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私は田舎でもなく都心でもない平凡な街に男と女の双子として産まれてきた。
?「おぎゃーおぎゃー」
この泣き声は双子の兄の海(うみ)のもの
お母さんの隣で泣いている海の隣に居るはずの私はこの場にはいない。
私は2300g、兄の海は2400gで産まれた。
このころ2400g以下の赤ちゃんは保育器に入る決まりとなっていた為、私は保育器の中だった
お母さんに抱かれる兄を横目に1人悲しく保育器の中で1週間暮らす寂しい人生の始まり
これが誕生からの初めての不幸であったと言えるのではないかと思う。