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こういうのを書きたかった 、、、、 🤦🏻♀🩷
「だーかーらー!!!」
「ないちゃんと僕で付き合ってるドッキリをしたいの!!」
俺といむしか居ない社長室にそんな大きい声が響き渡る。
嗚呼、もう。そんな大きい声出したら外に聞こえてしまうじゃないか。防音室だからといえど聞こえるものは聞こえる。響くものは響くんだよ。
そもそもいむの声はでかいの。他の人居ないと俺の耳が貫通するんじゃないかって思うくらいうるさいよ…
「ほら!りうちゃんとか面白い反応しそうじゃない?」
「…たしかに、面白そうな反応しそう。」
「初兎ちゃんはおどおどしそう!」
彼が述べる言葉で想像が簡単につく。
初兎ちゃんなら「え…は…え??」なんて言いながら目をまんまるにしてこちらを見つめてきそう。
最終的には何も聞いていなかった…っていう風に自己完結とかさせちゃいそうだな。
あ、これはりうらもかな…?
なんて想像を繰り広げると面白おかしくなってきた。
最初は乗り気じゃなかったけど案外楽しそう。
「あー、でもまろにきは面白い反応するかなー?」
「あにきはなんか「ふーん」程度で済ませちゃいそうだし、いふくんなんか絶対無視だよ、無視!!」
配信上でもやっている下りをOffでも繰り広げられると少しばかり困るものもある。
べーっと舌を出してまろの文句ばかり言うから「あはは」と笑って流すことしかできなかった。
「まぁまぁ、りうしょーが面白そうやし、やってみる価値はあるんじゃない?」
「さっすがないちゃん!乗ってくれると思ってたよ〜っ」
そう言って抱きついてくるいむに、「はいはい」と流して離れた一瞬の隙を狙ってまた仕事をしだすと苦笑気味にいむは「じゃーね」って言ってきた。
詳細の話は?とは思ったけどまぁいいか。
そう思いまた仕事とにらめっこする。
ついにドッキリの決行日。
いむと2人きりになってにやにやしながら他メンバーを待つ。
そうして、外からの足音が聞こえてきたらそれぞれ各位置についてムードに入る。
最初に入ってきたのはあにきとりうらだった。
俺といむがとてつもなく顔の距離が近かったからびっくりしたのだろう、2人揃って「え」って声を上げていた。
それに気がついた。という体で急いで離れるとりうらは「ちょちょちょ…!!」って早速騙されてくれた。
「なんもないよ、おはよ。まろ、りうら。」
「おはよじゃないよ!? なにしてんの!?!?」
「『なに』ってなに?僕とないちゃんはただただ話してただけだよ?」
「ねー?」ってこちらに問いかけてくるから「うん」って笑い気味に返してやるとまた2人でにこにこする。
その様子を見たりうらとまろは甘ったるい雰囲気に面食らったのだろう、りうらは今度は声にならなくなっちゃったみたいでぱくぱく口を動かせる。
「あほらし」
ずっと黙っているかと思えばため息を付いて次に吐かれた言葉がこれだ。
やっぱ、あにきはこういう系得意じゃないよねぇ〜、なんて思いながらもこれはドッキリだし気を抜かないようにしないと。
って思っていむにぎゅーって抱きつく。
「…え、えぇ…??」
その間もりうらは困惑しているみたいで尚更面白くなってバレない程度にいちゃついてやる。
最初は抱きついているだけだったのは今度は俺の膝の上にいむを置く。
次はするりと手を絡める。俺の指といむの指が絡むように、ぎゅーとつなぐといむはびっくりしてた。
「…な、ないちゃん…? ここまでしろとは僕言ってないよ…?」
「いいじゃん、面白いし」
「騙すためにはこれくらいもできないの?」と、煽るように小声で発言してやるといむのプライドが許せなかったのだろうな、別にこれくらいならできるし!って言ってぎゅうっ…と強く握り返してきた。
それにカップルらしく嬉しそうに微笑んでやると今度はにきがうぐ…とした表情してた。
こういう系得意じゃないもんねぇ〜、ってもう一度思わされた。
そうこうしている内に次のターゲット、初兎ちゃんがやってきた。
初兎ちゃんが部屋に入ってきたときには俺の膝の上にいむが居て、手は恋人繋ぎの状態。
…もうこれはびっくりする以外無いだろ、可哀想に。
なんとも思うけれどドッキリだし、どーでもいっかってなった。
「…え、は、?え…ちょ…」
「初兎ちゃん!助けて!2人がいちゃいちゃする!!!」
そう言って抱きつくりうらと初兎ちゃんはずっと戸惑っている。
面白いなー、って見守る。
これ以上なにをすればいいのだろう?最後はまろだし、折角ならとびきり驚くものを与えてやりたい。
「いむー、ちょっとトイレ行こー」
「え!? もう…っ!!」
俺の自分勝手な行動に振り回されながらも俺が腕を引っ張っていくからあわわしながらも着いてきてくれた。
さすがいむ、本当は頭いいもんね。頭の回転が早いや。
「はぁっ…もうよくない?」
「…で、どうする?まろにどう仕掛ける?」
「え、それだけのために連れ込んだの!?」
またあまりにも大きい声を出すからしっ!と声を上げると口元をばっと抑えた。
なんか面白いな、今度いむにもドッキリ仕掛けよー
なんて考えながらいむとあーでもない、こーでもないと話してようやく決めた。
「…じゃっ、戻るか」
「はぁぁぁ!!緊張する…、怒られても知らないからね!ないちゃんのせいだし!」
「はいはい…」
そう言って俺達はまた会議室に戻った。
会議室に戻ったらまろがもう居て椅子に座っていた。
俺達が入ってきたことに対して全て(偽物)を知っている他メンは気まずそうにこちらを見てきた。
まろは何も知らないだろうから呑気にスマホを弄ってる。はー、おもしろっ
「…っ、なななななな、ないちゃん…!」
「いーむ」
「うぅ…っ、できないよぉ…」
目の前の空気に怯んだ…らしい、いむは俺に小声でそう告げてくる。
ふーん、?なるほどね、いむがこんなんで怯むわけじゃないし。逆ドッキリ…とか?
面白い、誰が仕掛け人だろ、りうらは違うだろうし…あにき、とか?
「…はぁ、遅いねんお前ら。はよ会議しよ」
「あ、うん、そうだね!」
まろはかけたメガネの縁から目をぎょろりとこちらに向けてくる。
はぁー、こいつか。
なんて思いながらもいつもの席に座っていむもがららと自分の席を引いて腰掛ける。
「…で、終わり。他になんかいうことある?あと俺が言い忘れてたこと、とかも」
「…ないくんといむのやつは?」
「ん?なにそれ、ないむから言う事…? アルバムも夏も終わったよね?なんもないよー」
そう言うとりうらはまたアホ面をこちらに見せつけてくるから吹き出しそうになっちゃう。危ない危ない
「…ほな、俺とないこから言わなあかんことあるよな?」
「俺も、ほとけと俺から言うべきことがあるな。」
そう、にきとまろが口を開く。
え、俺言うべきことあったっけ?
てか、なに?いむとあにきが言うべきこと?
「こいつ、俺のもんやから取らないでいただける?」
「…そっちこそ、目の前で恋人繋ぎしだしてくるんやけど?勝手に勘違いされるのも困るからしつけといて」
ばちばちとした空気が流れる
あちゃー、そういうことね。そっちが逆ドッキリ仕掛けてくるんだ。
多分いむ、にき、まろの3人が仕掛け人かな。…こういうのは面白くないなぁ
「…え、えぇ…もう!てってれー!ドッキリ!大成功…っ?」
そう口を開いたのはいむだった
あれ、いむ仕掛け人じゃないの?え、だとしたら付き合ってるって…
「え、!?ほんまもんの話!?」
「うぅ…っ、こんなとこでバラされるとは思ってなかったよぉ…っ」
「俺もだわ、まろ。さいてー」
逆ドッキリでもなんでもない。本当にあれは自身の彼女が取られそうになってバチバチしてるんだ。
もー、こうなったまろもにきも面倒くさいんだぞー?そもそもこの話を持ちかけてきたのはいむじゃん。
「最低なのはどっちや、大事な大事な彼氏がおるのにこんなん浮気ドッキリやん?」
「付き合ってるドッキリとかくだらない…ほんまもんの恋愛じゃ楽しめへんのかー?」
いや怖い怖い怖い…!
目が笑ってない、瞳の奥が笑ってないよ2人とも…!!
「ひぃ…初兎さーん!!」
「お?今度は初兎か…」
「違う違う…!!僕何も関係あらへんからな!?」
初兎ちゃんが慌てて言い訳をする。
あぁ、もうわちゃわちゃしだしちゃったらもう終わりだ。収集つかないよ、これ
1人ぼっちのりうらに俺も抱きつくとまろが無言の圧をかけてくる。
「え、ちょ…ないくん?俺じゃなくてまろのほうが…」
「嫌だよ、怖いもん。りうらのほうが100倍安全。」
「そうか?俺のほうが安全やで、ないこ。おいで」
怖い…怖いって
「…ふぅん、まっ。えぇや。りうらに浮気するんやったらすきにすれば?」
「浮気できないほどの体にしてあげるから」
そうにこっと笑っていってくる。…と同時に背筋が凍るのがわかる。
怖いよ、この人めちゃくちゃ怖い。
「あーあ、りうらしーらね!初兎ちゃん。スタバ行こ」
「え、?あぁ、せやな!ってことでまたな!いむくん!!がんばれ!!」
「え?初兎さん??」
「なーいこ」
「…なんだよ」
そう言ってやるとまろはまた口角を上げただけの笑みを浮かべると今度は社長室の方へと足を運ばせる
…その後の話は俺とまろだけの秘密。
end
コメント
2件
どっきりでおこっておしおきっていいですよねわかります。{?