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中也が好き。大好き。愛してる。初めてあったときから想いを寄せていた。中也は私のことが嫌いだろう。でもこの想いを伝えたかった。
四年の時をえて、私達は再開することができた。久しぶりにあった中也は、身長も伸びていて、色気も魅力も増していて、今すぐにでも想いを伝えたかった。
少しでもこの好意が中也に伝わるように、再開してからは中也のセーフハウスに通い続けた。中也が仕事から帰ってきたときに、おかえりと、仕事に行くときには、いってらしゃいと、中也と一緒に食事をし、夜は体を重ね合う。「中也が好き」言えなくても、仕草や態度から伝わるように。
そんな関係が続いていたある日、まちなかで中也を見た。でもあきらかにいつもと様子がおかしい。心配で私が近づくと中也がこちらを見た。
(ッッ中也が泣いてる?どうして?あの中也が?)
「やぁ中也。今日も相変わらず小さいね」
少し煽るように言ってみても中也からの返答はなく、おもわず聞いてしまった。
「ところでなんで泣いているんだい?」
「……」
「ちょっとなんとかいいなよ?」
そう私が問いかけたとき、中也が突然走り出した。
「中也!」
私が呼んでも止まってくれることはなく、そのまま姿が見えなくなってしまった。
探偵社での仕事も終わり、中也の家に向かうと、中也は寝室で眠りについていた。
(…目が赤い……泣いてたのか? )
「中也……」
私は、私にとってとてつもなく愛らしくてかわいい好きな子を抱きしめて一緒に眠りについた。