敦「太宰さん、遅いですね」
太宰が仕事をしにいってから2日が経過した
国木田「どうせ何処かで自殺でもしてるんだろ」
敦「そうですかねぇ〜」
敦は不満気ながらも書類を片付けていた
敦「カタカタカタカタカタカタカタ…カタッ!よしっ終わった!」
乱歩「ねぇ、仕事終わったんなら一寸駄菓子買ってきてよ〜」
敦「別に構いませんけど、乱歩さんも仕事をして下さいね? 」
乱歩「ウグッ…分かったよじゃ、よろしくね〜」
敦「えーと、駄菓子屋さんは〜」
キョロキョロと見回していると何かが目に入った
敦「太宰さん?と、誰だ?」
そこにいたのは太宰と此方に背を向けているため見づらいが誰かが太宰と話していた
敦「太宰さーん?」
呼びかけると2人がこちらを見た
太宰「おぉ!敦くんじゃないか!」
隣りにいる人…性別は女性だろうか?が、太宰に耳にコソコソ何か話をした
太宰「…!それなら…」
太宰と二人で何かコソコソ話している
終わったのか太宰が気持ち悪い程の笑みで此方を見ていた
そして女性、も…
敦は何かに気がついた
似ている。似ているのだ。2人の顔が。いや、似ているどころではないそっくりだ。女性は長い前髪で顔が見えづらいが見えている所だけでも分かる。まんま一緒だ
それともう一つ。此の気配。雰囲気。何処かで感じたような気がする。思い出せない…
太宰「敦くん?どうしたんだい?」
太宰が話しかけてきてハッとした
敦「あ、すみません。太宰さんその方は?」
一応聞いてみた
太宰「うーん。知りたい?」
そりゃそうだ知りたいに決まっている
太宰「ふふふ、知りたいよね。でも此れだけは言えないな〜」
ぐぬぬ、気になって仕方がない
太宰「お!あんなところに!敦くん!またね!」
太宰は何処かに颯爽と駆けていった
敦「あ!ちょ太宰さん!」
行ってしまった…
あれ?さっき迄此処に謎の女性が居た筈なのにいつの間にか居なくなっていた
謎は深まるばかりだ…
次回
未定
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