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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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【 1話 】


※リクエスト作品!!ほんと感謝感謝…

※DVバチバチにやってます。狂依存…じゃなくて共依存()

※謎世界線。同居してますまる

※DV作品要員千切くんも登場します!!ヤッタネ








____俺の彼氏は、さいっこうにイケメンで格好良い。


属に言うツンデレ?だけど、俺を一途に見てくれて、愛してくれて、とっても良い子!そう思わない?

俺の彼氏の名前は”糸師凛”。凛ちゃん!と俺が呼ぶと嬉しそうに此方へやってくる。ちゃん付けで呼ぶな、と毎回言われるけど、嬉しそうにしている凛ちゃんが悪いと思うんだよね俺は。


で!凛ちゃんは俺が悪いことしちゃったら、ちゃんと教えてくれるの!少し痛いけど、あれは凛ちゃんの優しさだと俺は認識してるんだよね~!

にゃはっ、最高にロックで俺はすき♪

で、そのお仕置きの時に愛の言葉も囁いてくれるんだ!


“愛してる”、”お前のことしか見てない”、”一生離れるな”

……などなどぉ!ツンデレだからぁ、そういうレアな時にしか言ってくれないんだよ♪でもそういうところも魅力の一つ!って感じ?

あ、そうそう!そのお仕置きの時につけてもらった痕見る?


……うん!これ痣だよーん♪正解正解!ぴんぽーん!


力強く俺を叩いてくるんだけど~、痛いし最初は酷いって思ってたけど…だんだんと俺感化されちゃったのかなあ、そんなところもすき♡ってなったんだよね!


あと、それと______。








「………ちょっとまった、蜂楽」

「んむ?どーしたの?ちぎりん!」



久しぶりのオフ。今日は潔が来れなかった為、ちぎりんと二人きりで近くの喫茶店に来ていた。俺は甘い甘いカフェオレを一口飲むと、ちぎりんを見つめた。顔を真っ青にして、眉を潜めている。

…?そんな変な話だっただろうか。なんて考えるも、回想からして別に変な話ではなかった。…まさか、惚気話が聞きたくなさすぎてって事かな?

んもーっ!なんて一人悶絶していると、想像とはかけ離れたいつもよりもワントーン低い声色で、ちぎりんは俺に迫ってきた。その顔があまりにも切羽詰まった顔で、俺は驚きを隠せなかった。




「それ…明らかにDVだぞ?蜂楽……」

「?DVじゃないよ?だってこれは教えてくれてるだけだもーん!」

「だから”それ”をDVって言うんだよ…!警察行こうぜ?その痣、痛々しすぎるし……」




でぃーぶい。…確か、暴力を振るわれる人のことを指すんだっけ。ドメスティック…?んー、覚えていない。サッカーと凛ちゃん以外、興味のあるものは覚えていないから、よくわからないものだ。

呑気に拒否る俺とは違い、ちぎりんは顔をしかめながら”警察、警察行くぞ”と何度も進められる。

行ったとしても意味なくない?と内心言いたかった。でもほんとに切羽詰まった表情してるんだから、そんなことできっこない。




「ほんとに違うんだってば!あれはただ、俺に間違いを教えてくれてるだけなんだよ~ッ」

「それを世間ではDVって言うんだよ!!ほら、行くぞ警察」

「アッ、ちょちぎりん……!!!!」




ちぎりんの細くて綺麗な左手を掴まれる。引っ張るようにして警察に連れていかれそうになったが、なんとか踏ん張った。可愛らしい店員さんにお会計をなんとか済ませ、そのまま店を出た。ちぎりんは不服そうにして顔を歪ませる。よっぽど俺を心配しているのだろうか、まだその細い手は俺の腕を離さない。



「ほ、んとにDVとかされてないから!!俺がされてないって言うんだからぁ…されてないの!!」

「……はぁ、そーかよ……」



何度も同じ言葉を繰り返すと、ちぎりんはやっと俺の腕を離してくれた。こうも駄々をこねられると、人間はだんだんと面倒臭がる生き物だから、きっと面倒になったのだろう。一つ溜め息を溢すと、俺を人差し指で指を指してくる。…ちぎりん、人には指差したら駄目だよって習わなかった?



「ほんとに苦しくて嫌だったら言えよ、いつでも一緒に警察署着いてきてやるから」



再度眉をひそめ、怪訝そうに俺のことを見つめる。いつもと比べたら、こんなの潔でもびっくりする程心配している。なんだかちょっと嬉しくて。彼に甘えたくなった。



「____うん!なんかあったらちぎりんにいっぱい甘えるね♪」



質問の主旨をフル無視した返答。そんな返答に、ちぎりんはいつも通り”ふはっ”と笑っていつでも甘えに来い、と頭をわしゃわしゃ撫でられた。

…あーあ、今日折角セットしたのに。なんて思いつつ、もうちょっとだけ撫でられたいとも思ってしまった。







「ただいまーっ!凛ちゃん♪」



凛ちゃん用に買ってきたお土産を片手に、俺はルンルンで帰ってきた。我が家…というか、凛ちゃんと俺の家。リビングに入ると、凛ちゃんが俺のことを待ち構えていた。



「ただいま~!!ねね凛ちゃん、俺ね凛ちゃんの為にお土産______「あ゛?」」



ドスの効いたいつもよりも低い声。ルンルンだった俺は、流石に空気を読んでお土産をテーブルに静かに置いた。…こりゃあ、派手に怒ってるね。怒っている理由は定かではないが、俺がまた”間違い”を起こしてしまったのだろう。凛ちゃんから少し距離を取ろうとしたが、生憎それは間に合わず。爽快な蹴りを一発、俺のお腹に決められてしまった。



「かはッ……ぅ………」



いたい、いたい、くるし、くるしい。

ぐるぐると、そんな考えばかりが浮かぶ。痛みに耐えられず、尻もちをつき凛ちゃんを見上げる。表情はいつも通り無表情だが、内心少し怒っているような表情にも感じ取れる。



「誰と一緒に行ってたんだよ?」

「……ち、ぎりん」

「あ゛?あのクソガキと言ってたのかよ。…恋人の俺を置いて楽しかったか?おい答えてみろよ」



もう一発、もう一発と俺のお腹に蹴りが入る。呼吸さえもできなくなりそうだった。呼吸の仕方が一瞬だけわからなくなり、震えが止まらなくなる。

確かに、悪いのは”全部”俺だ。ちぎりんと遊ぶ許可も取ってなかった俺が悪い、凛ちゃんを置いてけぼりにした俺が悪い……全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部俺が悪いのだ。

…凛ちゃんは正しい。

間違いを教えてくれる、優しい凛ちゃん。俺のために怒り狂ってくれている凛ちゃんをみて、次第に涙がこぼれ落ちてきた。



「ごめ、なさ……おれがぜんぶ悪かった……ゆ、ゆるして、”凛”……ッ」



だから、俺を見捨てないで。もっと俺に間違いを教えて、俺をずっと見てて。


そう言うと、凛ちゃんは満足そうに口角を上げた。”ごめんな、痛かったか?”と聞かれるも俺は、馬鹿正直に”痛かった”とは言えず首を横に振ることしか出来なかった。

まぁでも、凛ちゃんは”痛かった”と言っても許してくれるだろう。痛いという感情の間違いを、また、間違いを教えてくれるだろうから。








これもエゴ?エゴだと俺は思うよ!

死んでも守りたくって、間違いを正してほしい…


歪んでる?え~!ちぎりんにも言われたんだけどそれ! 笑


まあでも、君にはまだわからないか…。


きっとわかるよ、君にもこの人生がキラキラして見えるこの” エゴ “が!

愛してくれる人を見ると身体が火照ってしまう位大好きになれる…そんな魔法が。



あ、もう凛ちゃんが終わりだって言ってる……


またね!…なんて、もうないか。

俺の心はぜーんぶ”凛”の物だからねっ!








そう言うと、いつしか真っ白だった純白の少年が、薄黒い穢らわしい青年になってしまった。


見た目は天使と悪魔みたいなものだろう。



自身が穢れても良いと思ってしまう程、相手に恋焦がれてしまう……。


恋というものも、苦しいものだ。

時に幸せを分かち合えるが、苦しさも倍増していく。



でも、この少年はそれが”幸せ”なのだろう。

こんなにも穢れて尚幸せそうな男なんて、早々居ないのだから。









長くなっちゃった……………(定期)

このカプ僕もほんとにすきで……ついつい長くなっちゃうんですよねぇ……!!!!!


DV最高でした。書かせていただき誠に感謝!


またリクエストくださいましたら幸いです🙇‍♂️

この作品はいかがでしたか?

1,144

コメント

10

ユーザー

うわぁぁあ……天才… 共依存性癖なんですわぁぁあ…😿💖

ユーザー

あもうほんと最高っす好きです天才......、 なんか、共依存?って言うのか、、、?なんかもう蜂楽が堕ちちゃってんの好きです愛してます(((

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