょ!ふぅ…サンプル持ってきたで!ラザー君、この中やったら何色がええ?」
ラザー「うーん…………これ!」
オクパズ「おお!黒と差し色の黄色か!自分ええセンスやん!」
ラザー「えへへ」
冷「お世辞だろ…真に受けんな。」
オクパズ「じゃあはい!これ商品ね!どうぞ!」
ラザー「ありがと!」
冷「おい!」
ラザー「え!?…あ、ありがとうございます…」
オクパズ「またソウルちんによろしく伝えといてね~」
ラザー「ふぅ…選んだだけなのに疲れた。帰ったら寝よ…」
冷「まだ帰らないぞ?」
ラザー「え!?なんで!!!」
冷「ちょっとしたおつかいだ。」
ラザー「何しに行くんだよ!」
冷「グローブ作ってもらうんだよ。」
ラザー「グローブだァ?なんで?」
冷「スティルとクラッシュがチーム作るならチーム専用のグローブが欲しいって言ってたから。」
ラザー「けどグローブなんか付けてなんになるんだよ?」
冷「グローブをつけてたらチームの象徴になるんだ。そういやソウルさんのチームは腕輪つけてたな…」
ラザー「そういやなんかつけてたな。4みたいなマーク描いてた。」
冷「あとそういう装備品は通信機にもなる。俺もソウルさんに貰った古いやつなら持ってる。これ。」
ラザー「うわ!腕輪からなんか画面が出てきた!なんだこれ…」
冷「これがあれば電話も出来るし、任務の確認、仲間の位置なんかも分かる。あるだけ得なんだ。」
ラザー「へぇー便利なんだな。」
冷「まぁだからもうちょっと付き合え。」
ラザー「へ~い…」
テクテクテクテク……
冷「……」
ラザー「……」
冷「ラザー、」
ラザー「ん?」
冷「オクパズさん昔戦闘員だったらしい。」
ラザー「ふーん…」
冷「でも…見た目が違うからって理由でどこのチームにも入れず、フラワー本部からも人型以外の者には任務は出せないって言われてたりで差別されて…それで今は細々と武器屋をやってるらしい。」
ラザー「差別!?」
冷「!どうした?」
ラザー「いや………そうか、見た目が違うだけで…………もしかして俺結構失礼だった?」
冷「結構どころじゃない。お前は言ったらダメな事を言ったんだ。」
ラザー「……………」
俺はなんて事を…俺もされてたじゃないか!南側の奴だからって!なのに…俺は……見た目が違うからって…………
冷「これからはこんな事ないようにな。」
ラザー「あぁ…」
《ストラス本部にて》
冷「すみません、チームのグローブ申請しに来たんですが…」
受付ロボット「はい。でしたら専門技術室においでください。」
ラザー「スゲ~機械が喋ってらぁ…」
冷「行くぞ。」
ラザー「うぃー」
冷「えーっと…確か一番奥の部屋だったよな…」
ラザー「なぁ、グローブのデザインってどんななんだ?」
冷「これだ。」
ラザー「おお!アイツらこんなカッコいいの作れたんだな!」
冷「いや、作ったのリタン…」
ラザー「マジ!?」
冷「スティルとクラッシュが意見を出して、リタンがそれを元に作ってたんだ。」
ラザー「スゲーな!」
冷「けど…作っても作ってもダメ出しされてて、その3日間だけでリタン痩せてきたんだよな…」
ラザー「過剰なストレス!?けどそんなの作ってたか?俺記憶ないけど…」
冷「だってお前いつも夕方まで寝てたろ?」
ラザー「ウッ…」
冷「もうその時には作ってねぇよ…まぁ、これからは朝の7時には起きろよ。特訓もしないとだしな。」
ラザー「へい…」
冷「よし、着いたぞ。」
ラザー「お!本当だ。」
コンコン!
冷「失礼しま…」
ドッカーーーーーーーーーーン!!!!!
冷「グハァ……」
ラザー「爆発!?だ、大丈夫か冷!!!!」
冷「…」
ラザー「………気絶してる…」
???「もう!おじいちゃん!!また変なの作ったでしょ!!!!!」
???2「悪い悪い…痛たたたた…」
???「もう…仕方ないんだから……」
ラザー「冷ぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
???「ん?って!ひ、人がぁぁぁぁ!?」
ラザー「んぁ?」
???「だ、大丈夫ですか!?」
ラザー「冷が気絶してて…ってかアンタ誰?」
???「そそそ、そんな今は名前なんかよりもこの人の大急処置を!!!」
ラザー「大丈夫だ!コイツはそんなんで死なねぇよ。」
???「けど、頭から血が…」
ラザー「頭?…………………あ…こりゃヤベェ…」
数分後…
???「本っ当にすみません……」
冷「いや、全然大丈夫です…」
ラザー「まぁ許してやるよ。」
冷「お前なぁ…」
???2「悪いねぇ、ワシの作ったロボットが壊れちってね。」
冷「あなたもしかして、フラワー3軍のトップ、ロクボク・ボロ!?」
ラザー「トップ!?」
ロクボク「そうじゃ。もう歳じゃがな。んで、こっちのはワシの孫のマシーナじゃ。」
マシーナ「よろしくお願いします。」
ロクボク「んで、ワシらに何か用か?」
冷「グローブの申請をしに来たんですけど。」
ロクボク「あー、はいはい。わかった、わかった。マシーナあとはよろしく~」
マシーナ「もう、興味無い仕事はすぐに押し付けるんだから……あ、すみません!それではデザインを見せていただけますか?」
冷「これです。」
マシーナ「これですね…はいはい、じゃあまた後日送らせて頂きますので、住所と電話番号を…」
冷「あ、住所は……」
ラザー「なぁトップの爺さん、」
ロクボク「ん?」
ラザー「何それ?」
ロクボク「これか?これはなぁ、タバコじゃ。」
ラザー「た…ばこ?」
ロクボク「吸ってみな、 飛ぶぞ。」
マシーナ「ちょっとおじいちゃん!?何言ってんの!?」
ロクボク「冗談じゃよ…」
ラザー「冷、もう終わったか?」
冷「あぁ、それより早く病院行こう…クラクラしてきた…」
マシーナ「私付き添います!」
ラザー「んじゃあ俺は帰ってるわ。」
《家の特訓場にて…》
ラザー「はへ?」
クラッシュ「うぅ…(泣)」
リタン「帰って来たか……冷は…」
ラザー「ま、まだだけど…どうなってんだこれ…」
スティル「えっと……クラッシュがハンマーを振り回してたら地面割れた…」
クラッシュ「うぅ……ごめんなさい…(泣)」
ラザー「どういう事だよ……それより、どうすんだよこれ!?もし冷に見つかったら……」
スティル「私たちが怒られちゃう!!!」
クラッシュ「イヤだァ!!!(泣)」
リタン「それにしても練習場の下まで地面が割れるなんて……すごい威力だな…」
クラッシュ「そんなつもりじゃなかったんだよ?ただ…」
1時間前…
スティル『お兄ちゃん頑張ってー!!クラッシュはもっと頑張れー!!』
リタン『まだ戦えるのかクラッシュ…?」』
クラッシュ『ハンマー重いけど…まだまだ本気は出してないよ!!』
スティル『本気出していいわよ!!!私が許可してあげる!!!』
クラッシュ『じゃあ!!!!フンヌ!!!!』
リタン『え!?』
スティル『お、お兄ちゃん避けて避けて!!!!』
クラッシュ『オラァァァァァァァァァ!!!!!!!!』
リタン『う、うわぁぁぁぁ!!!!』
ドッッッッッッッッッッッッッッッガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!!!!!!!!!!!!!!!!
スティル『きゃぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!!!!!!』
リタン『うわぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁあぁぁぁあ!!!!!!!!』
クラッシュ「って…スティルがいいよって言ってくれたから、リタンに攻撃当てようとしたら避けられて地面に当たったの……」
リタン「こんなのが当たってたら俺はもうここにはいないだろうな………」
ラザー「あぁ…」
スティル「これ、修理代高いわよね……」
リタン「高い所じゃないだろ………多分作り直しだ……」
スティル「ソウルさんになんて言おう………」
4人「「「「はぁ……………………」」」」
次回【チーム 《フォース・ザ・デス》】
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おまけ【 キャラ説明 】
名前 «マシーナ・ボロ»
年齢 «16»
出身 «ストラス»
組織 «フラワー»
クリスタル «保存»
武器 «無し»
好きな事 «甘いものを食べること»
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名前 «ロクボク・ボロ»
年齢 «79»
出身 «ハボル星»
組織 «フラワー»
クリスタル «知能の剥奪»
武器 «ロボアーマー»
好きな事 «本を読むこと»