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まふゆだけの❌️❌️
「…ここは…」
「ようこそ、まふゆ。」
「ミ、ク…?」
(ここはどこだろう。セカイと似ている。今話しかけてきたのもミクみたいだけど少し違う。)
「ああ。言ってなかったね。ここは“まふゆだけのセカイ”」
「私だけの…」
どうやら新しいセカイができたみたいだ。それも、私“だけ”の。
「瑞希が、居ないセカイってこと?」
「流石まふゆ。理解が早いね。」
「瑞希を返して。 」
「えっ。」
「瑞希を返してって言ってるの!」
何故かわからないけど、怒った。いや、何故がわかる。
『逃げたいと思ったら逃げていい』この言葉をくれたのは瑞希だ。瑞希がいたから、親からも距離を置くことができた。恩人でもある瑞希にもう一生会えないのは辛いと思う。
「そんな事言われても…」
「どうしたの。」
「もう、変えられないよ。」
(一体、どういうことなの…)
「瑞希は、もう居ないんだよ。」