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omr side
朝早くの時間、僕は勝手に目覚めた。
今日も一日が始まる、と心で思いながらカーテンを開ける。
まだすうすうと正しい寝音を立てている若井を置いてダイニングキッチンへ足を運ばせる。
簡単な料理をしようと思いエプロンを身につける。
必要な調理器具を出し、料理を始める。
冷蔵庫から卵を二つ取り出す。 フライパンにバターを引いてその上から卵を二つ割る。
中火ぐらいにして焼けるのを待つ。
その間におかずや諸々準備していると、若井が起きてきた。
若井「ぉはよ……先起きてたんだ…」
大森「おはよ、若井っ!」
若井「ん、代わるよ……」
若井もダイニングキッチンに足を運ばせて、代わると言ってきた。
料理は僕より若井のほうが得意。 だけど若井にずっと任せてばっかりじゃ……
大森「いや、僕がするっ、僕がしたいの…」
若井「…そっか、じゃあ楽しみにしてる」
微笑みながらソファーに腰掛ける若井。
僕は張り切って再開した。
大森「若井、出来たよーっ…」
若井「ん、美味しそう。頑張ったじゃん、笑」
頭を撫でてくれる若井。
上から目線だが、僕はそれが良いんだ。それが好き。
お互い椅子に腰を掛けて、 手と手を合わせて合掌する。
僕たちは朝ご飯を喉に落とした。若井は沢山美味しい美味しいと言ってくれ、僕は朝から気分が上がる。
若井はすぐ完食してくれ、お皿を洗い始める。 僕もその後食べ終わり、若井と同じ所作をする。
若井は仕事へ行く準備を始める。僕はそのお手伝いを。
若井を玄関まで送り迎え、いってらっしゃいと微笑みながら言う。
今日は僕も外へ出る日だ。僕も軽く準備をして、玄関の扉を開ける。
ちゃんと鍵を閉めてから、集合場所へと足を運ばせる。
その途中に少し寄り道をすることにした。
大森「…ぁ、いた…ねこちゃん……!」
いつも同じ場所に居座っている猫ちゃんと戯れる。
猫ちゃんが少し若井に似ており、若井が猫ちゃんになったみたいで可愛く見える。
撫でるとごろごろと喉を鳴らし僕の膝の上に乗る。
大森「んへ…、かわいいねぇー…笑」
僕の最大の癒し。いつも外に出かける時はここへ寄るようにしている。
人懐っこいし、なんだか僕と若井が混ざった猫ちゃんみたいだ。
十分ほど、滞在した後、猫ちゃんにバイバイと手を振り再び歩き出す。
大森「ごめんっ…、遅れた!」
菊池「もー、遅いってばー…笑」
二宮「まぁまぁ、大森くん、座って座って!」
僕の友達、風磨くんの二宮くんだ。
この二人は付き合っているらしく、いつも一緒らしい。
菊池「で?今日は相談があるんだって?」
大森「あ、そうそぅ……、実はーーーーー」
コメント
1件
相談ってなんだ!!!気になるゥ〜