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『・・・ぃ、そう・・す、 まだ・・生き残りが・・・』
聞き慣れない声で目が覚めた。随分眠っていたようで、太陽はもう空の真上まで登っていた。
体を起こすと、目の前に小さな女の子がいた。
そうだ、私はもう一人じゃないんだ。
「ん〜…おはよう、ミミ」
『ぁ、ちょっ‥すみません、起きたので切りますッ』
小声で何か言っていたが、まだ回っていない頭で聞き取るのは難しかった。
『お、おはようシィナ。今日は何する? 』
「んー、ミミの仲間探しにいく?」
『え?一緒に探してくれるの⁉︎』
「もちろん!」
『やったー‼︎』
そう言うと、ミミは足をピョンピョンさせて喜んだ。
ミミの仲間がまだ生きているのかはわからないけど、こんなに嬉そうな反応をされると絶対に見つけるしかないな、と思った。
それから何日も、同じような毎日が続いた。
ミミといろんなところを探し回ったけど、やっぱり人は一人もいなかった。
「この辺にも居ないみたいだね。」
『そうだねぇ〜…』
何日も歩き回っていたから疲れているのか、ミミの顔に元気がなかった。
「もうちょっとで夜になるし、休める場所探そっか。」
そう言ってから少し歩くと、二人で休めそうな広い場所が見つかった。
焚き火に火をつけて、クッションがわりに自分が持っていたバッグを敷く。
「ちょっと周り見てくるね。」
『は〜い』
たまに毛布や食料などが残っていることがあるから、そういうものがないか探しにいくと、
休憩場所のすぐ後ろに広い水場があった。
元々温泉だったようで、土が少し入っているものの水は綺麗でちょうどいい温度だった。
「ミミー!温泉あるよー!」
そう叫ぶと、ミミは嬉しそうにこっちに来た。
『温泉!あったかそう!』
お風呂に浸かれる機会なんてなかったからか、ミミはキラキラした目で温泉を見ていた。
『ね、シィナ!一緒に入ろ‼︎』
「いっ…しょに、入る…」
『イヤ?』
「違う違う!全然嫌じゃない…んだけど…… 」
『じゃあ早く入ろ!』
ミミはそう言うと、すぐに服を脱ぎ始めた。
私は誰かとお風呂に入るなんて慣れていないから少し緊張したけど、
ミミの明るい笑顔を見てると何だか楽しくなってきて、すぐに服を脱いで温泉に飛び込んだ。
『あったか〜〜〜い!』
「あったかいね〜」
二人で入るのは思っていたより楽しく、二十分くらいずっとお喋りをしていた。
でも、恥ずかしくてミミの方を見ることはできなかった。
そうして今日も日が沈み、私たちはくっついて眠った。
ーnext continueー