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『四章 幸運の足枷、屋上の桃源郷』重い扉をゆっくりと開けると…
出てきたのは死体でも、体のかけらでもなかった
雷「これは…」
ギザギザとした歯がついている器具だった
星「それって罠だよね?動物を捕まえるための」
荒「きらら?いつの間にいたのか」
星「まぁねー、少しでも役に立ちたいからさ」
雷「罠…血がついてるな」
この血は割と新しいから
由鶴のっぽいな…足に傷がついてたし
星「これ熊用のじゃん!絶対痛いだろうなー…」
コトダマ→熊用の罠
雷「詳しいんだな」
星「ど田舎で育ったからね〜、そうだ!さえちゃんが呼んでたよ!」
雷「舞園さんが?」
星「もしかして告白かもよ〜、会議室まで急いでいきな!」
荒「じゃあここら辺はきららと俺に任せろ」
【会議室】
舞「あっ、ミライさん」
雷「舞園さん、どうしたんだ?」
舞「その…ちょっと気になる物があって」
そして舞園さんは三つのものを出した
一つ目は小さな紙切れだった
雷「これは…由鶴を屋上に誘う手紙か」
舞「はい、今日のちょうどカードゲームで遊び終わったくらいの時間に」
雷「でも全員いたよな…うーん」
舞「あまり字の書き方も特徴的じゃないですし、字での特定は難しいですかね…」
雷「だな、二つ目は…」
二つ目は…『高校生2名が屋上から飛び降り!事故か事件か…』という見出しがついた新聞だった
舞「この学校と似たところで飛び降り事件があったらしいです…」
雷「2名のうち1名は死亡、もう一名は軽傷か…」
舞「女子高校生の人が地面に思いっきりあたっちゃったみたいで…」
雷「今回の事件と似てるな、視野に入れとくか」
そして最後の三つ目、俺にとって一番驚く物だった
『日記 天谷由鶴』
由鶴の日記だった