葵です…気分転換に久々に小説書く。主の実話
「悲しみの残る思い出」
何年前のことだろう。祖父母の家で飼っていた柴犬の「しーくん(しばくん)」兄のような存在だった。僕が祖父母の家に行った3日後に亡くなった。膵臓がんだった。もともと病気があった。ある日、突然倒れたらしい。僕が学校に行っているときだった。下校時間になり下駄箱に行くと、くっきりと母の字で書かれた手紙があった。手紙には
(しーくんが突然倒れたらしいから病院に連れて行って来るね。先に家に帰って宿題やってお父さんを待ってて。夕飯は材料が冷蔵庫にあるから作って食べてね)
こう書かれていた。何で僕を連れてってくれなかったの…僕が帰ったのが4時ぐらい。父が帰ってきたのは、7時過ぎ。母も9時過ぎだった。一人で夕飯食べて、不安な時間を過ごした…父が帰ってすぐに母に連絡をした。祖母が出た。その時にしーくんはあと1年と余命宣告を受けたことを知らされた。それから、1年以上の月日がたったある日また突然体調を崩した。11月の末、今年いっぱいと言われたが9月の末、最後の最後まで僕を慰めてくれた…しーくんの死を知り、こう思った。
(最後の最後までありがとう…僕の最高のお兄ちゃん。僕頑張るねお兄ちゃんの分まで生きるね)
〜END〜
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