どうしょう…..気まずい…..大体私が悪かった….。あんなに陸が怒るなんておもわなくかった。大体普段が私のことを雑に扱うのに、この時だけは怒った….
「ねぇ、陸……」
「……」
返事が無い。もしかしてまだ怒ってるのかな?
考えてみたら、陸は紙切れの時も私がギリギリの時に来てくれて家まで運んで、ご飯を作ってくれた。
そうだ、よくよく考えたら私のことを結構労っていた…….
私、頼れるいないんじゃなかった。
認めてなかったんだ、彼に頼るのを
強がって、見栄をはって….
それでも陸はいつも服を用意してくれた。
いくら怒っても笑ってた。辛さを感じさせないうに…..
日常を送れるようにするために?
いやいや、それは考えすぎで…
陸「着いたよ。日和。」
私「…..!」
綺麗だった、そこには綺麗は宝石のような川があった、鳥はさえずり花は笑っているかのように風にそよいでいた。
「な、なんで…!私の事怒ってたんじゃ!」
「違うよ。君をみてると実は昔の僕を思い出すんだ。」
「え?」
陸「実はね、僕も昔は死にたかったんだよ。」
私「え?!」
陸「でもその度に此処に来ていた。此処に来るとどうでもよくなるんだよ。苦しい世の中にもこんなにも綺麗な場所があるのだから。」
私「綺麗な場所……」
私(こんなに明るいのに死にたくなることあったんだ….)
私(こんな人も…..)
そうだ、陸はからかってばっかりだったけど、本当はいつでも話し安いようにしたかったんだ……でもなんで私の為に?
陸「良いかい、日和。」
陸「人は確かにいつか死ぬ。でも、その先はいつでも悪い訳じゃない。行い次第なんだよ。」
陸「報われない思いがあっても無駄になる思いは無いんだよ。」
私「陸…..」
私「ごめん….なさい…うっ..」
陸「え?!な、なんで泣?!え!?!」
私「私やっぱり、死にたくない。」
陸「……」
私「ちゃんと、今できることをする…..!」
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!