『四章 幸運の足枷、屋上の桃源郷』雷「由鶴の日記…?」
舞「その、プライバシー的にアレかもですけど…少し見てみませんか?」
雷「だな、何か見つかるかもしれない」
そして恐る恐る、ノートを開けた
…しかし予想に反して、中は全て黒塗りで見えなくなっている
舞「…真っ黒ですね、ほとんど」
雷「あぁ、もう残ってないのかもしれない。あっ」
黒塗りされていないページが少しだけあった
『9月25日
今日、〇〇は死んだと知った
病院に駆けつけた親が泣きながら病院のベットに縋り付く
俺は幸か不幸か助かったみたいで、3日で退院できるらしい』
『10月25日
不登校になってから今日で1ヶ月
ついに食事を抜かれてしまったので、昼食はコンビニで弁当を買った』
『1月13日
〇〇の妹が家に尋ねにきた、部屋で2人きりになった時
殺されかけた。なんとか親が帰ってきて助かった 』
雷「…」
詳しいことはわからない。〇〇と偽名を使われている人が誰かもわからない
でもきっと由鶴はこの〇〇を殺した。なんとなく想像がついてしまった
舞「…だいぶ、すごい日記でしたね」
雷「そうだな。まだ重要なことはわからないけど」
舞「その…少しでも力になりましたか?」
雷「あぁ、助かったよ」
コトダマ→高校生飛び降り事件の新聞、由鶴の日記、犯人らしき者からの手紙
その時
モノクマ『えー、お待ちかねの学級裁判の時間でーす!
学校内の校庭にある地下への扉からお入りくださーい』
雷「地下への扉?」
舞「と、とりあいず行きましょう!」
【校庭】
荒「うわっ、ほんとに扉があんじゃん」
雷「瑞稀!捜査してどうだった?」
荒「特に目立ったもんはないけど、防火扉があってな」
雷「防火扉?」
荒「あ、続きは裁判場で話すよ」
雷「わかった」
三「さぁ、早く行きましょう〜」
星「そうだよ!モノクマに何されるかわかんないし!」
舞「お、お先に行ってます」
荒「じゃあ俺も先に行ってんな」
そう言い残し、次々と裁判場へ入っていった
俺も後を追うように、重い足でゆっくりと裁判場へ向かい始めた
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