━━注意事項━━━━━━━━━
・ドールバース(のつもり)
・🍫🍪
・キャラ崩壊
・R15
・プレイ▶🍫 ドール▶🍪
・ちょこちょこドールバースの設定変更してます
・2人とも25歳
・長い
・変な文章になってる可能性巨大
・主はノベル初心者なので大目に見ること。
・苦手な人はここで閉じてください
【ドールバースとは】
ドール(元人形)とプレイ(人間)の二種類の人種が存在する世界。
ドールはプレイが小さいときにたくさん遊んでボロボロになったものをおもちゃ箱にしまいこみ、プレイが大人になったときに生まれる、元・人形である。
プレイと結ばれると身体が崩れ落ちてしまうという特異体質を持つ。
プレイによって、ドールは直すことが出来るが、元々の人形の姿に戻ってしまう。
プレイはドールの事を忘れていることが多い。
《引用:ピクシブ百科事典》
詳しくは検索!!
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「」⋯🍫 『』⋯🍪
ー🍫sideー
初めて出会った時、なんて綺麗な子なんだろうと思った。
お人形のように整った顔立ちに、アイドルや俳優にもキュンと来ない私でさえ見惚れてしまう。
大きくて宝石のようにキラキラした瞳。
ふわりとしたミディアムのハーフツインテールは艶やかな紅梅色で絹のように柔らかい。
色白で透き通った肌。
身体は整いすぎて、標本を身につけているようだ。
『はじめまして。』
「は ッ 初め、まして…」
柔らかく、優しい声と微笑みに少し緊張して、上擦った声を出してしまう。
でも…
なんだか懐かしい…そんな気がした。
あれから3年、私はすっかり🍪さんと仲良くなり、飲みに行く仲にもなった。
この3年間で🍪さんの色んなことを知った。
私と同い年だということ。
好きな食べ物も同じで、チョコレートとオムライスが好きだということ。
メンカラはピンクだけど、オレンジの方が好きなこと。
お酒は強くて、今まで酔ったことがないこと。
恋愛対象は女性で、今も初恋の人を想っている
こと。
(これを知って嫉妬してしまったことは内緒)
活動名が本名だということ。
「えっ!🍪さんって本名なの!?」
『ええ。』
「ひゃ〜、すごいね。私絶対無理だわ」
『“🍪”って名前は、すごく大切な人が付けてくれたんです。』
『だから、改名したくなくて…』
「へぇ〜。」
今日は(ていうか今日も)🍪さんと行きつけの居酒屋へ飲みに来た。
「__ッぷはぁ」
「く〜ッ!!やっぱお酒最高ー!!!」
『あんまり飲みすぎないでくださいね…?』
「ひゃぁ〜い」
やべぇもう呂律がおかしくなってきた。
🍪さんとだったらいつも飲みすぎちゃうんだよね…
んで、いつも介抱してもらってる。
いつもすみません。
「__ヒック」
『ほらぁ。言わんこっちゃない』
「えへへ、ごめんなさぁ〜い ヒック」
「🍪さんと一緒だから、テンションアガっちゃって〜」
『んもう…ほら、帰りますよ』
「 ッ あ〜い…」
『よいしょっと…』
『ほら、着きましたよ〜』
「んぅ…?あ、🍪さん……」
『はい、🍪です』
「…かあいい」
『!?も、もう!冗談はよしてください』
『それよりほら!お水、飲みましょ?』
「…あーい」
冗談じゃないんだけどなぁ…
「ん…」
水は飲んだけど、やっぱりぼーっとする。
私は無意識に🍪さんに寄りかかっていた。
なんだろ…すごく安心する。
🍪さんに抱きつく体勢になったまま、気づけば眠りについていた。
『〜♪』
ん…歌…?
この声は、多分🍪さんだな。
懐かしいなぁ。昔よく、お気に入りのぬいぐるみに歌ってたっけ。
『…』
歌、止まっちゃった…もっと聴きたかったな。
いきなり、頭の上に小さいけど暖かい手が乗った。
その手は何度も頭を優しく撫でるがたまに逆撫でで、
だけどその感覚がとても心地よかった。
『🍫ちゃん…』
え?
どうして🍪さんが私の本名知ってるの?
私、話したことなかったよね?
しかも、いつも敬語の🍪さんがちゃん付け…
『…もう私のことは忘れちゃったかな?』
🍪さんは🍪さんでしょ?忘れるわけないじゃん!
『__てもいいから…思い出して………』
最初の言葉、聴き取れなかった…
『🍫ちゃん、私も大好きだよ…』
!
「__ちゃん、大好きだよ!」
脳裏に小さい頃の私の声と姿が再生される。
大事そうに抱えているものがボヤけて見えない。
ねぇ、私が抱いてる“それ”は何?
思い出さないといけない気がするの。
大切な何かを忘れている気がするから…
「__ちゃんには、こっちのリボンが可愛い!」
「の_ちゃん ッッ お友達と喧嘩しちゃったよぉ……」
「_あちゃん、おやすみ。」
「ぷれぜんと…?」
「わぁ!可愛いねこのぬいぐるみ!!」
「名前はねぇ〜…」
「そうだ!」
!!
「あなたは今日から、🍪ちゃん!」
そうだ、全部思い出した。
🍪さんは、昔私が大切にしていた猫のぬいぐるみだったんだね。
だから、一緒にいると安心したし、初対面だったはずなのに懐かしさを感じてたんだ。
うん、私も🍪ちゃんが大好き。
世界で1番大好き。
🍪ちゃん、幼少期の私、思い出させてくれてありがとう。
「…ん」
部屋のライトが眩しくて開けた目を細めてしまう。
『🍫さん、起きちゃいましたか?』
「…思い出したよ。」
『え?』
「🍪ちゃん。」
『!!』
🍪さんは驚いたように目を見開いた。
「貴女が歌ってた歌は、私が🍪ちゃんによく歌った歌。」
「頭の撫で方も3回に1回くらい毛並みと逆の方向で撫でてたよね。」
「おはようもおやすみもずーっと一緒で、
友達と喧嘩した時は、愚痴聞いてもらってたっけ。」
「さっき貴女が私の名前を呼んだ時、すっごく優しい声だった。」
『🍫さん…』
「私もね、🍪ちゃんのこと、好きだよ。」
『!』
「ていうか、🍪さんの時から好きだった。」
そう、実を言うと私は出会った時に一目惚れをし、それからずっと🍪さんのことが好きだったのだ。
「本当はこの気持ち墓場まで持っていくつもりだったけど、やめるね。」
「私、🍪さんのことも🍪ちゃんのことも、大好き。」
「私と、恋人になってください。」
🍪さんは少し瞳をうるわせ、口元を手で抑えている。
『で、でもッッ…私、崩れ落ちちゃうよ?』
「それでもいい。貴女と結ばれたいから」
『🍫、ちゃん…』
🍪さんが少し俯き、突然口を開いた。
『私ね、人間になれた時、やっと🍫ちゃんとお話できるって嬉しかったの。』
『でも、、あなたは私のこと、覚えてなかった…』
「っ…!」
『そりゃもちろんっ!人間になって覚悟したよ』
『でもやっぱり、正面から覚えてないってはっきり言われたら辛かった』
『だけど、🍪さんとして、友達として接してくれて信頼されて、すごく幸せだった。』
『今だから言える。
「私も、愛してるよ…」
『必ず、直してね?』
「もちろん!絶対直してみせる!」
『うん。信じてる…』
🍪さんの目にはいっぱい涙が溢れていたけど、すごく幸せそうな顔だった。
私は、彼女の頬を両手で優しく包み、そのまま口付けを交わす。
一旦、唇から離れるとお互い少し息が荒かった。
すると、🍪さんは腕を首にまわし、ねっとりと唇を押し付ける。
『ん…』
「…ふ」
お互い少し声が漏れ、苦しくなるがやめられない。
離したくない、離れたくない、できればずっとこのままでいたかった。
しかし、彼女の身体が徐々に崩れていく。
身体の崩壊と共に、私たちの体勢も崩れた。
だが、お互いの唇からは一切離れなかった。
身体の崩壊は止まることを知らず、気づけば🍪さんの身体を抱き寄せ、頭を支えながらキスしていた。
🍪さんの手も私から一切離れないが、抵抗する力が段々弱くなってくる。
やだッッ……、やだッッ!!!
離れたくないよッ…!!
彼女への想いが強くなると同時に私の目から涙が零れた。
その一雫は🍪さんの頬の上に落ちたが、そこもすぐに崩れてしまった。
とうとう口も崩れてしまい、後は身体の5分の1と右目だけだ。
お互い涙をいっぱい溜めながら見つめ合う。
「やだッッ!!行かないで…っ」
私の目からぼろぼろと大粒の涙が零れるのを見て、一瞬🍪さんの目が見開いた。
すると、私の頬に残りわずかに残っている手を伸ばし、そっと撫でた。
「🍪さッ………?」
彼女は何も言わない。
でも、最後の力を振り絞って目を細めた
「!!!」
私の瞳からまた大粒の涙がたくさん落ちる
彼女の顔が滲んで見えないほど。
『ありがとう…』
「!?」
聞こえないはずの彼女の声にはっと顔を上げると、🍪さんは私の腕の中から消えていた。
こみ上げてくる悲しい思いを抑えきれずに泣き崩れる。
メイクもぐちゃぐちゃで、ご近所迷惑かもしれないけど、悲しくて悲しくてたまらない。
今日、私は大切な人を失ってしまった。
十数年後、家庭を持った彼女の部屋には、ぼろぼろの猫のぬいぐるみが飾ってあった。
はい!かやのです!
ドールバースの🍫🍪、いかがだったでしょうか!
最後の方の終わり方訳わかんなくなっちゃいましたけど…笑
まあ、また修正します!
良ければ、いいねや感想お願い致します!
それでは、また。
コメント
1件
やばい泣いちゃいました(´;ω;`)