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『…やめてよ、 』
『なんでそんなことするの?』
『痛いッ』
昔の夢。
昔の私
見たくもない昔の弱い私
はやくこの夢から覚めて欲しい。
・・・
起きたときには
ご飯の時の人が
隣に居てくれた
「もー、
いきなり倒れるんだから心配しましたよ?」
『…すいません、』
「あ、僕は剣持 刀也と申します」
『よろしく…お願いします。』
『…ぁ、ご飯、』
『ありがとうございます、』
knmt
「いえ」
「他に何かありますか?」
「これやりたいーとか」
「これ欲しいーとか」
強いて言えば…
『お風呂…とか入りたい、です』
knmt
「あ、まだ入ってませんからね」
「お風呂…用意しときますね」
『…ありがとう、 』
・・・
んふ、楽しみ…だな
お風呂
暖かいのかな
あのお姉さんみたいに
髪サラサラになるかな
・・・
knmt
「お風呂、用意できましたよ」
「一緒に行きましょう」
『…うん、』
・・・
久しぶりに水に触れる
とても暖かい
髪を少し水で濡らし
シャンプーを数滴垂らす
髪が汚いからか
なかなか泡立たない
ようやく泡が立ち
泡で少しだけ洗った、笑
・・・
湯船に足を入れる
ぬるま湯、と言ったところだろうか
暑くもなく冷たすぎない
私の体温にあった温度
まるで体温に合わせて
お湯をいれてくれたみたい
もともと濡れるのは嫌いだった
でも、これは嫌いじゃない
心地が良いから