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『…ぅ〜ん』
しばらくすると、私の膝を枕にして寝ていたピンクの髪の子が目を覚ました。
「おはよう」
挨拶をしてみたけど、返事がない。
まだ眠いみたいだ。
『ん〜、ここどこぉ…?』
いつもと違う環境だということに気づいたのか、その子はバッと体を起こした。
『ぇ⁉︎お姉さんだれぇ⁉︎』
完全に目が覚めたようで、驚いて体を起こした。
「私はシィナ。宇宙人じゃないから安心して。」
できるだけ優しい声でそう言うと、
急に真面目な表情に変わってブツブツと何か言い出した。
『生き残り…まだいたんだ、報告しないと…』
「報告? 」
『い、いや‼︎なんでもない‼︎』
返ってきた言葉に違和感があったけど、とりあえず名前を聞くことにした。
「あなたの名前は?」
『ん〜、名前…?仲間には033って呼ばれてるけど…』
「033?不思議な呼び方だね」
『呼びにくい?』
「いやっ、そんなこと……うん、ちょっとね」
失礼だよなと思いつつ、何かあだ名をつけて呼ぶのもいいかもなと考えた。
『お姉さんの好きな呼び方でいいよ。』
「!じゃあさ、ミミって呼んでもいい? 3が二つ並んでるから、33《ミミ》みたいな!」
どうやらその呼び方が気に入ったらしく、ミミは嬉しそうに
『ミミ!可愛い‼︎』
と言った。
それから話をしていると、どんどん仲良くなっていった。
ミミは13歳で、〈仲間〉とはぐれてしまったらしい。
その〈仲間〉を探す途中で力尽きて倒れているところに私が来て、何とか助かったと言った。
ミミは私を警戒しなくていいと思ったようで、最終的に私の隣でニコニコしながら話をしていた。
私は、これからは一人じゃないんだと思うと安心して、今までの疲れを全部取るかのように深い眠りについた。
ーnext continueー
#crpt
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