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‐ 再生 ‐
第四話 『友達』
俺はドアを開ける。
警戒心は何故かない。
すると、目の前には
例の三人がいた。
俺のことバカ扱いしてた奴ら。
rt「来たで。」
us「来るのダルかったんだからな」
ky「別に来てって言ってねーよ」
ky「なんで来たんだよ」
us「まぁいいから入れろ」
gt「ちょー疲れたぁ〜」
俺は渋々三人を家に入れる。
この三人を相手にするのは
正直本当にめんどくさい。
だが、この世界のことを聞き出せそうだ。
rt「なー、キヨくん」
ky「なに」
rt「さっきのメッセージ、なんやったん?」
チャンス。
ここで色々聞き出してやろう。
ky「あ〜、いや、俺もよくわかんね」
rt「なんやそれ」
レトさんは俺をバカと言わんばかりに
けらけらと笑ってくる。
それに釣られて二人も笑う。
ky「それにしてもさ〜、
昨日のガッチさんの動画。
すっげぇ面白かった。」
gt「えー?ほんと?嬉しい〜」
us「俺も観た、爆笑したもん」
rt「えー、俺観てなーい」
gt「面白いから観た方がいいよ」
ky「自分で言うな」
ノリはいつもの感じだ。
特におかしな部分はない。
ただ、気になるのが…
やけに三人が俺の目を見て話してくる。
誰が誰と話してても、
俺にちらちら目を合わせてくる。
そして、一番気になるのが、
レトさんと俺の距離が 近過ぎること。
俺の隣に座っているレトさんが
どんどん距離を詰めてくる。
変な目で見てくるし。
でも、「変な目」っていうのは
やらしい意味とかそういうのじゃなくて…
ただ、怖い目をしている。
レトさんだけじゃなく全員だ。
不思議に思っているうちに、
いつの間にか三人の視線は
俺 に向いていた。