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神様、どうかモテないで

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神様、どうかモテないで

7 - いじめようとしてたの、ヤバい奴らだった。

♥

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2025年02月07日

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「鬼灯さーん」


同じクラスの女の子2人が話しかけてくれた。

名前はたしか、山根さんと川口さん。

「はっ、はじめて女の子に話しかけられた…!」

うれしい…

わたしがそう言うと、2人は顔を見合わせて微妙な顔をする。

「わっ、ごめん、キモかったよね!

忘れて忘れて」

「…鬼灯さんさ、いつも男の子たちと一緒にいるよね?」

「一緒にいるっていうか…うーん…まあ」

「付き合ってるの?」

「付き合ってな…あー…難しいな」

これ付き合ってないって言っちゃっていいのかな?

「ちょっと待って!聞いてくる」

「え?聞かないとわかんないの?w」

「んー…これ結構難しくて…


まあいっか、2人には特別に教えます!」


お近づきのしるしとして。

仲良くなれるかもしれないし!


「付き合ってません!」

「ふーん…なに、キープしてんの?」

「え?キープ?」

キープってなんだ…?

うーん…馴染みない言葉だからわかんない。

「良くわかんないけど、ただ仲良しなだけだよ?」

「いやいや、みんな絶対鬼灯さんのこと好きだよ」

「えっ?」




…え?




「そ、え、うそっ?

…と、友達としてって話?」

「(予想外の反応来た…ガチ照れじゃん…)」

「え、あんた好かれてるって自覚なかったの?」

「いやっ、友達として…

て、ていうか、妹みたいな感じだし」

「そうなんだ〜

(ちょっと予想してない反応だったけど、

予定通り黙らせとくか…)」




・・・




「ねえ、あの二人友達なの?」

ライくん達に話しかけられる。

「え?あ、女の子?」

「うん」

「友達になりたいなーって思ってはいる…」

「友達じゃないん?」

「だって今日話せたばっかだし…」

「会話聞いてたけどさ、失礼すぎ」

「わたし?どこ直せばいい?」

「違うよ。ひよじゃなくて2人」

「え、そうかな?」

普通にかわいいし、話すの楽しかったけどな。

「雛は人の悪意を知らなすぎ。

どう考えても馬鹿にされてたでしょ、

あの態度は」

「だって…」

「とにかく、あの2人になんかされたらすぐ言うこと」

「なんもされないよ〜」

「だといいけど」



「ていうか会話聞いてたの!?」

「まあね」

「これ初歩だから」

「えぇ…」




・・・




「鬼灯さ〜ん!」

「あっ!川口さん」

川口さんと昇降口で居合わせた。

「申し訳ないんだけど、わたしの机から数学のノートとってきてくんない?」

「数学のノート?」

「うん、そう。

わたしここにいろって先生に言われてて…

もしよかったらなんだけど」

「ぜんぜんいいよ!ちょっと待ってて」

わ〜っ!

うれしい!!

わたしは階段を駆け上る。

頼ってもらっちゃった…

わ〜!


「えっと…確かここだったよね…」


わたしは机の中を探す。

あれ…なさそうだな…

いちおうロッカーとかも探してみるか。



・・・



全てうまくいった。

鬼灯さん、バカだなぁほんと。


もうすぐ8人がここに来るのもわかってる。

だって、待ち合わせてるはずだから。

鬼灯さんと話してる間は、山根が足止めしてくれてたはずだ。

そして今から山根が教室に鍵をかけてくれることになっている。

鬼灯さんは教室から出られなくなるはず。


で、そろそろ…


「〜!」

「〜、〜?」


きた!


「…あれ?雛は?」

「あれっ、居らんやん」

「トイレかな?」

「もー…足止め食らったせいでひよのこと見逃したんだけど…!」


「あっ、雛ちゃんですか?」


わたしは話に割り込む。


「雛ちゃん、もう皆さんと関わりたくないって言ってましたよ」




「えっ?」




「もう飽きたって。

でも、せっかく待ち合わせてるんだし、一緒に帰ったらって言ったんですけど…」


止められなくて…

先に帰っちゃいました…


少し俯きながらそう言う。


あーあ…

これで完全に終わっちゃったなぁ…w


みんな黙っちゃってるし。







「…www」

「ふはははwww」



えっ?なんで笑ってんの??



「それは口からでまかせだな」

「一人で帰りたかっただけかぁ」

「えっ?」

な、納得しちゃうの??

「え、だってあんなひどいこと…」

「いや、飽きるとかそういうん無いもん」


えっ…なんでこんな自己肯定感高いの…


予想外すぎるんだけど…




「川口さーん!!!!!」



「え?ひよ?」


…えっ?はぁ?

なんで鬼灯さん出れてんの!?!?



「ごめん!!教室にノートなかった…!

あと、なんか鍵ぶっ壊れて外に出れなくなっちゃって!」


肩で息をしながら頭を下げる鬼灯さん。



「え?居るやん」

「…嘘ついた?」

「そっ、そうじゃなくて…ぇ…???」


何この状況…

頭パンクしそう…


てかなんで出れてんの…!?



「さっきからなんの話ししてるの…??

あ、あとドア壊しちゃったから弁償の話しにいかなきゃ…」


ドア壊した!?


「えっ、ど、どうやって壊したの!?」

「えっ?あ…その、電動ドリル?」

「なんで電動ドリル常備してんの!?」


なにこいつ…!?


「ライくんが護身用にくれたやつ使った!

あれ役に立つんだね」


「それよりさ…」


空気が凍りつく。


「お前、なんで嘘ついた?」

「ちがっ、わたしも理解できてなくて…」

「え?なんの話?」

「ひよ、気づかない?

今、こいつはひよのこと利用しようとしてたんだよ」

「え?」

「どうせ鍵かけたんだろ?

雛が出れないように」

「ほんっと最悪だな」


「ちが…こんなはずじゃ…」


鬼灯さん、ずるい。

こんなに8人に守られて…


「雛がかわいいからって虐めんなよ」

「…。」


悔しい。

悔しい悔しい悔しい!!


鬼灯さん、喋らないし。

心の中でわたしのこと笑ってるんだ。



「…まあ、こんだけ嫌な奴ムーブしてたら

いじめたくもなるんじゃないかな?」


…は…?


「だって端から見れば8股かけてるクソじゃんか、うち。


だから悪いのはみんなね」



え?なんでそこに飛び火してんの?



「まあ雛がそう言うならそうなのかも」

「さすがに俺らが悪いか」

「やっぱ俺らのせいだよなー」





「えっ???」





「じゃあお父さんに弁償の電話かけるか〜」

「えっ、ウェンくん掛けてくれるの?」

「いいよ〜

番号なんだったっけ?」

「え、忘れたの?」




まさかの父親公認なの!?


なにこのバカップル集団。

キモすぎ。


かかわらないようにしとこ…





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