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──まだこの世が混沌の泥に包まれていた大昔。
──神様は気まぐれで泥を晴らせ、人々に知恵を授け、そして、
──その人間を観察する“本”を作る。
──そして、神様はその“本”に伝えました。
“貴方はあの人間達を観察し、それをまとめなさい”
と。
──それから、その本は人の愚かさを、人の醜さを、そして、
──人の美しさを、人の愛おしさを、人の・・・起こす“奇跡”を。
──その本はまた、人の生き死を記憶する。
そしていつしか、その本は“世界の記憶を写す魔道書”と言われた。
──これはその魔道書ととある子供たち、そして、かつての未来の英雄の記憶をもどす為の話であり、記憶をなくした英雄の“真実”を知る話である。