テラーノベル
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荊棘後の時空?
瑞希ちゃんが救われる前です
もしも救われる前に優希さんが帰ってきたらっていうお話です
優希さんの口調分かりません
お正月イベ、その他諸々うる覚えでかいてます
いろいろ間違えてます
なんでも大丈夫な方のみおすすみください
視点がコロコロ変わります
文化祭のあの日、全部話そうと家を出たあの日、瑞希はとても暗い顔をして帰っきた。
当然心配はしたし何があったのか聞きたかった。でも聞いてしまったら、瑞希を傷つけてしまうかもしれないと思って何も聞けずにいた。
それでも私は今、瑞希の部屋の前にいる。瑞希が、好きそうな可愛い服をもって…。
「瑞希…いる?部屋、入るね」
「お姉ちゃん…?」
入っていいよと言った。そういえばお姉ちゃん、帰っきてたな…。いつもは喜んで、たくさんお話して、たくさん一緒にいたけど今はそういう気分ではない。
「……瑞希」
お姉ちゃんはボクの名前を優しい声で呼んだ。
だけどそれに返事をしなかった。どうせ何があったのか、聞かれると思ったかだ。
「ねぇ…瑞希、今日学校行くの?」
「………うん」
違った。でもそれにも素っ気なく返事をした。今は誰とも話したくない。
「そっか…」
お姉ちゃんがそう答えた後、少しの間気まずい沈黙が続いた。
その時ボクはお姉ちゃんがいつものボクならすぐに喜んで着るだろう服を持っていることに気づいた。
「それ…、」
「あっ、これ?可愛いくできてない? 」
瑞希の為に作ったんだと言ってくれた。この言葉が何故か無性に嬉しくて、少しだけ口角が上がった。
その様子を見たお姉ちゃんは少しほっとしたような表情をしていた。
(そうだよね…心配、かけてるよね)
そう思い、ネガティブになりかけていた時、
「瑞希…!あの日、何があったのかは聞かないけど」
「また、瑞希が笑顔で帰ってきた時、この服着て一緒にショッピングに行こう。」
お姉ちゃんがそう、言ってくれた。
「私は可愛いものが大好きな瑞希が大好きだよ。」
「だから、瑞希…自分の好きを大事にしてね。」
どこかで聞いたような言葉だった。昔、お姉ちゃんが言っていた言葉だ。でも聞いたら自然と目が潤んで、視界がぼやけた。
「私は瑞希が笑顔で、お友達と一緒に過ごせることを願ってるよ。」
ついにぽろぽろと涙がこぼれてしまった。
「うん…!!ありがと、、!お姉ちゃん!」
とっさに出てきた声はかすれていて、笑顔もすごく不格好だったと思う。けれど今ボクが出せる、精一杯のお礼と、笑顔が見せれたと思う。
「………!!うん!頑張ってね!瑞希!!」
ボクはその言葉に大きく頷き、制服に着替えた。
「…じゃあ、お姉ちゃん!行ってきます! 」
いつも通り、いや、いつも以上に大きな声で、そしてさっきよりも笑顔で言った。
「うん!!行ってらっしゃい!」
送り出してくれたお姉ちゃんの声も少しだけ弾んでるように聞こえた。
学校に行って、絵名に会えたらちゃんと話そう。きっと絵名は…、ニーゴのみんなは、ボクのことを受け入れてくれるはずだ。
「……ありがとう、お姉ちゃん。」
ボクはぼそっと呟いた。こう思えたのもお姉ちゃんのお陰だ。帰ったらもう一度、お礼を言おう。そしてお姉ちゃんが作ってくれた服を着て、一緒にショッピングに行こう、笑顔で帰ろう。
そう思いながらいつもなら嫌な学校へ、 ボクは軽い足取りで向かった。
瑞希を学校へ送り出した。笑顔で帰ってきてね、という想いを込めて。
「頑張ってね、世界で1番可愛い瑞希。」
「私はすぐに海外に戻って、離れるけどずっと瑞希のことを応援してるよ。」
静かな部屋にその声が響いた。
コメント
10件
良き😭、
ぐぉぉおおおお〜……!!!(?????????? なんて素敵なんだ……!!!!キャラはしらんが、姉妹(?)かな? 神ってますね…はい。(?、)
えぇぇぇ好きなんだけど…😭😭 優希さんんんん…!!瑞希も…幸せになれぇぇぇ、!! いつも神作感謝です…(?)