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2023年06月15日

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初めまして。

操作方法とか諸々よく理解出来ていないのですが、自分なりに書いていこうと思いますので、何卒応援してくれたら嬉しいです。

⚠捏造設定盛々⚠


それでは、どーぞ。


☕ side

___________あの日。

門限ギリギリの時間を映し出すスマホを握り締め、普段の俺ならば、決して通らなかったであろうあのストリートを通って帰った事。そこで、つい、あまり聞き慣れない音楽を耳が拾った事。興味本心で、すっかり門限の事なんか頭から葬り去ってその音楽の元手を探した事。

「お前ら!!!これで終わり、……なぁんて、言わねぇよなぁ…!!!??」

そこで、“運命”に出会った事。

キラキラ光る、ライブハウス特有のライトに照らされ、暖かく包み込むようなオレンジ色が輝いた。その中に映える黄色と緑のメッシュは彼をチャラそうに魅せるパーツだが、ニヤリと三日月のように歪められた、本来はタレ目気味なのであろう金糸雀色の瞳がそれを相殺し、幼さすら感じさせる。マイクパフォーマンスの一環か、くいっ、と挑発的に指を動かした青年はその額に汗を垂らしながらもチシャ猫のように笑った。

「まだまだ飛ばすぞ!!ついてこい…っ!!」

その言葉に周りの観客達が一斉に湧く。思わず顔を歪め、耳を塞いでしまったが、その喧騒の中、ヤケに静かでいて、けれど熱い呼吸の音を聞いたのだ。

「……?」

本来ならば聞こえるはずのない吐息。まだ続く喧騒の中、思わず顔を上げてみれば。

(「あ」)

その金糸雀と、目が、あった。

「ッ、〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪♪!!!!」

瞬間、その場がまるで、彼の音楽に支配されたかのように、視線が彼に釘付けになって、ビリビリと身体が、動作を忘れたみたいに呼吸すら忘れて。耳はただ、彼の音を拾う為に動いているようなものだった。瞬きすら惜しい程に魅了された。身体中の血液が沸騰したように熱くなって、……兎に角、素晴らしい歌だったのを、覚えている。

「〜〜〜〜〜ッ、!っは、以上!聞いてくれてサンキューな!!」

ぜぇぜぇと息を切らし、ライトの熱と観客の熱気にタラリと汗をかきながらそう締め括った彼は、先程迄の挑発的な態度とは一変した年相応な笑顔でそう言うと名も名乗らず舞台袖へと消えていく。

彼が初めてここでこうやって歌を披露していた訳で無い事は、名を名乗らなかった事や周りの観客達の様子からすぐに気付いた。ふー、と自然と熱くなった体を冷ますように息を吐いてから、少し前からブー、ブー、と通知を知らせるスマホを握り込む。

「また、会えるだろうか」

ぽつり。呟いた言葉は空気に溶けた。




宜しければコメントなどもらえると嬉しいです。普段使ってるサイトより書きづらくてちょっと違和感感じてます…w

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