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今回前置きは無いわよ(ルカ
主さんから言われた注意書き
ピィー___!!!!
「っっしゃぁああ!!!!」
試合終了の笛が鳴る。
それと同時に、歓喜の声が巻き起こる。
今は2限目の体育の時間。サッカーの試合が終わったところだ。
クラスメイト達がこちらによって来て一言言う。
「やっぱお前スゲーよ彰人!」
「さっすがエース!」
クラスメイト達が褒め称える。
「だからオレは昔サッカーやってたからって言ったろ」
毎回こうだ。サッカーの試合をやるたび、凄い凄いと舞い上がってる。
試合中はオレのプレーに見とれてるのか動いてねぇヤツ居るし。それも毎回言ってるのに改善されねぇ。
良い加減辞めろっての
わいわい言われながら教室に帰って、着替えを持って更衣室で着替える。
着替え終わって更衣室を出ると、数メートル先に杏が居るのを見つける。
「わりぃ、オレ飲みモン買ってくるわ。先に教室帰っといてくれ」
「おけー」
許可を貰い、杏の所まで行く。
「おい、どうした杏」
後ろから声を掛けられ、ビクッとする杏。
「え、な、何……?」
何故か不審がっている。
いやなんでだよ
「困ってるように見えたから来ただけだ」
そう言われてはっとする杏。
「あ、そうそう。体操服がなくてさ〜」
「体操服?保健の先生に頼めば貸してくれるだろ」
「いや、何か色んな人が借りに来て無くなったんだってさ」
そういう事か……。
「誰かから貸してもらおうかなって思ったけど……流石に辞めた」
なんでだよ。いや、でも確かにな
「ジャージあればまだなんとかなるんじゃね」
「確かに!ジャージ借りよ」
…………。
「貸してやるよ」
「……………え?」
!?
何言ってんだオレ……。ヤッベ……
「やっぱなんでもねぇ、さっきのは気にしない……」
「ううん、貸して」
オレの言葉を遮って言う。その言葉に、驚きを隠せずにいる。
え、マジかよ……?
「3限目なんだよね、体育」
困惑したまま手に持っていた体操服袋からジャージを取り出す。
でもオレ、使ったばっかりだぞ……汗付きまくってると思うし、臭いよな、絶対……。
__だけど、心のどこかで嬉しいと思っていた自分が居た。使ってくれると思っていなかったから尚更に。
そんな事に気づかない自分は、困惑したまま杏にジャージを貸す。
それを杏はありがと、と言って受け取りそのままその場から去る。
本当に良かったのか、とその場に立ち尽くして考える彰人はもう貸したから後から返せなんて言われたらなんて言われるか、と思い考えるのを辞め、身体の向きを変えて教室に戻っていく。
彰人に貸してもらったジャージをいざ着てみると、意外と大きくて急に恥ずかしくなり頬を赤らめる。
やっぱり他の人に貸してもらった方が良かったかななんて苦笑いを浮かべて思う。
だけど、何故か嬉しかった。彰人がそんな事を言ってくれるとは思わなかったからだ。
そしてまた違う笑顔を浮かべる。そんな様子を見ていた瑞希が、ニヤニヤ笑いながら杏に話しかける。
「着心地はいかがでしょうか〜?ヤケにニヤニヤしてますけど〜」
分かってるくせに、とからう瑞希にムカッとしながら言う。
ていうか私そんなにニヤニヤしてる!?と青ざめ、自分の顔をペタペタ触り確認する。
と、同時に瑞希が「おもしろー!」と笑う。
何が面白いのか分からずムッとしたまま瑞希を置いて出ようとする杏にごめんって、待ってよ〜という声が聞こえる。
3限目が終わり、更衣室に向かおうとすると2年の神代先輩に声を掛けられる。
なんとなく今から言われる事に予想が付き、それを止めようと口に出そうとすると横から瑞希が杏の口を塞いで声が出ないようにする。それにジタバタ抵抗するが、強く締められ動けなくなる。
その様子に類はふふ、と笑いながら口を開いて言う。
「白石くんが着ているジャージって、東雲くんのだよね」
予想が付いていた事を言われ、頷きながら顔を俯ける。瑞希は相変わらず笑っている。いつまで笑ってるのとイラッとする。
類と瑞希は昔からの馴染みだし気が合う。だからかずっと笑っている。俯く事しか出来ないんですが!
とりあえず着替えなければならないので「どいて下さい」と小さく言う。
ああ、すまないねと言ってその場を去っていく。じゃあね〜と瑞希が手を振る。
「瑞希と神代先輩、気が合うからほんっと嫌になる……」
そう小さく言い更衣室に向かう。
毎回変な所で切るから、温かい目で見てくれると嬉しいわ
ほんっっっっっっとすいません!!!!
ノベルの書き方勉強してきます!!!!
ていうか一日に2本も出しましたよ褒めてくだs((((
誰も褒めてくれないと思うわ
じゃあ皆、またね!