この作品はいかがでしたか?
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この作品はいかがでしたか?
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皆さんこんばんは!今回は前回の続きです☆
前回を見てない方はぜひそちらを見てからご覧下さいorz
ソレデハドウゾッ
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「…このままいても埒が明かないし、そろそろ戻るか。 」
そう言うと、スタスタと自室に戻り、俺は眠りについた。
「…ふわぁ。」
まだ眠い。二度寝したいところだが、あいにく今日は四怨の研究に付き合うことになっているため、遅れないようにといつもよりも早く行った。
昨日の就寝前挨拶の時に大体各自の位置は把握していたため、いそいそとみんな自分の持ち場に行く。七悪と嫌五は残り、それぞれの担当をしている。俺と六美、四怨はと言うと、3人で月人についての研究をしていた。
「…で、二人は月人について何か知ってることはあるか?」
「いや、あんまり。白くて、髪を結んでて…」
「わたしもさっき太陽が言ったことぐらいしか分かんない…」
「そうか、んじゃあ今から月人の基礎知識について説明する。」
四怨説明中…
「へぇ、そんな感じなんだな」
「あんまり調べたことないから…」
「まぁそうだろうな。で、本題に入ろう。」
「さっきも説明したとおり、我々が知る限り月人は弓矢っていう武器を持ってるわけだ。」
「その矢の攻撃医療はあまり高くなく、硬度9なら3、4発なら耐えれる。だが、それは”通常”の月人の場合だ。」
「太陽が遭遇した月人は、硬度9の宝石を一撃で砕いた。これがどういう意味か、わかるか? 」
「「…進化してる?」」
「その通り。月人は進化している。これに尽きるだろう」
「そこであたしたちが調べるのが、月人はどうやって進化したのか。これが今回の研究テーマだ」
「ほぇえ、なるほど… 」
「だが、肝心なものがひとつない。それは…」
「”サンプル”だ。」
「「サンプル?」」
「もしかして、昨日言ってた…」
「そ、月人が実際に使ってる弓矢のな。」
「だから、まずこれを確保するために二刃姉ちゃんに事前に取ってくるよう依頼しておいた。姉ちゃんなら大丈夫だろうしな。」
「確かに…凶一郎さんは普通にそのまま刻んじゃいそうですしね」
「二刃姉ちゃんなら信頼出来るもんね!」
「ハックシュン!」
「なんだ、くしゃみか?」
「あぁ、そうだねぇ…もう秋だってのに。」
「…だから、二刃姉ちゃんが帰ってきたらまずサンプルを貰ってあたしに預けること。いいな?」
「「了解!!」」
「他になにか手伝えることはない?」
「そうだな、じゃあ…」
「「「!?」」」
「なんでだ!?こっちは学校…!!」
「っ、よりによって兄ちゃんたちがいない時に…!」
「俺が相手するよ、先生呼んできてくれ!」
「そんな!?危険すぎるよ、太陽!」
「いいから、!」
「…分かった!気をつけてね」
「あぁ!」
「…さ、ちょっくらあたしも久々に動くか」
「え!?戦闘できないんじゃ…」
「できないぞ、けどまぁ1回ならあるしだいじょぶっしょ」
「心配…」
「んな事いいんだよ、あたしは援護すっから。」
「…はい!チャキ」
「夜桜古刀術・天照!」
「しびれ玉!」
「っ、硬…!?」
「…あ(しくじった…!?)」
「太陽!?」
「先生呼んできたよ!」
「ピン」
サァ…
「大丈夫!?たいよ…」
太陽の左目の部分が黒く染まっていた。おそらく月人に奪われたのだろう。
「すまねぇ…あたしが動ければ…!ギリ」
「四怨さんのせいじゃないですよ…」
にしても、いつも両目だったからか視界が狭い。そりゃそうか…右目しか使えないんだもん。慣れない視界で歩くと、足がふらつく。六美が上手く受け止めてくれた。
「無理して歩かないで…!?七悪のところに行こう」
「うん…」
「七悪!!!!」
「ちょっと、どうしたの!?その目…」
「話はあとだよ、治療してあげて!」
「う、うん!そうだね」
数分後
「ありがとう、七悪!」
「えっと…その目どうしよっか」
「…あ!」
七悪はそういえばと言わんばかりにある小さな木箱を取り出した。
「これ…」
パカッと開かれたそこには、フォスフォフィライトの左目。ミント色で透き通っている。
「えっと…上手く馴染めるか分からないけど、はめてみる?」
「、いいぞ。少しでも可能性があるなら」
「…わかった、じゃあちょっと寝ててね」
カチンっと麻酔の注射器が刺された音がした。そのまま俺は眠りについた…
『…ぇ、ねぇ!』
…ここはどこだろう。誰かの記憶?
『待ってよトパーズ、行っちゃダメだって!』
『…こうしないとお前たちが助からないんだ。』
『でも、でも…そうしたらトパーズがっ!』
『…大丈夫だ、フォス。俺は絶対に戻ってくるよ』
『だから、どうか…』
『君だけは忘れずに俺の帰りを待っててーーー』
パチッ
「…ん」
見慣れた天井。真っ白に拡がった真上の世界は、なんだかいつもと見え方が違う気がした。
「何してたんだっけ…俺」
「えっと…」
「あ、よかった!目が覚めたみたいだね」
「七悪…」
「うんうん、順調に馴染んでるみたい!」
「あれから数十分くらい眠ってたんだよ。そろそろ姉ちゃんたちも帰ってくるからちょっとまっててね。」
「「ただいま」」
「おっと、噂をすれば」
「おかえり、姉ちゃん兄ちゃん!割れては…ないみたいだね、さすが!」
「ふふ、当たり前さね」
「これが長男の力だ」
「ただいま、たいよ…う…!?」
「おい、その目はどうした」
「まさか」
「あはは…ちょっと説明しますね」
太陽説明中…
「月人め…俺の愛しい六美の髪だけでなく太陽の左目までもを奪うとは…ブツブツブツブツ」
「落ち着きな」
「とにかく、上手く馴染んでよかったね。」
「ありがとうございます!二刃姉さん」
「おーっす、おかえりんぎー」
「おかえり、姉ちゃん二刃姉ちゃん! 」
「六美、俺は?♡」
「おかえりー」
「ドライなとこも好き♡」
「姉ちゃん、サンプル取ってきてくれたか?」
「あぁ、バッチリさね。ほら(ス」
「おー、すげ!ありがとな!」
「いいんだよ」
「…さて、明日も手伝ってもらうぞ、太陽」
「はい… 」
ここで終わりです!短くなってすみません…次から本格的に月人の研究編に移ります!
コメント
3件
やべえ、なんか怖いって、 なんか来るじゃんこれはさぁ、