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呪霊が倒れてきた為それに潰されそうになる悠は心に誓った成すべきことを思い出す。
彼の成すべきこと…それはかつての友や愛人を蹂躙し自分一人を残した呪霊を見つけ祓う事。
彼岸「俺に…俺にもっと力があれば!!」
悠はひたすらに力を求めた…自分の強さは誰よりも知ってる。だからこそもっと強くならなければならないのだと…そんな思いに応えるかの如く彼の様子が激変する。
(変われ…俺が出よう)
??「…フン!」
押し潰そうとしてくる呪霊を木っ端微塵に爆発させる…
特級呪霊…それは大昔から存在もしくは自然から発生した強い呪いの事を指す。
彼…悠の中には特級呪霊の1人がいた。
彼の名は…刹羅
かつて両面宿儺と同等レベルの実力であり
残忍な性格をしている。
刹羅「邪魔だ、鬱陶しい…
他にもいるのだろう?出て来い 」
刹羅が殺意や殺気を出すと呪霊達は怯えながら出てくる…その数は数百体。その数を一遍に相手しようとする…
刹羅「数だけなら並の術師でも勝てるが
俺相手だと不便だろう?
見せてやる…本物の強さというものを」
彼はそういうと証印を結ぶ。
特級呪霊や特級呪術師の中には
生得領域を呪力で構築する技
領域展開を使う者がいる
刹羅もそのうちの1人である。
刹羅「領域展開…万象入滅劫」
彼の領域が数百体の呪霊を襲う。
数百の呪霊達は爆ぜたり貫かれたり焦げたり等
され刹羅はそれを見ては大笑いをし始める。
果たして刹羅とは何者なのだろうか…
また、何故彼岸悠の体の中に居たのか
それはまだ先の話である。