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二人の隠し事と一人のお悩み

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二人の隠し事と一人のお悩み

1 - 愛情表現は相手がわかるように行いましょう

♥

85

2025年04月02日

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⚠️口調など違っていたらすみません!

❤️=雨栗

💙=ルザク

💚と♡なし=米将軍




🍚米将軍視点🍚


さんちゃんく!として活動して三年が経つ。


楽しいことも辛いことも沢山あったけど、三人の絆で乗り切ってきた。


二人のことは、よーーーく理解している。


……と、思っていたんですけれども。




ピロンッ

❤️「〜〜でさーw 」

💙「うんw最高だよね」


「はよー」


❤️「おわっ!こめしょー!」

💙「わ、こめしょーおはよ」



「なになに〜!俺の事でも話しとったんか〜!?」


❤️「なわけないだろ〜w」

💙「ね〜w」




はいこれ。


ココ最近、俺を除け者にして二人だけで盛り上がることが増えた気がする。



この前も


ピロンッ

❤️「だからさ!こめしょーが〜…ァ!ヤベッ 」


「なぁにがやばいのよ」


❤️「いやーーーー、そんなこと言った、っけ……?」


💙「こめしょーの気のせいじゃない?」


明らかに俺に聞かれたくない俺の話をしてて、問い詰めても気のせいだの関係ないだのはぐらかされちまう。



そりゃあ二人はマイクラのプロで、二人だけで話した方が盛り上がる話題も多いだろう。


それに、二人は周りに気を遣いすぎるきらいがある。

簡単に言えば、優しすぎるのだ。



だから、俺に気を遣って話したいことも話せない時だってあるだろう。




もしかしたら、プライベートでも二人は仲がいいのかもしれない。


もしかしたら俺は、二人の時間を邪魔しているのかも……?





考えれば考えるほど、二人の考えていることが分からなくなっていく。



もしかしたら、もしかしたらと、あるかも分からない想像を思い浮かべては沈んでいく。



❤️「……しょー?こめしょー?」


「…ぅえ!あ、ごめんなに?」



💙「珍しいね、考え事?」



「なんだよw俺だって考え事ぐらいするってのw」



慌てて取り繕うも、上手く笑えてる自信が無い。


こういう時、Webカメラとかつけてなくて良かったと思う。


流石に顔を見られれば、いつもと違うってバレることくらい分かってるから。


積もり積もった小さな影は、いつのまにか俺を包む暗闇になっていた。



真っ暗な闇は、俺をひとりぼっちにさせる。


光のように眩しい二人の隣に立つには、あまりにも不釣り合いで。



…もしかして、俺なんか


「いない方がよかっーーーー




❤️💙「「こめしょー、それ以上言ったら怒るぞ/よ」」



っえ」





圧のある二人の声に、身体がはねる。


マイクが 体に当たり〝ガタン!〟と大きな音をたて、思わずごめんっ!と叫ぶ。


とりあえずなにか話そうと思うも、 先程の圧を思い出し結局口ごもるしかなかった。




❤️「…あのさ」




しんと静まり返る部屋に、雨栗の存外優しい声が響く。



❤️「こめしょーが何を思ってそう言ったのかはわからんけど、私たちにとってこめしょーは代わりのいない大切な存在だから」



💙「そうだよ。だから、僕たちの大切なこめしょーのこと、こめしょー自身が悪く言わないで」




続くルザクくんの言葉に、俺はとんだ勘違いをしていたことに気付く。





「……俺の事、捨てたりせん?」





思っていたより情けない声が出て、だんだん悲しい気持ちより恥ずかしい気持ちが勝ってきた。



違う意味でもごもごしていれば、逆になんでそうなるの?と質問で返されてしまう。



「だって最近、二人とも俺のいないとこで内緒話とか凄いし…」



「いくらコメントで『初心者じゃない』って言われてても、二人と比べればやっと毛が生えた程度だし…」




「……二人だけで楽しそうにしてるの見るの、正直、キツい、かも、なんて……」



最後の方はもはや言葉になっているか怪しい。

それに、言葉にしてみれば己のなんと幼稚なことだろう。


友達を取られて嫉妬する子供レベルじゃあないか!


この歳にもなってこんなことで……と頭を抱えていれば、ヘッドフォン越しに奇声が届く。




❤️「待って。無理かも。耐えらんない」


💙「わかる。ねぇもうどっちのとかじゃなくてよくない?二人のにしちゃおうよ」




俺の与り知らぬところで何かが決まったらしい。というか、なんで俺にはわからんのに二人は通じあっとんの!?



「ちょっとまて、言ってる意味がわからん!俺にもわかるように言ってくれ!」



パンクしないよう落ち着こうとする俺を嘲笑うかのように、二人は爆弾を落とす。






❤️💙「「つまり、私/僕たちはこめしょーを閉じ込めたいくらい好きってこと」」






「……満更でもないかもしれん」


❤️💙「「…えっ」」


「……その代わり、手、離すんじゃねぇぞ」


❤️💙「「!!!」」





二人の手を取れば、キラキラと世界が輝いて見えて


俺の周りにあった暗闇はいつの間にか晴れていた



もしも本当に閉じ込められたとして、ふたりと一緒ならそこは光溢れる世界なのかも?



そんなことを思うくらいには、俺も大概2人のことを好きなんだと思う。






(うちのお姫様はなんて愛らしいのだろう!!)


(言われなくたって離すつもりないのに。こめしょーは心配症だなぁ)





❤️💙「「私/僕たちの愛、身と心に教えこませるから」」




覚悟しててね、こめしょー💚





💚(ところで、俺のいないとこで盛り上がってたのって…)


❤️(あぁ!こめしょーがいかに可愛いかを語ってた)


💙(自分の前でしか見せないんだよ〜って自慢してたんだよね〜)


💚(…はぁあああ!?なんだよそれ!そんなのに嫉妬してたの超恥ずいじゃん!!!)


❤️💙((可愛かったね〜〜〜💚))




ちゃんちゃん!

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